面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

自民党の補欠選挙全敗の理由は裏金ではなく経済が悪いからだ

2024-04-29 21:06:51 | 政治
自民党が補欠選挙に全敗した理由は裏金のせいではない。経済だ。バブル崩壊以降30年以上経つがいつまでたっても自民党は経済を良くすることができないから岸田文雄の支持率は低迷しており、自民党の政党支持率も下がりだし、今回の補欠選挙で惨敗したのだ。裏金は付け足しに過ぎない。

そのことをトルコ出身(帰化しているかはわからない)のエコノミストは分かっているようだ。これまで存在を知らなかったが、自民党惨敗の理由を見事に見抜いている。自民党にしろ立憲民主党にしろ財務省にしろそのことを理解していると良いのだが。

~~引用ここから~~
『これが自民党が全敗した真の理由』 東大卒エコノミスト、衆院3補選の自民党全敗に指摘 「裏金は追い討ちをかけただけ」:中日スポーツ・東京中日スポーツ

『これが自民党が全敗した真の理由』 東大卒エコノミスト、衆院3補選の自民党全敗に指摘 「裏金は追い討ちをかけただけ」:中日スポーツ・東京中日スポーツ

トルコ出身のエコノミスト、エミン・ユルマズさんが28日夜にX(旧ツイッター)を更新。この日投開票された衆院3補選で自民党が不戦敗を含み...

中日スポーツ・東京中日スポーツ

 


 トルコ出身のエコノミスト、エミン・ユルマズさんが28日夜にX(旧ツイッター)を更新。この日投開票された衆院3補選で自民党が不戦敗を含み全敗したことの要因は、裏金問題よりも円安による物価高だと指摘し、さまざまな意見が寄せられた。

 候補者を擁立した島根1区だけでなく、擁立しなかった2つの選挙区でも議席を失った自民党。東大卒で日本の証券会社で勤務経験のあるエミンさんは「自民党が全敗したようですが、メディアは相変わらず裏金問題のせいにしています。日本だろうが米国だろうが政治が動く時にその背景に経済があります。円安による物価上昇は国民生活を直撃しています。これが自民党が全敗した真の理由。裏金は追い討ちをかけただけ」と私見をつづった。

 この投稿に「そうでもないですよ。その考えは金融にどっぷり浸かったごく普通の国民とはかけ離れた発想かと。割とワイドショーの影響でお灸据えたい人は裏金の件で動いています」との反論も。その一方で「国民の生活に直結しているのはやはり経済」「裏金だけなら、島根であんな負け方しません。みんな円安と保険料から子供手当を出すやり方に怒ってるんです」「『賃上げしたから負担なし』という無茶苦茶な詭弁にも呆れ果てたんだと思います」「円安止めるには利上げしなければならない。しかし、金利を上げれば住宅ローンの返済額はあがり国民を苦しめる結果になります」などの反応があふれた。
~~引用ここまで~~


まあ私は円安が理由とは思わないのだが。岸田文雄は23か月連続で実質賃金を下落させた最低の内閣総理大臣だから惨敗したのだ。経済、経済、経済。国民の望みはずっと経済の再生なのだ。それを理解しているのか、理解さえしていないのか、理解しているが経済を再生させられないのかはわからない。何れにしろそれでは選挙には惨敗するしかない。

全国紙五紙と東京・中日新聞の社説を読んだが、裏金問題と政治資金規正法の改正に触れているものばかりで経済に言及している新聞はなかった。国民がなぜ怒っているのか、政治に失望しているのかわからないようだ。あるいは財務省の犬としてわざと言及しなかったのかもしれない。

どちらにしろ新聞に価値がないことが改めてわかった。しかも東京・中日新聞以外の全国紙五紙はガソリンへの補助金を廃止を社説で主張するのだ。安くない購読料を支払って負担が増えては堪らない。自分で自分の首を絞めるに等しい。新聞は不買・解約して家計を助けたい。

岸田文雄は派閥解消と安倍派と二階派を封じ込めに成功したので岸田降ろしは起こらないだろう。9月の自民党総裁選までだらだら岸田政権が続くのだ。

そこで自民党はメディアジャックして総裁選をデカデカとやって新しい総裁で解散総選挙に臨むだろう。キングメーカーの麻生太郎が推している上川陽子が初の女性総理総裁となるかもしれない。

そうなると選挙はどうなるかわからないかもしれない。民主党政権があれほど期待されたのに経済再生どころか消費税増税を強行したことを国民は忘れていないからだ。今の立憲民主党執行部は財務省の犬で民主党政権を牛耳っていた連中とほとんど同じだからだ。

政局を当てるのは難しいし、当たったとしてもあまり意味がない。経済が良くなるわけではないからだ。ブログ読者が増えてくれれば嬉しいが。

岸田文雄が政権を建て直すなら消費税を廃止ないし減税してインボイスも撤回する。ガソリン補助金だけではなく電気・ガスへの補助金を継続する。国債を増やして歳出を増やす積極財政に転換するしかない。

しかし岸田文雄は子育て支援と称して社会保険料を増額するし、再生エネルギーの賦課金まで増やす「増税メガネ」だ。国民がなぜ自民党と自分に苛立っているかさえわかっていないのではないだろうか。

政治資金規正法を完璧な形で改正しても支持率は上がらない。そんなことはどうでも良いからだ。

田中角栄がなぜ逮捕起訴されても当選し続けたのか。鈴木宗男が自民党を逐われても当選するのはどうしてか。二階俊博が三男に世襲できるのはなぜか。

経済だ。自民党国会議員が中央の予算を地元に持ってきて食べていけるようにしたからに他ならない。だがバブル崩壊以降は小渕恵三が経済を良くしたが、そのあとは小泉純一郎が緊縮財政で叩き潰してしまった(森善朗はマスコミ受けは最悪だったが小渕恵三路線を継続した)。

その反動で自民党は政権から逐われたのだが、民主党政権がそれ以上に酷いのでまた返り咲くことができた。だがそれも限界のようだ。国民もそろそろ自民党を政権から逐うようだ。日本初の女性総理総裁で乗り切る可能性もあるが。

政権維持のためだけではなく、国家の維持のためにも財務省を抑え込み、積極財政に転換するしかないのだが、岸田文雄にその気はない。立憲民主党も執行部は財務省の犬だ。

だから東京15区は須藤元気か飯山陽に当選して欲しかったのだが、選挙はそう上手くはいかない。須藤元気が次点で善戦したことで一部では評価されているようだ。

しかし日本保守党の代表百田尚樹があそこまで安倍晋三を慕っていたのは知らなかった。支持を考え直すべきかもしれない。私は安倍晋三のことを全く評価していないからだ。

新聞は国民が求めているものは経済なのにそれに社説で言及しない。報道しない自由も多いし、存在が有害のようだ。不買・解約して影響力を減らすことが日本のためだ。家計も助かる。

テレビも薄っぺらいワイドショーなど見ていては健康を害するそうだ。60代以降の人は見ない方が良いそうだ。現役世代は仕事などでワイドショーを見る暇はあるまい。専業主婦なども見ない方が良い。

補欠選挙は投票率が低かったのが残念だった。補欠選挙だから仕方ない面もあるが、政治を変えるには選挙が一番穏当なのだ。いくら政治が悪くてもテロをやるわけにはいくまい。だが自民党が駄目でも立憲民主党も駄目だから他の選択肢があればそちらを選択して欲しい。

最後にランキングボタンを押してくれるようお願いする。ランキングが上がればより多くの人に読まれるし、私の気持ちも上向くからだ。

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