わたしたちの住処をつくる記録

いえづくりについて、できごとと考えたことを記録しておきます

2F室内造作進む

2015-06-14 23:51:59 | ただいま普請中
2階がだいぶ進みました。

ラスボードもだいぶ張られ、仕切りの下地ができてきています。

こちらはスタディルームとクローゼットの間の仕切り。

ランバーコア二枚を継いでいます。出来上がったものは見た目ただの板なのですが、そこにはちゃんとした加工があるようです。まず床との接合部分は「雇い実」を入れているそうです。2枚のランバーコアを継いでいる部分は「ビスケットジョイント」。さらに、上から見ると、柱にも凹状に「しゃくり」が入れられていて、そこにはめ込まれています。柱の面に上から打ち付けているわけではありません。見え方が全然ちがってきます。


こちらは二階のフリースペースの手摺の材料。きれいな桧です。

これを「施工図」にあわせて、このように組み合わせるそうです。

「施工図」には赤で修正が入れられていて、よく見ると見付30㎜の格子が27㎜に変更されていました。たった3㎜の差ですが、たぶん見た目に影響するのでしょう。手の出演は斉藤棟梁。床にぴったりの穴が開き、ここに差し込まれます。



こちら二階のトイレ。

杉のいわゆる「腰壁」が張られています。一般的な腰壁より低く、板は横貼り。だいぶ印象が違い、いい空間になっています。妻はこの段階でこの空間が気に入ったようです。

さてこちら子供部屋のロフト。

このロフトは30mm厚の杉板が下の天井とロフトの床を兼ねています。ロフト下に照明がつくのですが、板一枚ですので、配線するスペースがありません。ということで、板の中に穴をあけて配線を通しています。とても面倒なことをやっています。



今日は斉藤棟梁がいらっしゃったので、短い時間でしたがいろいろお話を聞けました。。
技術的なことを聞き、改めてしっかりと手間のかけられた建物だと感じます。完成したものをただ見るのではなく、その過程を少しでも知ることができれば、料理同様、完成したものの味わい方がちがってくるのでしょう。
 

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