わたしたちの住処をつくる記録

いえづくりについて、できごとと考えたことを記録しておきます

土地を探し始めて

2014-11-20 22:38:13 | 土地まで
2013年の年初め頃から、土地を探し始めました。と言っても、土地の相場も探し方も分かっていませんでしたので、勉強のつもりで、とにかく見てみることにしました。
インターネットにたくさんの土地情報がありましたので、まずはとにかく安くて広い土地を探しました。
200坪以上で300万円台とか、そんな土地が割と近くにありました。200坪という広さがどれほどのものか見当もついていませんでしたが、「なあんだ、そのくらいで買えるのか」と思って、不動産屋に連絡もせず二人でいくつか勝手に見に行きました。
思い立って二人で見に行ったその日は雪が降り、あたり一面真っ白で目的の場所がわからずじまい。何日かあとにリベンジすると、「なるほどそういうことか」とわかりました。安い土地には理由があったのです。
土地のすぐ南は農地で日当たりは良かったのですが、低い山の北向きの斜面がこちらを向いており、私たちを見下ろすやや暗い視線を感じました。そこはオーシャンビューでもマウンテンビューでもなく「墓ビュー」だったのです。
お墓自体が悪いとは思いませんが、毎朝起きてカーテンを開けた窓から見る一日のスタートがお墓、という場所に、好き好んで住んでみたいとはどうも思えません。

これ以来、折に触れてさまざまな条件の土地を見て回りました。そのうちになんとなく土地の相場感覚がつかめるようになって行ったのですが、この「墓ビュー」というもの、予算が限られる私たちの土地探しでは、そこかしこで姿を現すことになったのです。

ピアノと暮らせる場所を

2014-11-12 18:33:03 | 土地まで
私たちは家族になる前から、家を建てる計画をしていました。
すこし早いかな、とも思いましたが、年齢的にローン返済の年数のこともあり、
将来家を建てるつもりなら、いっそのこと早い方がいいと急ぐことにしました。

しかし、私たちにとって一番大きなきっかけは、ピアノのことだと思います。
妻が一緒に育ち苦楽を共にしてきたグランドピアノ。
私たちが一緒に暮らすにあたって、そのピアノの置き場がなくなってしまったのです。
グランドピアノを置けるアパートを探しましたが、意見があわず、
思い切って早くマイホームを建てることにしてはどうだろう、
と考えたのです。

私はアパート代とローンの返済額、それぞれの総額を比較し、
それが1か月遅れるごとにどの程度の損益になるのか、
表を作って検討しました。
我が家の財政的には「早ければ早いほうがいい」。
そんなあたりまえな計算結果が出てきました。

そのようにして、私たちは結婚式前から、
ピアノを置くことのできる家の検討に入ったのです。


かつてピアノの上に展開されていた「どうぶつ会議」

地鎮祭

2014-11-10 23:42:51 | ただいま普請中
本日、無事地鎮祭を終えました。

いよいよこれから始まるのですが、まだ実感がありません。
今日は娘もとてもいい子にしていました。
実家の母も犬を連れてきてくれ、犬もとてもいい子にしていました。
昨日までのしとしと雨が嘘のようにあがり、
松本平が晴れやかに一望でき、紅葉を残した山々が午後の光に美しく光っていました。




私たちがマイホームを建てようと本格的な検討にはいってから、
ずいぶん経ったような気がします。
やっと「地鎮祭」まできたのですが、
はて、もともとはどういうつもりでマイホームの検討に入ったのか、
だんだん思い出せなくなってきていることに気が付きました。

そこでこのブログでは、
少しずつこれまでの経緯や考えたことを思い出し振り返りつつ、
家づくりの進捗を記録していきたいと思います。
それで、何年後かに見返して、
ああ、そんなこともあったなぁ、と懐かしむなり、思いを新たにするなり、
そんなことができればいいと思っています。