雅藍(がお)っぽさまるだし2。

芝居やゲームやWWEや映画やライブを糧に人生を何とか過ごしてる、そんな雅藍(がお)さんの日々をまるだし。

そんな春の夜も、素敵なんだ。

2007年03月30日 | それでもナントカ生きてます(日記)
0:40 中野坂上駅。

とっくに終電は過ぎている。


タクシーに乗る気が起きなくて、そのまま真っ直ぐ歩く。


歩きながら、今日一日に出会った人の顔を、
一人一人丁寧に思い出す。


自分の指の腹で一つ一つの形をなぞっていくように、
今日一日を確認していく。


初めてであった人。
初めて言葉を交わした人。
もう二度と会わないであろう人。
すれ違うだけで顔すら思い出せない人。
いつも見かける人。
いつも会話を交わす人。
言葉だけだった人。
言葉を交わせなかった人。
親しい人。
親しくない人。
親しくなりたい人。
親しくなりたくない人。
幸せになりたい人。
幸せになって欲しい人。そうでない人。


今日はあまりにも多くの人と会い過ぎたようだ。
50人ぐらいの段階で、数えるのを諦める。


0:55 新中野駅前

自分がどれだけの人の影響を受けて、
どれだけの人に影響を与えられるのかを、また、考える。

私に関わってくれたおかげで人生が変わった人は確かにいる。
私が関わったおかげで人生が変わってしまった人はいるのだろうか?

私は誰と繋がっていて、誰と繋がっていると錯覚しているのか。

そんなことを、発作のように考え始める。

世界がある限り誰かと一緒にいないといけないのだけど、
それが誰なのか、本当にその人が正しいのか、
不安になる。

私は誰に、何をしてあげられるのか。
そのことで頭がいっぱいになって、
パンクする直前で、頭を振る。

すぐに、自分が何を思い悩んでいたのか、忘れてしまう。


1:10 東高円寺駅

あっという間に桜が満開だ。

寄り道。


夜の桜はなんでこんなに艶かしく、危ういのだろう。

レンズを向けると、どこからとっても切り取れるような。
絵になるような気さえしてしまう。


昼の桜の前で、女性を撮る場に立ち会った。
多分、私が好きな情景の一つ。
そして今の私には遠い情景。

だから、嫉妬してしまう私に私は戸惑う。
距離に戸惑う。

一つ一つ、丁寧にナゾって進んでいけば、
たどり着けるのかなと、不安が顔を覗かせる。

振り払うように、一心不乱にシャッターを切る。
この一つ一つの動作が、階段を登る一歩一歩なんだと信じながら。


月に桜はよく映える。
怖いくらいに。


1:30 新高円寺

疲れているけど、心は高ぶっている。
それは実にPOSITIVEな感触。

こんな夜更かしもいいもんだ。


ティラミスの話をしたので、
ティラミスを買って食べてみた。実に美味かった。



春、なんです。


【本日飯の記録】
昼:渋谷駅にて、天ぷら蒸籠(せいろ)そば。
  天ぷらが堅くてがっかり。
夜:お弁当を戴く。ハンバーグとオムレツ入り。
  帰宅してからおにぎりとティラミスなんぞを。
  あと、ウーロン茶。
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