雅藍(がお)っぽさまるだし2。

芝居やゲームやWWEや映画やライブを糧に人生を何とか過ごしてる、そんな雅藍(がお)さんの日々をまるだし。

東京ゲームショー2005探訪記・その10(SNK&その他):レポートはやっと終わり。だけど?

2005年09月30日 | 画面の向こう側の無限の物語(ゲーム)
と言うわけで、10回にわたり2週間以上かけて、
TGSレポートをさせていただきました。
もはや「いまさら感」満載ではありますが、
最後のレポートもお付き合いくださいませ。

SNKプレイモア
ここはトコトン格闘ゲームでせめてますな。
そしてその方向性は正しいと思います。
ブランドとしてきっちり確立してるって言うことは、
攻める方向性も見えてる
と言う意味では間違ってない、と。

で、よくよく思い出したらここって「オリジナルSNK」じゃ
なかったんだよねぇ。
すっかり忘れてましたが。
一度「SNK」ブランドは消滅したわけですが、
別の会社が引き継いで(トラブルはありましたが)、
完全に復活してもはや幾年月。
むしろオリジナルよりもブランドとして強固になり、
ゲーム好きに認められたと言っていいでしょう。

ただ、現在のところブランドが強固な分、
シリーズもの(KOFとか)や過去の作品の焼き直しや、
総集編的ゲームが多いのが弱点と言えば弱点。
その弱点をどうやって利点に変えていくのか、
そろそろ試練の時が見えてきたかもしれません。
現在のままでは大きく落ち込むことはないけど、
大きく上昇する要素も見えづらいのが、本音ですから。

でも、例えば格闘ゲームから久しく遠ざかってる私にも、
「NEOGEO BATTLE CORLISEUM」
魅力的に映ります。

大きく変わる必要はないと思う。
現在のブランドを発展強化する形で変えていって、
数年後、気がついたら大きく変わっていたと言う、
そんなシフトチェンジが一番いいんじゃないかと思います。

と言うわけで、ある意味「格闘ゲーム最後の砦」SNKには、
今後とも頑張って欲しいと思う限り。

今回のブースも、ファンとともに歩むSNKらしい、
いいブースだったと思います。

…ゲームは時間がなくて全然プレイできませんでしたけど…。


コーエー

もはや「無双シリーズのコーエー」になりつつある気する。
勿論SLG「三国志」や「信長の野望」もまだ人気あるんだろうけど、
話題性で盛り上がるのはやはり「無双」シリーズ、なんだよなぁ。

そして、もはや無双シリーズではちっとも興味がわかない私がここに。

三国無双3の一連のシリーズで、お腹いっぱいなんですわ。

なんだかコーエーも袋小路に入りつつあるような気がしてしまうのは、
私の気のせい、なのかなぁ?気のせいだといいんだけど。

ブースも一時期の盛り上がりに欠ける様な気がしました。
明らかに以前よりも縮小してるし。
ボーイズラブ系には興味ないし。

と言うわけで、去年も確かスルー状態だったんですが、
今回も一目見ただけでスルーしました。
来年はもっと盛り上がってくれると、いいなぁ。


D3パブリッシャーズ

完全に「SIMPLE2000シリーズ」がブランドとして確立。
お色気関係で暴走気味ではあるけど、
徹底的に「エンタテインメントであれ」的なスタンスを崩さずに、
それを安価にばら撒くと言うのは、一つの正しい形だと思う。

正直以前は「安いゲームねぇ…」って言うネガティブな目線で見てたけど、
いまや注目せずにはいられないメーカーにのし上がったと思います。

と言うわけで、今後の要注目は…「お姉チャンバラ2」
この突き抜け感はまさにD3の面目躍如!
ブースでも大プッシュしており、主人公のビキニ戦闘服スタイルの
おねーさんが開場で目立っておりました。
いや素晴らしい。

下手な鉄砲数撃ちゃあたる…な面も否めないけど、
それでも一本芯の通った方向性は、これからも目が離せませんな。

男としては、少なくともこのお色気路線はもっと突き抜けて欲しいと思う限り。


・その他!

オンライン系のゲームが、全体的に勢いが鈍ってるような…。
少なくとも去年ほど沢山見かけなかった。
大手の「ガンホー」とか「グラヴィティ」とかは頑張ってたけど
(コスプレも頑張ってた!)、
その他去年あんなに沢山あった中小系が、一気に目立たなくなってた。

オンライン系もそろそろパイの奪い合いに突入してきたのかも。
韓国や中国ほど、日本ではオンライン系ゲームの成長性って見込めないと、
私は思っているのですよ。国民性の違いもあるし。

来年どうなるのか、ちょっと気になります。


一方隆盛を誇るのは「携帯電話ゲーム」関係。
色んなところで言われてることですが、
「ハイエンドゲームと、手軽な携帯ゲームの2極化の進行」は
確かに感じ取れます。

これはゲーム業界のみならず、日本の社会全体のキーワードであり、
ゲーム業界が遅れてその状態に突入したと言えます。

さて。
年末にXBOX360が発売され、
来年にはPS3とレヴォリューションが発売。
一方で携帯電話の進化も確実に進むだろうし、
DSやPSP等携帯ゲームが本格的な発展期に突入。

今年から来年にかけて、
ゲーム業界もまだまだドラスティックな変化が起こる予感がプンプン。

20年以上ゲームに付き合ってきたミーハーゲーマーとして、
つぶさに見続けて、「お祭」を楽しんで生きたい思いつつ、
幕張メッセを後にした、今年のゲームショーだったのです。



いやぁ。やっと終わった。
でもこれで「ネタがないときのレポート便り」も通用しないなぁ。
どうすっかなぁ、これから。
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