雅藍(がお)っぽさまるだし2。

芝居やゲームやWWEや映画やライブを糧に人生を何とか過ごしてる、そんな雅藍(がお)さんの日々をまるだし。

狂ったようにどんなに聞いても鳴り響くのは、繰り返される諸行無常で、自問自答

2005年08月02日 | それでもナントカ生きてます(日記)
最近、iPodにしてから音楽の幅がぐんと広がった。
iPodにするとCD買わなくなるんじゃないかと思ったら、
逆に「新しく気に入ったアーティストの曲を買う」という方向で、
CD買う頻度は去年より増えてるかもしれない。
気に入った人ならちゃんと買って手元に置いておきたいというのと、
やはりきちんと買うことでアーティストを評価したいという気持ちが、
どうやら正しく働くみたいだ。

今日はHOME MADE 家族の「少年ハート」と、
サンボマスターの「世界はそれを愛というんだぜ」を買ってきた。
良く考えたら、どちらもTV番組の主題歌だ。
でもどっちもちょっと前から気になっていたアーティストでもある。

「少年ハート」はアニメ「エウレカセブン」の第2期OPテーマでもあるのだが、
なんだか「エウレカ」のファンには評判が悪いらしい。
でも曲それ自体は凄く魅力的だと思うのだけどね。
アニメ「BREACH!」の最初のEDテーマもこのラップグループが歌ってて、
その曲「サンキュー!」が凄く前向きでいい曲だった。
ラップ系のグループだと攻撃的とか挑戦的とかのイメージがつきやすいけど、
このグループは正統的で前向きな曲が多くて、凄く好感が持てる。
今では照れくさくて真正面から歌えない曲も、
ラップにしてちょっとリズムにくるんで歌うと、こんなに素直に歌えるという、
非常にいいお手本だと思う。
OPテーマとしてでなく、曲それ自体を(特に詞をじっくりと)聞いて欲しい。

サンボマスターは言わずもがな。
こちらは真正面で歌うと恥ずかしくなるような言葉を、
思いっきり真正面で歌うことで逆にものすごくかっこよくなってるという、
ある意味稀有なロックバンドだと思う。
批判したりシニカルに見ることだけに長けて、疲れて、
日常を斜めにしか見れなくなってしまった現在だからこそ、
ここまで真っ直ぐな歌がダイレクトに心に響いてくるんだと思う。
オタクでもヤンキーでもマンバでもセンターGUYでもセレブでも、
元は同じ「人間」なんだから、ストレートな言葉が一番響いてくるんだよ。
それを今日本で一番体現してる、ロックグループだと思う。


でも。
実は今馬鹿みたいにヘビーローテーションしている曲がある。
向井秀徳率いる「ZAZEN BOYS」の、
「自問自答」と「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」。
この1ヶ月、毎日何十回もこの曲ばかり繰り返してる。
そして全く聞き飽きない。
なんだろう。今の私にはこの2つの曲が毎日ガツンガツンと響いているんだ。

彼のHPで、ライブバージョンが無料でダウンロードできるから、
ぜひ一度聞いてみて欲しい。

こんなに狂ったように聞きまくってるのって、随分久しぶりな気がしている。
言葉では表現できないんだけど、この2曲だけが今の私には「必要な音楽」に
なっているような気がしてたまらないんだ。

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