双龍の感動の書生活

日々の感動を一文字で表現

忘己利他

2006年03月10日 17時38分53秒 | 書作品
「忘己利他」

天台宗の開祖最澄の言葉です。
 『「己を忘れ他を利するは慈悲の極みなり」と説き、金光教、仏教の違いを超えたところで、自分の利益・幸福を第一義として生きる私たちにとっては、奇妙な新鮮さと清々しさとを与えてくれる言葉。
 よりよく生きたい。幸せに生きたい。誰もがもつきわめて当然の願いである。ただ、その願いが自分だけなのか、自分とその家族なのか、それともみんないっしょになのか、ここに大きな違いが生まれる。
 自分本意な生き方が、世の中のくるいにつながっていることは事実であろう。これは言い換えれば、生き方を改めぬかぎり、幸せな環境、平和な社会は生まれないともいえる。』


これがざっと「忘己利他」を表す解説です。

素晴らしいです。
少し前に瀬戸内寂聴さんもこの言葉を大切にしているとおっしゃってました。


ですが、少し私の考えは違います。

人間はもっと自分に素直になるべきだと思います。
どんな人間でも、心の中に利己的な考えが思い浮かぶことは当然のことです。

だから、「人のため」と考えすぎるのを止めて、「自分のため」に人に尽くすと考えたらどうでしょうか。

誰だって自分中心に物事を考えるのは当たり前です(^^)

人間ですからね。

私も結局は「自分のために」活動していますから。。。


賛否両論を生む意見だと思いますが、これが資本主義の世界をより良くする一番の方法だと私は考えます。

長くなってスミマセン。