待ち時間に、前から行ってみたいコーヒーの美味しいと聞いた喫茶店に行ってみました。二つのエピソードから、お店を、と言うより店主を想像してみてください。
入るなり、少し時間がかかりますが、待てますか?と聞かれました。注文をもらってから、豆を挽くのかな?まさか焙煎から始めるわけではないだろうな。とか思いながら、大丈夫です。と答えて座らせてもらえました。やはり注文をもらってから、豆を挽き、ゆっくり、自分の時間で、ドリップをしていきます。途中、老夫婦が入って来て、同じように、時間がかかりますが待てますか?聞いています。婦人の方は、何分ぐらい?と聞いています。店主は 何分とはいえません。時間がかかってもお待ちになりますか?とだけ答えました。老夫婦はそそくさと帰っていきました、、、
さて、コーヒーの出来るまで店内を見渡すと、女性一人と、お喋りに夢中の、友達らしい中年女性の二人組です。店主は私のコーヒーを出すと、小さな中庭に椅子を出しました。鉢植えの観葉植物を移動して、その椅子が見えなくなる位置に置きました。そして、先ほどの女性一人の客を案内してそこに導きます。なんだろうと想って、ふと、その人を見ると、泣いています! 気がすむまで、周りを気にせず、そこにいなさいと言う意味なのでしょう。全て無言の進行でした、、、