わんこと健康 「雪、最期の日」

２００９年１０月１９日(月)


「おはよう！　雪」

やっぱり元気がないないぁ～。


体温を計ってみる。３７．９℃。



「雪ぃ～。大丈夫かい？」

だんだんと目に生気がなくなってきた。
やっぱりもう一度、かかり付け医に診てもらおうということで、
朝一で病院に行った。まだ開いてなかったので待った。



その後に訪れる突然の出来事など予感させる様子もなく、
自分で車から降りて、歩いて診察室まで行った。



採血や診察が終わった直後、診察台の上で倒れこんだ。
先生達が懸命に蘇生をしてくださった。

「先生。もういいです」

雪のおわりだった。２００９年１０月１９日(月)　午前９時７分　永眠。

いつも診てくださった二人の獣医さんに看取られてもらって良かったね。
父さんもこの日は特段の用事は無いからと、お休みをとってくれた。
二人の獣医さん、雪父と私、雪母、四人に看取られて虹の橋へ旅立った。

「きっと先に逝ったみんなが迎えにきてるから、大丈夫だよ」
そんな言葉しかかけられなかった。


家に着いてから、おじいちゃんやお隣のおばちゃん、姪っ子が駆けつけてくれた。




このまま家に置いておく訳にはいかないので、みるくとむさしが眠っている
動物霊園にセレモニーの日まで預かってもらうことにした。

おじいちゃんが「ウチの車でいくかい？　みんな乗れるよ」
と言ってくれたが、
「悪いけど、雪に最期にキャンカーに乗せてあげたいの」
ということで、大好きなキャンカーに乗って行った。

最終的な死因は・・・
診察時の血液検査では肝機能不全ということだったが、
念のため検査に出しておいた検体の検査結果は、
「急性リンパ性白血病」ということだった。


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わんこと健康 「最期の日々 ②」

２００９年１０月１５日(木)

熱は３８度台を推移している。
この日は朝、自分から起床してきて、お水を飲んだ。
朝食もまたまたどんぶり一杯分位の煮込みうどんを食べた。

今日から一週間はまた抗生物質・タイロシンの注射が一日置きに始まる。

夕食も煮込みうどんを食べた。
雪は麺類が大好きなので、良く食べてくれて有難い。
希望もわいてくる。でもドッグフードはイヤだってまた言われた。






２００９年１０月１６日(金)


歩く足元もおぼつかなくなってきた。

熱は３８．３度

この日、久しぶりに外に出てみた。
でも、２０メートル程歩いて、ちっこしたら「お家に帰る」と言った。
その時、ご近所さんにお会いしたので、雪のいきさつなど世間話をした。
その間も道路に伏せをしてじっと待っていてくれた。
おばちゃんにいっぱいいっぱいナデナデしてもらった。
久しぶりに当たったお日様。きっとあったかく感じてたと思う。




２００９年１０月１７日(土)

今日から一泊で雪父は出張。
いろいろあって、やっぱり自分で注射することにした。
先生から言われたとおりにやった。
以外とすんなりできた。

体温は３８．３度。

この日は魚・チーズ、野菜スープ、卵焼き、とケーキ三分の一ほど食べた。
それでも総量としたら、ごくわずか・・・。
「でもなんにも食べないよりいいかっ！」




２００９年１０月１８日(日)

朝の体温は３８．７度。
食欲は全く無い。
ためしにベビーチーズをあげたら一個ウハウハいって食べた。

雪父が出張から帰ってきた夕方ころから、急に状態が悪化したようにみえた。

かかり付け医の診療時間に間に合わなかったので、市内の病院に行った。
いきさつを説明して、出来る限りの血液検査をしてもらった。

結果は思わしくなかった。


病院から戻って夕食にした。雪はお刺身一人分一皿を完食した。最後の晩餐だった

覚悟をしなくちゃいけない時が来たようだ。なので写真を撮った。






　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく・・・


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わんこと健康 「最期の日々 ①」

「最後の日々」と題してみました。
悲しい場面もあります。非常な親とも言われかねません。
でも、雪が最期までがんばって生きた証拠でもあります。
目を通していただけば、雪も喜ぶと思います。

でも、どうしてもダメ…というお方には無理強いはしません。
パスしてください。



２００９年１０月１１日(日)


　　　　　　　大好きなソファで寝ていることが多くなった

前日、緊急日帰り出張で手に入れた、抗生物質の注射薬。
皮膚科医の指示通りにまずは４日間連続で注射することになった。

この日も食欲はない。それでも人間のご飯茶碗一杯分くらいの、野菜・肉がいっぱいの煮込みうどんを食べた。

午後、病院で注射を打ってもらった。




２００９年１０月１２日(月)


この日は食欲も元気もない。午後、注射をしてもらった。
この時の体温は３８．６度




２００９年１０月１３日(火)

朝ごはんは食べたくない…って言われた。
熱を測ると３９．３度あった。ちょっと高いかな？

午後、注射に行った。
４日連続の注射はひとまず今日で終わり。

食欲がなく、食べてなかったので、
また、リンゲルとビタミン剤の皮下補液をしてもらった。



ビタミン剤が効いたのか(？)、夕ご飯に大好きなクッキー１０個位と
どんぶり一杯弱の煮込みうどんを美味しそうに食べた。




２００９年１０月１４日(水)


自宅で測った体温も３８度台になっていたので、今日は様子見。

朝ごはんも夕ご飯もまあまあの量を食べてくれた。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく・・・

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『セレモニーを終えて…』

10月19日に雪が虹の橋を渡って一週間が過ぎました。

その間、ブログをご覧になっている方々、キャンプ仲間の方々、そして秋田犬仲間の方々、
大勢の方々からお悔みのお言葉、更に雪母・父の健康などのご心配までもいただきましたこと
本当に感謝申し上げます。

お陰様で少しずつ、現状を受け止められるようになってきました。
これも応援してくださってる皆様のお陰です。
本当にありがとうございました。


さて、丁度、初七日にあたる昨日(10月25日)、雪母の家族も集まってくれ、無事、
東松山の動物霊園でのセレモニーも終わりました。



雪、お骨になっちゃったけど家に帰ってきました。
皆さんから送られたたくさんの綺麗な花々に囲まれて
雪は幸せ者です。イヤ　「幸せわんこ」ですね。


　　　『みなさん！　本当にありがとうございます』

先ずは、ご報告まで…

『お知らせします』

「秋田犬の雪便り」に毎日お越しいただきまして、本当にありがとうございます。

　　　　　


　　　　　　　　　　　　本日は皆様にお知らせがあります。

雪、本年１０月１９日(月)　午前９時７分　虹の橋を渡っていきました


自己免疫が原因の皮膚病に悩まされ、皮膚科専門のお医者様にかかっておりましが、
先月より体調不良に陥り、様々な相談と治療を試みましたが、
残念にもこのような結果になってしまいました。

生前は多くの皆様に可愛がっていただき、本当にありがとうございました。
御礼申し上げます。


もう少し、落ち着きましたら、経過などご報告できると思いますので、
これからも「秋田犬の雪便り」よろしくお願いします。

先ずはお知らせまで…



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雪の母

母の「おバカな」たわ言

毎日、雪の件では皆さんにご心配いただきまして、本当にありがとうございます。
解決策を見つけるべく日々努力中ですので、もうしばらくお見守りいただけたら、
とても嬉しゅうございます。


　
　　　　　　　　「あぁ。母さんがとうとう…？」

さて、一連の雪の件で、何ともまどろっこしい日々を送っている雪母です。

そこで思いついたのが、

「ねぇ。父さん！　私、今から獣医師になる！」
「なんだって？　バカなこと言うんじゃない！」

と、一蹴されました。そうですよねぇ。

このおバカな頭では、大学に入れる訳もなく・・・
(ちなみに大学受験資格は持ってます)
例え入ったとしても、勉強についてゆける訳もなく・・・
ついてゆけたとしても、きっと実習で・・・この老眼ではオペの実習も儘ならない
ことは目に見えていますよね。
で、おバカな発想は無残にも砕け散る訳であります。


「じゃ、動物の看護士さんは？」
「うん。まぁ、それなら可能性は無いわけじゃないかな？」

雪の看護を毎日しているうちに、とうとう「おバカ」な雪母になってしまいましたとさ。


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わんこと健康 「緊急！ 日帰り出張」

２００９年１０月１０日(土)


雪に朝ごはんをあげたらまた、「いらな～い！」って。
「はっ？　また熱？」
やっぱり・・・。


　　　ちらかっているソファは見なかったことにしてくらしゃい
　
　　母　　　「んもぉ。どうなってんのよぉ？」

病院が開くのを待って、湘南の獣医に相談の電話をした。

　　母　　　　「また、熱がでちゃったんですけど、先生が先日おっしゃってた注射液
　　　　　　　　じゃないといけないんでしょうか？」
皮膚科医　　「うん。そうだね。この方が殺菌力が強いから…。どうして？」
　　母　　　　「実はかかりつけ医には置いてないんですよ」
皮膚科医　　「そうかぁ。じゃ、送ってあげるよ」

送ってもらえるのは有難い！

そしてかかりつけ医に電話をした。

　　母　　　　　　「あのぉ。また熱がでちゃって○○○○○を注射して欲しいんですけど。
　　　　　　　　　　この間、置いてないって言ってましたけど、今から注文してもらえますか？」
かかりつけ医　　「いいけど…。会社がお休みだからねぇ」

そうかぁ。おまけに三連休だ。いくら注文したくても出来ないし、入ってこない。

かかりつけ医曰く、
かかりつけ医「そちらの先生が送ってくれるってゆうんだったら、電車で取りに行ってきたら？」
　　母　　　「そ、そうですよねぇ。じゃ今から行ってきます」


そんなこんなのやりとりを終え、雪母の緊急日帰り出張となったのでした。


幸いにも今は埼玉から神奈川県内まで直通の快速電車が走っているので、助かった。
片道２時間かかるので、雪父におねだりしてグリーン車を使うことを了解してもらった。ヤッホー
　↑こんな時にグリーン車に乗れると喜ぶ非常な母です


　　　　　　　楽しい旅行だったらどんなに快適なことでしょう

ちょうど１２時に湘南の病院に到着。
お昼休みの時間だったけど、先生が待っていたくれた。

最初、威厳のある怖そうな先生かも…と思っていたけど、親身になって心配してくださって有難い。

薬を受け取って、スグに駅に戻った。

コンビにでおにぎりを買って、鵠沼海岸駅のホームのベンチで昼食を摂った。

　　　　　　　　
　　　　　　　こんな時は恥も外聞もないわっ！
　　おばさんの強みでもあるけどね。何はともあれ、食べないと。

それから、また東海道線の藤沢駅に戻り、湘南新宿ラインの電車に乗って帰宅の途についた。

帰宅後、かかりつけ医にゆき、無事、注射を打ってもらった。

雪の為とは言え、ハァァーーー　な一日でした。


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台風１８号 通過中！！

　　　雪んちただ今、台風１８号の暴風圏の真っ只中！

　　　　　皆さんのお住まいの方は大丈夫ですか？
　　　　　　　どうぞお気をつけくださいませ。



　　　　　　「んで、どうして父さんお家にいるの？」
　　　　　　　　　　と、いぶかしげな雪
　　　　　「電車が止まってるから会社にいけないのよ」



　　　　　　外では今、暴風が吹き荒れている。
　　　電線がビュービューと音を立てて唸っている。

電車も止まっちゃってるし、風も強いから外を歩くのもキケン。
　　もうちょっと様子を見てから出勤するという雪父です。


　　　「そっかぁ。じゃこんな日は寝てるに限るね！」　zzz


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わんこと健康 「決死(？)の湘南ゆき」

２００９年１０月２日(金)


やっと取れた米倉動物病院(藤沢市)の予約。
朝一、８時３０分の予約だったので、前夜出発。
コインパーキングで一夜を明かした。

熱がでたり、おできができたり、その度にかかりつけ医に駆け込んでいたが、
かかりつけ医曰く、

「先回出た症状と今回出た症状は同じと見る。
　単発ならば皮膚病の薬のせいではない…と思われるが、
　続けて起きているので、薬との関係が否めない。
　皮膚病医と相談を…」

という見解だった。

熱があろうが具合が悪かろうが、もう皮膚病医に診てもらいに行かないと
次がなくなった。

１日の夜、熱は３９℃台あって、食欲もない状態だった。
でも、先へ進まないことには次がない状態だったので、
雪父と話し合った末、「途中で何があってもしょうがないよね」
と覚悟を決めての出発だった。

とは言え、万が一の事を考えて、道すがら寄れそうな２４時間対応の動物緊急病院など、下調べはしておいた。

診察の日の朝を迎えた。
体温を測る(内股)と４０℃を超えている。
予約の時間まであと二時間。
「なんとか耐えて！」切実な願いだった。


元気の無い雪。目が悲しそうなのが切ない。
首に巻いているバンダナには小さな保冷剤を入れてある。本犬にとって良いか悪いか分からないけど…。
冷たくて気持ちいい…と思ってくれていたらと思う。

予約の時間が来たので、病院まで移動した。
獣医に今までのいきさつと血液検査の資料等を見てもらった。

「うーん。ではね。皮膚の状態は良いから薬を一つ抜きましょう。
　それから肝臓の値が悪いから、強肝剤を飲ませてください」

病院で測った体温は３９.６度。熱が３８度台に下がるまで、
毎日注射をすること、食餌が取れないときはビタミン剤の注射に行くこと、
と指示をいただいた。そして、抗生物質の注射を打ってもらった。

帰り際、米倉先生が「心配してたんだよぉ」とおっしゃってくださった。
とても嬉しいお言葉だった。




ということで、粉薬の内容が変わった。そして、肝臓のお薬が追加になった。


そんなこんなの帰り道。
おひるにコンビニのおにぎりを食べていたら、
な、なんと「ちょうだいっ！」って言ってきた。

「食べる？」
「うん。食べる」

注射が効いて熱も下がってきて食欲が出てきたのだろうか。

「よしよし。良い兆候だ！」

決死の覚悟で臨んだ湘南ゆきだったが、なんとか無事に帰宅できた。

あれから４日。熱は順調に下がっていった。
病院から帰った夜、寝る前に測った熱が３８度台まで下がっていた。
翌朝も夜も、そしてその次の日の朝も夜も、３８度台の前半で推移している。
なのであれ以来、病院に注射に行かなくて済んでいる。

果たしてこのまま完全復活になるのか。
まだまだ分からないけど、雪とともにがんばってゆこうと思っている。


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ちょっと一息…

いつも雪の不調のネクラな話で申し訳ありません。

お詫びに・・・可愛いものをお一つどうぞ♪

姪っ子が「本屋で見つけた！」…と言って我が家に飛び込んで来て教えてくれたのは？

来年のカレンダーです！




なっ、なんと
「秋田犬が表紙」　になっているのです♪　ウヒウヒ

「秋田犬」と聞いて黙っている雪母ではありません。
本屋にぶっ飛んで行ったのはゆうまでもありません。　スバヤイ


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