
6月23日は、「響け!ユーフォニアム」の中川夏紀先輩の誕生日。
“ちゃん”付けで呼ぶには少し、個人的に抱くイメージと違うので敢えて“先輩”と書いてみました。
物語が始まった当初はヤル気の無い不良ポニテ感を強く感じたキャラも、お話が進むにつれ次第に、誰からも愛され信頼される先輩だと言う事が解ってきました。


自分は、彼女こそが本当の縁の下の力持ちだと考えています。
それはもしかしたら主人公の久美子ちゃんを差し置いて、あすか先輩が夏紀先輩にだけ密かにお願いしていた事があったり、ある時にはエキサイトする優子部長の発言を遮るだけの抑止力と勇気を示してくれたり…。



少女ぽく無く、竹を割ったようなさっぱりとした性格であったり、他者を観察する能力にも長けている。脱力感を見せながらも、誰かの世話を焼いてしまうと言う一面は、あすか先輩には足りなかった、その上をいく存在だと感じます。(あすか先輩が副部長の後継として指名したのも頷けますよね)

ただ残念ながら楽器を演奏するポテンシャルは高いとは言えず、後輩・久石奏との関係性に代表されるように、かなり苦渋を味わった高校生活だったのだろうと推察してしまう自分です。
しかしそれを除けば、誰からも慕われる夏紀先輩。優子部長とは偶然にも(?)同じ大学を受験。きっとまだまだ、楽しい漫才生活が待っているのでしょうね。

誰かを賑やかにお祝いするのは得意でも、誰かにお祝いされると照れてしまいそうな彼女の誕生日。今夜は、ちょっぴりヤンチャな茶髪ポニテ娘の誕生日を静かにお祝いしたいと思います。
実にカッコ良い夏紀ですが「誓いのフィナーレ」でも良い役どころでした。関西大会のトロフィーを抱いてデカリボンを見守る姿がとても良かったです。
夏紀と田中あすかの関係が気になります。高校から吹奏楽を始めた夏紀はあすかに手とり足取り教わったのでしょう。あすかとのやり取りや復帰の際の「待っていたんですよ」と言う笑顔を見ると、ふたりの間には何か特別なものがあったように思えるのです。
久美子たちが入部する前の夏紀1年生編を観てみたい気もします。1年生(青スカーフ)の大量退部にまつわるあれこれなど見どころのある話になると思いますが、滝先生が来る前ですから演奏は期待出来ないでしょう。それに主人公(夏紀)はやる気を無くして窓辺で居眠りして終わりですから、ドラマチックではありませんね…。
久美子二年生編はテレビシリーズ「響け!ユーフォニアム3」として描いて欲しかったです。あの魅力的な上級生たちとお別れするのは残念で仕方ないです。
長文失礼しました。
部員の最後尾で全体を見渡すポニテ先輩。
泣き崩れるデカリボン部長に寄り添うポニテ副部長。
自分にとって、印象的なシーンでした。
「誓いのフィナーレ」は、映画の尺では確かに足りないですよね~。
もっと、あれこれと観たくなるアニメですよね。