口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

渋谷公会堂

2012-11-18 23:00:00 | 取材
17時30分に渋谷公会堂へ。
UNISON SQUARE GARDENのツアーファイナル。

圧倒的な爆発力の初日も最高だったけど、
深みと勢いと貫禄が一体になった今日はファイナルに相応しい宴。
ロックのホールライブ、久々にその良さを満喫させてもらいました。

そのホールライブ。

普段、ライブハウスで観客が大暴れするようなロックバンドの
ホール指定席ライブって本当に久しぶりだったんだけど、
すごく良かった。

ユニゾンのパフォーマンスが素晴らしかったことは大前提として、
観客がみんなステージを向いているんですよ。
これって、当たり前のように感じるけど、ライブハウスだと
ステージ見てない人も結構多くて。

それが悪いことだなんて全然思ってないし、
ユニゾン自身も常々MCで、「自分なりの楽しみ方をして欲しい」
って言ってるから、それとはちょっと矛盾しちゃうんだけど。

でも単純に、音楽を発する側と、受け取る側が向き合ってる
っていう雰囲気がすごくよくて、しかもそれが観客の年齢層が高い
ベテランバンドや、ポップス/アイドル系じゃなくて、
ロックバンドのライブだってことが、ちょっと感動的でした。

それと、ホールだから、音がイイんですよ。
でもこれって、PAの話じゃなくて、空間の響きの話。
お客さんの歓声や拍手の音が、すごくきれいに鳴るんです。
ライブハウスとも、アリーナとも違う、ホール特有の響き。
これ、結構ゾクゾクしました。

もちろんキャパの問題もあるし、まあモッシュとかダイブとか
やりたくてライブに来ているような人には指定席って
面白くないだろうけど、個人的には、もっとロックバンドのライブを
ホールで観たいなぁと思ってます。

UNISON SQUARE GARDENは、
そういうバンドになれるんじゃないかと。
だから、4/10のユニゾンNHKホールも、すごく楽しみ。



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