とまと日記 2011

最近、映画のイラストばっか。気ままに続けます

07.05.06 バベル

2007年05月07日 | 映画とかと僕
「バベル」の名を使うほどの映画ではなかった…
人って阿呆ねぇ。お粗末ねぇ。が主題ならば、嫌というほど「愚か」さが伝わったぁ。
って言ってもただの群像劇じゃーん。

いつぞやにも書いたけど、群像劇はバラバラな人達がいつの間にか気がつかないうちにかかわり合って行く面白さにつきるのではないか。。(なので個人的に有頂天ホテルがとても好き。)

この映画の場合、放たれた銃弾が、バベルの末裔である未だつながらない人間たちを紡いでゆくストーリーなのかと思って期待していました。
ひどいよー。がっかりさせるよー。聖書ネタ好きのなにー。

そもそも、
・日本にする必要性もない。
・菊地凛子の体型が崩れてる…。27歳(?)になぜ17の役をやらせたのか疑問すぎる。
・菊地凛子はなんでこんな役に出たんだー!?
・菊地凛子が賞とらないでよかった。
・東京=汚い
・東京=バカっぽい
・ディスコの曲が80年代がガンガンかかってて、アメリカ人が見たら小馬鹿にされそう。
・役所広司存在感なさすぎ。

って色々書かれているけど、音楽はかなり良かった。

映画の見方は人それぞれ。この作品で、「つたわらない」「銃社会の批判」「家族愛」「紡ぎあい」等いろんなテーマの
解釈が出来る。色んな謎があるから、皆見た後ぎゃぎゃー言う。
それこそ、監督の意図していたバベルなのかも…。
「人は傲慢になり、愚かで伝わらない生き物」と。


そんな酷評したけど、レビューを見ていたら、ラストシーンへの「ある説」を見つけた。なるほど…。
見てない人、これから見る人は以下は見ない方がいいです。。



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子供の凛子さんはお母さんが殺されるのを見てしまった。犯人は父親の役所さん。でも人には絶対に言えない。そのことがストレスとなり精神的に不安定になっている。刑事さんにわざと母親の死因を間違えて言う。手紙を託す。
 父親の役所さんは、旅行のフリをして本当の凶器(ライフルは2丁あった)をモロッコ人に渡す(証拠隠滅)。
 そして事件が勃発、凶器のライフルが殺人未遂事件を起こす。国際問題にまで発展。
 最後に父親の役所さんは、バレなかったとほっとして子供の凛子さんと抱き合い微笑むが!!刑事さんに渡したメモには、事件の真相が書かれているのでした。


がーん。深読みしすぎ。


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