とまと日記 2011

最近、映画のイラストばっか。気ままに続けます

06.11.03 文化の日。化け物博。

2006年11月07日 | 生活と僕
上野国立科学博物館で展示中の、大英博物館のミイラ展…ではなく、化け物の文化誌博を見に行った。
今日は芸祭だったんだけれども、文化の日だったので上野博物館街がけっこうタダで入れる日。
R25でも載ってっておもしろそうだから行ってみた。

人がいっぱいいて疲れた。ディズニーアート展よりも、伊藤若冲よりも混んでた。化け物を観に。。。

目玉である人魚やカッパのミイラはどんなものだろう、という好奇心。いざ見てみると、これがとんでもなく小さい。
日本はもともと、化け物は自然現象を具現化したものなんだとか。なんで、雑誌『ムー』みたいな、「スクープ!これが本当のの人魚のミイラだ!!」みたいな熱ではなく、あくまで淡々と事実がキャプションされている。
しっかりと「江戸時代に見せ物として作られたミイラ」と。

化け物は、江戸時代になって貴族しか見る事のできなかった化け物辞典が市場に出回るようになり、市民レベルでの知識の共有ができあがった。
お寺が仏の功徳をあらわす記念物として龍のうろこだのミイラだのが見せ物となっていったんだとか。まさに当時の娯楽の一部。

そうか~。人工物でやっぱりいないのか~。それにしてもよくできている。

展示会場が明治時代、昭和と徐々に現代に近づいていってきたため、最後に少し期待していたのが、『現代の化け物、それは人です。』みたいな シャイニングやモンスターや羊達の沈黙みたいなブラックなラスト。

でも実際は漫画 陰陽師の冒頭の生原稿が展示されていました。

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