売れている本は賛否両論あるけど、読みやすくて面白いものです。これも例外ではありませんでした。
この本は講演会でしゃべったことをまとめたらしいのですが、だとしたら半端ないほど頭がいい。知識人だーー。やっぱり売れるにはわけがある。。同じ事を言葉をかえて長々と書いて本にする人はいますが、多方面から(しかもけっこう実体験)見ていて情報量の多さにびっくりです。。
要約すると、「アメリカ式国家のように、利潤を追いかけるためにせわしなく動くのではなく、もっと日本がかつて持っていた武士道精神を思い出していこう。その精神こそが、かつて外人が賞した日本人の姿であり、今後私たちがめざす日本人像である。だから1世紀かかっても、資本主義など構わないから情緒、教養、感性、文化、礼節、愛国心などの美しい心を取り戻そうぜ」
って感じ。いささか後半にかけて感情の殴り書きが見えるのも特徴的。。
いや、ちょと言い過ぎだろう。。勝手なこと言ってるな。と思う。。けどそのキッパリ感が逆に読みやすかったんではないかな。でも時々入るワイフネタがいらない…。そんな無性にイライラさせる文も含まれているのも特徴的。。
最も重要な情緒力により結果は大きく左右する。今後、世界の大事を論理立て・ 決定する際には日本人が持つ情緒力が最も必要である。と語っている。
政治経済のことはわからんんがデザインだって合理的なものよりも、もっと琴線にふれようとしている製品があとをたたない。「日本」を強く意識させようと思わせる製品が多くなって来たように思える。
たとえば
富士通の所作ってケータイだったり、日本庭園を望む「丸窓」をモチーフにしたセイコーの時計だったり。塗装にうるしのような質感を好むし。最近ナショナルでは「日本の美意識。グリーンスタイル」とコンセプトをだしてるし。
何かと『和』を好む。。既に大衆製品として世界にまで浸透しちゃった無印だって、あの切り詰めた無駄のない姿は、どこかモノに対して余計すぎる装飾を好まない日本っぽさをもってる。nendoの花咲くような照明も、無駄な機能と思いつつも心をくすぐられる「間」をもっている。きっと数えればきりがない。
そう思うと日本人は日本を意識していると思う。そしてなぜか情緒的な日本っぽさを魅力的に思う。
そういう意味で、政治経済よりも、もっと分かりやすい生活の場に既に日本人は「日本らしさ」を認識しちゃってるんじゃないかな。それが企業の戦略と言うにはちょっともったいないです。
ケータイでは最近ではアロマの香りとか、意味もなくチカチカ表面が光ったり、ユニクロのごとくカラーバリエーションを増やしたりなど訳の分からない変な方向に行ってしまっている。機能に差異が出なくなって来た分、デザインで埋めようと躍起になり、最近ではそういった付加価値へ。。(でもそーゆーの大好き)
その付加価値のなかに「和」も含まれていそう。。いつか木目ケータイ出るに違いない…。
確かに日本らしさに餓えている僕たち日本人にとって「和っぽさ」は、なんかかっこよく情緒的である。きっとそんな感覚がむか~~し昔の日本人の血がささやいているのでしょう。
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」であると言われちゃうと、自然とお茶をいれて「はぁ~」とリラックスしてしまうお昼でした。。
この本は講演会でしゃべったことをまとめたらしいのですが、だとしたら半端ないほど頭がいい。知識人だーー。やっぱり売れるにはわけがある。。同じ事を言葉をかえて長々と書いて本にする人はいますが、多方面から(しかもけっこう実体験)見ていて情報量の多さにびっくりです。。
要約すると、「アメリカ式国家のように、利潤を追いかけるためにせわしなく動くのではなく、もっと日本がかつて持っていた武士道精神を思い出していこう。その精神こそが、かつて外人が賞した日本人の姿であり、今後私たちがめざす日本人像である。だから1世紀かかっても、資本主義など構わないから情緒、教養、感性、文化、礼節、愛国心などの美しい心を取り戻そうぜ」
って感じ。いささか後半にかけて感情の殴り書きが見えるのも特徴的。。
いや、ちょと言い過ぎだろう。。勝手なこと言ってるな。と思う。。けどそのキッパリ感が逆に読みやすかったんではないかな。でも時々入るワイフネタがいらない…。そんな無性にイライラさせる文も含まれているのも特徴的。。
最も重要な情緒力により結果は大きく左右する。今後、世界の大事を論理立て・ 決定する際には日本人が持つ情緒力が最も必要である。と語っている。
政治経済のことはわからんんがデザインだって合理的なものよりも、もっと琴線にふれようとしている製品があとをたたない。「日本」を強く意識させようと思わせる製品が多くなって来たように思える。
たとえば
富士通の所作ってケータイだったり、日本庭園を望む「丸窓」をモチーフにしたセイコーの時計だったり。塗装にうるしのような質感を好むし。最近ナショナルでは「日本の美意識。グリーンスタイル」とコンセプトをだしてるし。
何かと『和』を好む。。既に大衆製品として世界にまで浸透しちゃった無印だって、あの切り詰めた無駄のない姿は、どこかモノに対して余計すぎる装飾を好まない日本っぽさをもってる。nendoの花咲くような照明も、無駄な機能と思いつつも心をくすぐられる「間」をもっている。きっと数えればきりがない。
そう思うと日本人は日本を意識していると思う。そしてなぜか情緒的な日本っぽさを魅力的に思う。
そういう意味で、政治経済よりも、もっと分かりやすい生活の場に既に日本人は「日本らしさ」を認識しちゃってるんじゃないかな。それが企業の戦略と言うにはちょっともったいないです。
ケータイでは最近ではアロマの香りとか、意味もなくチカチカ表面が光ったり、ユニクロのごとくカラーバリエーションを増やしたりなど訳の分からない変な方向に行ってしまっている。機能に差異が出なくなって来た分、デザインで埋めようと躍起になり、最近ではそういった付加価値へ。。(でもそーゆーの大好き)
その付加価値のなかに「和」も含まれていそう。。いつか木目ケータイ出るに違いない…。
確かに日本らしさに餓えている僕たち日本人にとって「和っぽさ」は、なんかかっこよく情緒的である。きっとそんな感覚がむか~~し昔の日本人の血がささやいているのでしょう。
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」であると言われちゃうと、自然とお茶をいれて「はぁ~」とリラックスしてしまうお昼でした。。