楠クリーン村のブログ

山口県宇部市・楠クリーン村のブログです。

送っていいよ大作戦、第2弾を発送!

2009年02月19日 | 若者の見る田舎の景色~インターン奮闘記~
学生耕作隊の取り組みとして動きだした「いつでも送っていいよ大作戦」。
生産者側の都合に立って、農産物を勝手に消費者に送る「応援制度」です。

この第1回目は島根のおばあちゃんたちが育てた自慢のお野菜をお送りしました。
冬の寒波、大雪のため、自慢のお野菜が重い雪に押されてつぶれてしまい、「規格外」になってしまったお野菜です。
しかし、「雪をかぶった野菜こそが1番おいしい」とのことです。

そして、第2回目は山口の農家さんが育てたガーベラと島根のダイコンを自分達で収穫してお送りしました。
規格に合わずに仕方なく捨ててしまう、収穫するには手間もかかってしまうというものたちです。
収穫したダイコンを梱包しているときに、東京から来ていた学生さんが「こんな大きなダイコンがなるなんてすごい!」と言いました。

↑ダイコンを収穫する様子

よく考えてみたら、私が種をまき、ダイコンを育てたとして一体何本がこんな見事な大きさまで育つでしょうか。
芽の段階で枯らしてしまうことだって考えられます。
大きすぎる「規格外」。
土づくりの努力、すくすくと育ったお野菜が評価されない現実を改めて感じました。

↑ダイコンと一緒に送られた下仁田ネギ

この発送に対し、応援団の皆さまからさまざまなご意見をいただくことができました。

「たくさんのガーベラを花瓶にいけて幸せです。お花は一輪挿しにさせるくらいしか買わないのでとってもゴージャスな気分です。りっぱな大根にもびっくり。まずはサラダで生の味を楽しんでみます。」
「可愛い花と新鮮なお野菜届きました。春がやって来ました」
「大変わかりやすい紹介でした。大根はおろして、サンマと頂きました。ガーベラ綺麗ですね。妻が気に入っていました。玄関に飾っています。」
「妻も、こんなの全然OKじゃん!と叫んでました。 ほんと、もったいない事だなぁ と改めて実感しました。」
「お花がすごく綺麗で嬉しかったです。今家の中にいけていますが、茎がしっかりしていて、この辺りで手にいれるものはお花の重みで曲がってしまうものが多いのですが、真っ直ぐに空を見上げて咲いてくれていて、元気がでます!本当に何が規格外なのかな…と思いますね。大根はとりあえず今晩のおでんに、もちろん葉も皮も他のおかずに使いますね!微々たる協力しかできないですが、時に生産者の方の苦労にも思いをはせる機会になればと思っています。これからも頑張って下さいね。」

↑会員さんから送られた写真

規格に合わせることによって市場には出ない、でもその農産物が魅せる、画一的でない様々な表情たちは、規格ではない価値を持って消費者の方々にお届けすることができるのです。
ここを自慢として見せていきたい。
それぞれの個性、自慢が価値となり、まるで農家さんにファンがついていくように、自分もその現場に入っていきたい、と農業を格好良いものだと感じてほしい、農家さん、消費者が規格の枠をとっぱらい互いを知ることで活かされるものがまだまだ見えてきます。


~問い合わせ先~

NPO法人 学生耕作隊 (担当)岡田奈々
TEL:090-8363-2101 FAX:083-901-7818
メールアドレス kousaku@shakai-kigyo.net
詳しくは、こちら


~応援の振込先~

ゆうちょ銀行 01360-5-87338
加入者名:いつでも送っていいよ大作戦基金


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