楠クリーン村のブログ

山口県宇部市・楠クリーン村のブログです。

~自給クラブから体験イベントのお誘い~ 「森の駅・楠クリーン村」自給体験記

2011年10月30日 | 奮ってご参加ください!イベント情報
 都会の若者、小田喜志雄君が東京から夜行バスに乗り山口県宇部市「楠クリーン村」へ自給の技術を学ぶため10月9日に行われた体験イベントに参加しました。
 クリーン村に訪れた人すべてが感じる「想像以上」のスケールに圧倒されておりました。

 まずは見学、そして煉瓦かまどでの調理実習。お昼からは備蓄の為の高床式倉庫の建築に入りました。
 この日の体験ではなんとユンボの操縦という、なかなか経験出来ない事をしてもらいました。
 田舎ではインパクトドライバなどを使っての仕事は割と当たり前で、田舎で使える・生きていける人になるにはこういった重機も扱えなければ役に立たないのです。
 とはいうものの、少しハードル高かったかな?と内心ドキドキしていましたが、見た目の割にタフ(ある意味覚悟が出来ていたと思います)な小田君は、建築班の指導の下、恐る恐るではありましたがユンボを操縦していき、柱を立てる仕事を全うしました。

 積極的に参加する小田君は、調理のコツも覚え五右衛門風呂のお湯も沸かしました。
 自分で火をおこす楽しさを覚えたのか、調子に乗った彼は風呂の温度を50℃まで上昇させ、私達に熱湯を浴びせるという拷問を味あわせてくれました(笑)
 星を見ながら五右衛門風呂に入るのを楽しみにしていたようですが、こんな失敗も笑って学べる楠クリーン村を満喫して帰っていきました。
 日々アクシデント。だから面白い。
 そんな楠クリーン村の体験イベントに是非ご参加ください!

11月の森の駅楠クリーン村の自給体験メニューは・・・
1、秋の収穫祭
~自分で収穫した野菜を煉瓦かまどで調理しよう!~

・野菜収穫・ベルヌーイの法則を利用した煉瓦かまどの作り方・火おこし・釜戸で調理

2、名札を付けて備蓄する高床式倉庫の建築
~備蓄倉庫建築体験第2弾~

・屋根ハリ・壁打ち予定

開催日時:2011年11月12日(土)11:30~11月13日(日)夕方
参加費:5,000円(森の駅楠クリーン村体験費)
場所:森の駅くすのきクリーン村(山口県宇部市今富25-1)
服装・持ち物:汚れてもよい動きやすい服装。タオル、飲み物。宿泊に必要なもの。
参加方法:必ず事前お申し込みが必要です。定員になり次第、締め切りとなります。
申込先:自給クラブ事務局・西将幸   電話080-5802-4705、メール:c-ishin@waa-bc.com
 ※参加希望の作文を提出していただきます。自給体験以外を目的とした参加はお断りすることがあります。


ユンボにの操縦に挑戦!

自分で選択して、自分で考えて行動する ~楠クリーン村の自給体験イベントを終えて~

2011年10月29日 | 若者の見る田舎の景色~インターン奮闘記~
 山口県宇部市の私たちの拠点、くすのきクリーン村では毎月体験会を開催していますが、この度、10月の体験会に参加してくれた東京の若者から、体験会の感想が届きました!
 今回は、その感想を皆さんにご紹介します。

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田舎で自給体験!
 10月の中旬、連休を利用して私は先月号の自給クラブニュースに紹介されていた自給クラブの「楠クリーン村」自給体験コースに参加してきました。
 東京から夜行バスに乗り山口県に到着したのは翌朝早朝、とある人里離れた山の奥に楠クリーン村はありました。
 村に着いて、私がまず感動したのは何よりも自然が豊かで空気がおいしいことでした。
 都会の生活では味わえないような自然本来が持つおいしい空気。
 私はこの空気を吸いにくるだけでも楠クリーン村に来る甲斐はあるかもしれないと思いました。

高床式倉庫作りを自分の手で
 私が今回体験したコースは「備蓄倉庫を高床式で創ろう!」というコースでした。
 自分が高床式倉庫作りに参加できる!?これこそ私が参加を決めた一番の動機でした。
 私は小学校の頃、歴史マンガの本が大好きで昼休みになるとよく学校の図書室にこもって図書室にある歴史マンガの本を片っ端から漁って読んでいました。
 高床式倉庫はそのマンガの中の弥生時代の話の中で登場しました。
 私はマンガで出てきたその姿を一目見て昔の人の偉大さやその考えつくされた機能性、何よりその特徴的なフォルムに目が釘付けになりひどく感銘を受けたことを今でもよく覚えています。
 その高床式倉庫作りにまさか大人になった自分が実際に関わる日が来るなんて!
 小学校の頃の私も、先月までの私ですらも夢にも思っていませんでした。
 実際の高床式倉庫の建設作業では電動工具ですら満足に扱えない私にとっては木材をネジで締め付けるだけでも一作業でした。
 インパクトドライバに何度もはじかれながらめげずに何度も挑戦して1本ずつネジを締めつけていきました。
 今回の体験コースでは地面で組み立てた木材を起こす為にユンボも使いました。
 「では、ユンボを操縦してみてください」と言われた時、本気で冗談だと思ったのですが周りの人たちの目は本気でした。
 おそるおそる操作方法を教わりながら実際に乗って操縦してみると操縦方法はややこしいのですが、自分でユンボを動かしているという快感は何とも言えない心地よい感覚でした。
 弥生時代の人の知恵の結晶の高床式倉庫と現代技術の粋をあつめた機械のユンボの融合、まるで時空を超えてタイムスリップしたかのような山奥の現場で私はそんなロマンに浸りました。

料理も全て自分の手で

 楠クリーン村の生活では料理も全て自炊です。
 楠クリーン村にはガスがなく、料理のスタートはレンガの手作りかまどで自分で火を熾すところから始まります。
 慣れていないと火を熾すだけでも時間がかかるので、私は東京時間では会社に出社してようやく一日の仕事が始まる時間から、昼食の準備にとりかかることになりました。
 普段料理をしない私にとっては野菜を切るだけでも一苦労。
 教えてもらいながら見よう見まねで野菜を切り、料理の味付けを任されると頭の中はテレビの料理番組の画像や普段食べている味を必死で思い出しながらと頭の中はフル回転です。

「好き」であること
 日本には昔から「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。
 私は今回の自給体験コースを経験してこの言葉がひどく心に浮かびました。
 自然が好き。自分たちの住んでいる地域が好き。仲間が好き。自分の選んだ仕事が好き。
 楠クリーン村には様々な「好き」の可能性がありました。
 そのたくさんの「好き」の中で自分が好きなことやできることを絞り選択して本当の自分の仕事にしていくということはまずはその仕事を自分が心から本当に好きにならないと続かないと思いました。
 好きだからこそどんどん技術も磨かれます。
 「自分で選択して自分で考えて行動できる。」
 一見自由を表しているように見えるこの言葉ですが、他人にすぐ依存してしまう癖がある人や自分では何も選択できないような人にとっては何よりも窮屈で大変厳しい言葉です。
 自分で選択して生きていく覚悟。私はそんなたくましさを学びました。

NHKで楠クリーン村が紹介されます!

2011年10月26日 | ぜひご覧ください!マスコミ出演・掲載情報
10月27日18:10からの情報番組、情報維新!やまぐち及び、翌28日朝7:45からのおはよう山口にて楠クリーン村の活動が約5分のVTRで紹介されます!
放送局はいずれもNHK山口放送局で、情報維新!やまぐちは山口県内、おはよう山口は中国地方向け放送の予定です。
楠クリーン村で私たちが行っている自給自足の生活や、農業や自然エネルギー、コミュニティセルフビルドの活動などが紹介される予定ですので、興味のある方は是非ともご覧ください!

楠クリーン村へ自給体験にお越しください!~自給クラブから入会のお誘い~

2011年10月03日 | 奮ってご参加ください!イベント情報
─田舎に憧れが有るけどトイレもないところで生活できるかしら?
─将来、退職したら農業を田舎でやりたい
─都会生活に矛盾を感じている。きっかけが有れば田舎に行きたい
そんな方々に、一歩を踏み出してもらうための一泊の体験イベントです。
いろいろ考える前に、まず、体験してみてはどうでしょう?
今回に限らず今後も、楠クリーン村では毎月一回、自給体験希望者の受け入れを行います。
自給体験では、ただお客さんとして来てもらうだけでなく、私たちと一緒に何かを作りあげていきます。
出来あがっていく過程のワクワク感、仕上がった時の達成感を是非体験しに来てください!

10月の自給体験メニューは・・・
1、自分の食糧を名札を付けてキープする備蓄倉庫を高床式で創ろう!
2、茶の実を拾って、油を絞り、手作り無添加100%のアロマオイル作りに挑戦
3、生活用水(天然水)を山から引いてこよう!
※これらのコースは一度の参加で完成しません。なので、何度かクリーン村に足を運んでもらうことになります。

開催日時:2011年10月8日(土)11:30~10月9日(日)夕方
場所:森の駅くすのきクリーン村(山口県宇部市今富25-1)
服装・持ち物:汚れてもよい動きやすい服装。タオル、飲み物。宿泊に必要なもの。
参加方法:必ず事前お申し込みが必要です。定員になり次第、締切となります。
申込先:自給クラブ事務局・西将幸 電話080-5802-4705、メール:c-ishin@waa-bc.com
※参加希望の作文を提出していただきます。
自給体験以外を目的とした参加はお断りすることがあります。