楠クリーン村のブログ

山口県宇部市・楠クリーン村のブログです。

「生き生き働く若者展」から見つける等身大の自分でシュウカツ!

2013年09月01日 | 若者の見る田舎の景色~インターン奮闘記~
【インターン夏合宿 in 楠クリーン村&吉田屋】

大学生の夏休みに合わせて楠クリーン村ではインターンをたくさん受け入れています。

彼らが田舎で仕事をすることを通して身につける現場感覚や自分自身への内省は、時として私たちにとって刺激的です。

そんな彼らの成長がこれからの楠クリーン村や学生耕作隊の力になり、新しい社会づくりへつなげていけたらと期待が膨らみます。

その様子を一部ご紹介します。


≪吉田屋&楠クリーン村インターン 村山帆奈美≫

等身大の自分でシュウカツ!!

・楠クリーン村のお茶やお米など食材を扱っているグループ会社の吉田屋旅館から発信!!

週末は旅館業務、他の日は田舎で農作業をするといった自分たちにしかない働き方で
営業を継続し続けている旅館吉田屋では、夏休み期間中に新しいシュウカツ&
働き方スタイルを発信するために「活き活き働く若者展」を行っています。

この展示では、他人と違う道は間違いとされてしまうシュウカツの在り方について
疑問を持った12人の若者が、新しい働き方に出会うまでの物語が
写真やインタビュー、VTRで紹介されています。

吉田屋、楠、アジア、東北とそれぞれ異なった場所でチャレンジする若者のリアルな思いが伝わる展示となっています。

<新しい働き方とは!!>

私は学校のインターンシップの授業を通して旅館吉田屋と楠で働くことになりました。
インターン期間中はインターン取材チームとして、展示に訪れたお客様に展示を見た感想をインタビューしました。
訪れたお客様の中には「いろんな生き方があるんだなぁ。」とおっしゃる方や、
冷たい荒茶を飲みながら面白かったと満足していた小さなお子様もいました。

こういうちょっとしたきっかけ創りが情報発信の第一歩なのだと実感した瞬間でした。

初めはただ農作業で地域貢献、ボランティア的なことをしているのだという曖昧なイメージでした。
しかし自分の思っていたものとは全く違いました。実際に働いてみると、
人のために働くのではなく自分を成長させるために働いているのだという感覚がわいてきました。

この展示では産まれも、育ち方も、考え方も全く異なった人達が自分と向き合うことで見つけた自分らしい働き方について語ってくれます。

<引きこもりの中学生が生き生きと働く!過去も自分の個性!>

楠クリーン村のスタッフである吉本岳史さん(20)は中学校のころ
ほとんど学校に行かず引きこもっていたこともありましたが、
楠クリーン村で6年間作業に喰らいついたことが初めて自分自身の誇りとなりました。

今は過去の自分も含めてそれが個性だと自信を持って言えます。
一般的なシュウカツでは履歴書という大きな壁があります。履歴書と
たった10分程度の面接でその人のことを判断します。

しかし、本当にその人のことは知るにはもっと多くの機会が必要なのではないでしょうか。
楠でのシュウカツは着飾らないありのままの裸の自分を見てくれます。それが新しい働き方の大きな違いです。


<等身大の自分!!>

現在大学2年生のわたしにとってシュウカツは決して人ごとではありません。
シュウカツのイメージは一言で表すと「重い」 です。人の人生の中で大きな存在である働くということが、
重い感覚から出発するのは少し寂しいことだと思いました。もっと働くことが「楽しい」と思える場所が
あってもよいのではないでしょうか。どれだけ自分がその会社が好む人になれるか、
そのために、あの資格をとろう、この本を読もうというシュウカツに対して、
楠では自分をどれだけ好きになれるかが問題です。自分に自信を持てるようになりたい、
だったら何をきっかけにすればよいのかを考えられる場所があってもよいと思いました。

私自身この展示を見て、シュウカツに対して重いだけだったイメージと視野を広げることができました。
個性を持った人たちがひとつのグループとして、身近なところから今自分にできる仕事を創り出していく。
ここで働くのに大切なことは作業の中身ではありません。
その作業をする中どれだけ等身大の自分でチャレンジしていくことができるかです。

働くことを自分の成長につなげることができるのがこの仕事の魅力なのです。

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