3月末に京都に行った時に京都御所のすぐ近くにあるホテルに泊まった。
すぐ近くに御所に通ずる門があり、それが幕末に有名な「禁門の変」のあった蛤御門であった。
幕末にこの門を突破し御所に入ろうとする長州藩とそうさせじとこの門を守る会津藩、薩摩藩の間の有名な戦闘は会津藩配下の新選組の動きとともに幕末史には欠かせないものである。
長州藩は敗北しその後朝敵としてあつかわれるが、やがて有名な薩長密約による薩長連合が成立し明治維新が完成するのはあまりにも有名な話であり、
今、長州藩を舞台にしたNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」にもこの蛤御門の戦いがでてくるのかもしれないと思いながらこの門をくぐった。
それにしても、この禁門の変では大砲も使われ、京都のこの一帯は焼け野が原になったとのこと、政治の重要さもさることながら、私は焼け出される市民、庶民の難渋をまず思わずにおれないのである。
(おわり)
画像:筆者撮影 蛤御門