この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#595 西村秀夫著「矢内原忠雄」1

2009年08月21日 | 宗教 思想 科学
一昨日、鎌倉円覚寺で定例の座禅会の後で、これも例によって、北鎌倉駅の前の喫茶店でIさんとMさんと「茶礼」を持った。
いろいろな話題を楽しんだが、最後の辺で、西村秀夫先生の話題になった。

私はこの素晴らしい先生のことを考えると涙が出るほど懐かしくなる。

Iさんも、Mさんも西村秀夫先生を懐かしがられた。

4年前に西村秀夫先生が亡くなったあとに、私がしのぶ会に出席したときに、記念に、西村先生の著書「矢内原忠雄」を頂いて持っていることを話すと、Iさんが是非読みたいと言われた。

Mさんも、西村秀夫先生の思い出を語られた。
Mさんが、大学の教養学部の寮の委員をしておられた時に、西村先生と話合われたことがあったという。

Mさんが社会人になられてからどこかの駅で先生に会ったら、「やあ元気か?」と声をかけて下さったという。

Iさんも、西村先生のよく歌われた、旧制第一高等学校の寮歌「春甦る」をよく思い出すという。私もそうである。坊主頭で美青年の面影の残る先生が、腹の底から絞り出る美声で「春甦る」を歌われるのは見事であった。

(この寮歌は、名僧であった中川宋淵老師もお好きで、聞かせて頂いた、・・というか一緒に歌う光栄に浴したことがあるが・・・・)

Iさんは、矢内原忠雄先生へも傾倒しておられる。Mさんも私も同じことであるが、Iさんの場合は特別である。

矢内原先生は、大学を卒業後、民間会社に就職しておられる。現場での勤務ののち、大学に戻っておられる。

Iさんは、大学のころからそのことを聞いていて同じ会社に就職し、同じ現場で仕事をした経験を持っておられる。

次にお会いするときに、この本、西村秀夫著「矢内原忠雄」をIさんにお渡しすることを約しIさんとMさんにお別れした。(つづく)

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画像:西村秀夫著「矢内原忠雄」日本基督教団出版局発刊(非売品)1975年7月10日初版 2002年1月10日復刻版発行 345ページ




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