イジメは多様化・手段も多様化

以前、不登校で悩む親の会に行ったときに・・・
元教師の初老の方が来ていた。
自分の経験を発表するつもりだったみたいですが、途中で顔を真っ赤にして足早に退席していきました。まるで逃げるように！「私はお門違いでした」と言いながら・・・
数十年前に、登校拒否児の子供を迎えに行って、無理に車に乗せて登校させ、登校拒否をやめさせた話や子供の首に鎖をつけてでも無理にでも登校させたらいいみたいなアドバイスを得意げに話し始めた途端・・・
「そんなことできるならとっくにやってるわ！」と子供の不登校で悩むママたちから涙ながらの集中攻撃をくらいました。怒鳴られたと言ってもいいくらいに！
一概に不登校といっても、原因は様々です。
無理に行かせてうまくいく場合もあれば、悪化する場合も多々あります。
それに理由がイジメだったら、登校させてもイジメの環境が改善されていなければ苦しみは増すばかりです。
無理強いをして解決するなら・・・とっくに日本中でやっているでしょう。怠けではないのです。
最近は、発達障害が関係している場合もあります。無理に強制すると心傷ついて・・・慎重にやらないと一時的な不登校で済むものが、場合によっては長期的な引きこもりになる場合があります。だからといって怖がって何もせずでは困りますが。
十人十色でその子に適した方法を探していくしかないでしょう。
多様化していますから、昔の方法だけに頼るわけにはいかないでしょう。