笑わなくなったら要注意！

GW最終日・・・だが雨・・・こんな静かな雨だと必ず思い出すのはK君。近所の子で喋る前から知っている。私たちにとっては息子のような存在の一人。塾在籍年数は彼が一番長い。そんな彼が小５で笑わなくなった、無反応になった。成績は急降下、子供らしい活発さがなくなった。理由がわからなかった。
ある日、塾の休憩の時間に、娘が「今日の給食のゼリー美味しかったね！」と話しかけると「見たけど食べてないからわからない」とポツリ。
私は耳を疑った。幼い頃から甘いものが超大好きで、うちの冷蔵庫から甘いものを探し出し勝手に食べていた甘党が、給食のゼリーを食べない？ありえない。「お腹が痛かったの？」歯を強くかんで首を横に小さく降る・・・嫌な胸騒ぎがした。
「おじちゃん！絶対に助けるから何があったの？教えて！勇気を出して話して！」口は開かない。私の中学時代のイジメを話した。
長い時間が経った。重い口が開いた「僕いじめられている」1:10では、個人の力ではどうにかできるレベルではない。
内容を詳しく聞く、「給食のゼリーやスイーツは毎回奪われ、雨の日はモップ掛けと称して床を引きずられて泥だらけ、～レンジャーの戦隊モノをまねて陰湿な暴力・・・トイレに逃げ込んでも、上からよじ登って鍵を開けられ、引きずり出される」担任に訴えたらしいが助けてもらえない。加害者も子供でも巧妙で、教師の目の届かないところで長いことイジメが続けられてきた。被害状況を紙にまとめて見たら、数ヶ月に及ぶ長期なのでA4で8枚以上。
親も事の重大さを知って驚き、どうしていいのか？と困惑。
翌日、保護者の代理で私が報告書を校長先生に提出。良識のある校長先生だった。直ぐに問題解決に活動してくれた。（聞く耳のある理解のある方ばかりではないのが現実の厳しいところ。今回は運が良かった(*゜▽゜*)）
加害者とその保護者にも、校長先生から厳重注意！
ただし、報復される可能性もいなめない。学校では校長先生からの指示で他の教師の目があるから何もされないが、問題は教師の目を離れた学校外が要注意。
下校時間に合わせ、私も頭を全剃り、龍と虎のアロハ・グラサン・金色の飾りの奇抜な格好で、しばらくはお迎えに。一緒に歩いて帰った。
噂がたった「彼のおじさんはヤバイ人だ(^_^;)」効果はあったみたい。
そのあと彼は中学では陸上部、成績優秀。私としては水戸一高を受験させたかったが本人の希望は工業系、現在茨城高専の3年生！
いじめは早期発見早期解決が何より。彼の場合ももっと早く気づけばよかった。
「笑わなくなった」・・・何らかのサインは出ていたのだから。反省