弘前市街に戻って本日の走行は終了です。盛岡から200km弱を走り、出発からの通算では1200kmに迫りました。投宿に先立ち「はすや」に飛び込みます。
非常時故の制約といえば、飲食店の早仕舞いです。今のところ、弘前の店にお門違いな「要請」が突きつけられているとは聞いていないものの、人出が減ったことにより早仕舞いせざるを得ない状況は十分考えられました。その可能性も考慮の上で事前に問い合わせたところ、電話口のお姉さんからは通常通り0時までとの返答が。とはいえお客が帰り次第明かりを消すということは想定しておくべきでしょう。投宿してから向かうとなると、10時台の後半になるのはおそらく避けられません。先に一杯やった後、宿までは歩いて行くという前提で、店の近くに車を止めました。目の前で明かりが消えるという事態に戦々恐々としつつも、できる限りの早足で歩き、玄関の扉を開けて階段を上り、カウンターの一番奥に収まったとき、安堵の吐息が漏れてきたのはもちろんです。
弘前で愛用してきた店はいくつかあるものの、次点に大差をつけているのが当店です。特に花見の旅では日参するのが当たり前で、今回もおそらくそうなることでしょう。中でも今夜はこちらに腰を据えるつもりで臨みました。その理由は大別すると二つあります。まず、盛岡から移動してくる関係上、はしご酒をする時間的な余裕がありませんでした。それに加えて大きかったのが、前回の借りを返すという目的です。北海道へ渡った昨秋、花見の旅と同じ経路を逆に辿って帰りました。弘前にも当然寄ったわけなのですが、一夜限りの滞在という事情もあり、欲張りすぎて失敗します。見舞いがてらなじみの店を訪ねるべく、「しまや」と「弦や」に寄ってからここを訪ねるも、当然ながらおよそ万全とは言い難く、無理矢理飲み食いするだけの結果となってしまったのです。体力の陰りを痛感するとともに、店に対しても粗相を働く結果になったという点で、忸怩たる思いが残る出来事でした。あれ以来、新築なった当店をよい状態で訪ねることが、喫緊の課題となっていた次第です。
その目的は無事果たされた一方で、気にかかることもありました。想定通りの結果とはいえ、お客の帰りが早いのです。手伝いの青年の姿もなく、今夜は店主とお姉さんによる二人組です。昨秋と今の二度にわたり、同じ経路を辿ってきたことで、顕著に感じる違いがあります。人出は増える一方で、飲食店の活気は逆に失われました。「集まり」に対する規制がなし崩しで緩和され、そのしわ寄せが飲食店にだけ回された現実を再認識する一幕です。
★はすや
弘前市上瓦ヶ町1-1-2F
0172-33-6981
1800PM-2400PM
日曜定休
豊盃
田酒
お通し
刺盛り
野菜のゴマ酢和え
あんこう唐揚
タラの芽天ぷら
非常時故の制約といえば、飲食店の早仕舞いです。今のところ、弘前の店にお門違いな「要請」が突きつけられているとは聞いていないものの、人出が減ったことにより早仕舞いせざるを得ない状況は十分考えられました。その可能性も考慮の上で事前に問い合わせたところ、電話口のお姉さんからは通常通り0時までとの返答が。とはいえお客が帰り次第明かりを消すということは想定しておくべきでしょう。投宿してから向かうとなると、10時台の後半になるのはおそらく避けられません。先に一杯やった後、宿までは歩いて行くという前提で、店の近くに車を止めました。目の前で明かりが消えるという事態に戦々恐々としつつも、できる限りの早足で歩き、玄関の扉を開けて階段を上り、カウンターの一番奥に収まったとき、安堵の吐息が漏れてきたのはもちろんです。
弘前で愛用してきた店はいくつかあるものの、次点に大差をつけているのが当店です。特に花見の旅では日参するのが当たり前で、今回もおそらくそうなることでしょう。中でも今夜はこちらに腰を据えるつもりで臨みました。その理由は大別すると二つあります。まず、盛岡から移動してくる関係上、はしご酒をする時間的な余裕がありませんでした。それに加えて大きかったのが、前回の借りを返すという目的です。北海道へ渡った昨秋、花見の旅と同じ経路を逆に辿って帰りました。弘前にも当然寄ったわけなのですが、一夜限りの滞在という事情もあり、欲張りすぎて失敗します。見舞いがてらなじみの店を訪ねるべく、「しまや」と「弦や」に寄ってからここを訪ねるも、当然ながらおよそ万全とは言い難く、無理矢理飲み食いするだけの結果となってしまったのです。体力の陰りを痛感するとともに、店に対しても粗相を働く結果になったという点で、忸怩たる思いが残る出来事でした。あれ以来、新築なった当店をよい状態で訪ねることが、喫緊の課題となっていた次第です。
その目的は無事果たされた一方で、気にかかることもありました。想定通りの結果とはいえ、お客の帰りが早いのです。手伝いの青年の姿もなく、今夜は店主とお姉さんによる二人組です。昨秋と今の二度にわたり、同じ経路を辿ってきたことで、顕著に感じる違いがあります。人出は増える一方で、飲食店の活気は逆に失われました。「集まり」に対する規制がなし崩しで緩和され、そのしわ寄せが飲食店にだけ回された現実を再認識する一幕です。
★はすや
弘前市上瓦ヶ町1-1-2F
0172-33-6981
1800PM-2400PM
日曜定休
豊盃
田酒
お通し
刺盛り
野菜のゴマ酢和え
あんこう唐揚
タラの芽天ぷら
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