日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2021 - 北と東

2021-11-01 19:00:31 | 北海道
国道12号線を淡々と下って旭川に着きました。出発から1400km走ったところで投宿です。気温は7度、しかし昨夜の岩見沢より相当寒く、道央との気候の違いを感じます。
北海道に上陸した後、まず悩むのは北と東のいずれへ行くかということですが、今回は迷いなく北へ走りました。というのも、釧路の「万年青」が月に一度の連休で、今夜も明日も開いていないのです。ただし、代わりに訪ねた旭川で、目当ての「独酌三四郎」に入れるかという問題が常につきまといます。教祖をして「北海道一の名居酒屋」とまで言わしめた聖地の一つを、初めて巡礼したのは八年前でした。それ以来、秋の遠征に際してはここへ寄るのが必須という前提で日程を組み立てるようになりました。しかし、店の名声は年々高まり、特にTVで紹介された五年前から、間一髪での滑り込みが常態化して現在に至ります。神懸かり的な強運に恵まれて、不敗神話を守ってはいるものの、いつ途切れるかと思うと毎回のように気を揉んでしまいます。ならば予めおさえてもらえばよいかというとさにあらず。なまじ手配をしてしまうと、今度はその予定が万一狂わないかと気を揉みます。その結果、多少なりともお客が引けてくるだろう終盤に突撃してきたのが真相です。その戦術も年々通用しづらくなってきているところではありますが、今回も玉砕覚悟で臨みます。
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