日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

貸切バスで成婚ツアー(2)

2011-06-26 23:05:43 | 関東
帰宅しました。数字の上ではいたって早い帰着時間とはいえ、金曜の生業と合わせて三日間全く違う行路だった上に、そのうち二日は慣れない団体行動だったこともあり、疲労感が半端ではなく、まるで一週間の長旅から帰った後のように疲れ果てていますorz
こんな酔狂なツアーにどれだけの物好きが参加するかと思ったところが、蓋を開ければ主賓とドライバーを含めて20人近くと、年に一度の忘年会以上の賑わいでした。中には十年ぶりに会うような面子もちらほらと。酒席やら活動やらで年に何度も会う連中はともかく、十年ぶりともなると否応なしに時の流れというものを感じさせられます。目に見えて老けたわけではないものの、少なくともこれが若者の集団であるとはいえません。遠目に顔さえ見れば一瞬で思い出せる仲とはいえ、お互い少しずつ歳をとっていることだけは間違いないようです。

趣味と家庭は本来両立し得ないものであって、独身者の割合が世間に比べ高いのは、ある意味趣味人の宿命ともいえます。しかし、今回の参加者に関しては、これで半数近くが所帯持ちになりました。男の生涯未婚率が10%台の後半という世の中ですから、それ以上が残る可能性は高いとしても、気楽な独り身はいずれ少数派に変わって行くのかもしれません。
もっとも、自分は旅さえできれば家庭と財産は要らないと決めている人間であり、先を越されたという焦りもなければ、少数派に転落するという危機感もありません。自分には一人旅と一人酒が何より合っており、それらを投げ打ってまで「人生の墓場」を目指す気にはならないというのが本音です。よほどの大恋愛でもすれば話は別なのでしょうが、そんな運命的な出会いをつかみ取れるだけの人間的な魅力が自分にあるなら、とうの昔に結婚しているでしょう。この歳まで残ったのは必然であり、自分は家庭生活には本質的に向かない人間なのだと自覚しています。もちろん、孤独と引き換えに手にする自由ですから、晩年には後悔することもあるでしょう。そうなったら話し相手の犬でも飼えばよいのではないかと思っています。仲間の慶事も自分にとってはどこ吹く風の出来事、当分はこのまま自由で気楽な一人旅を続けることになりそうです。

珍しく人生について語ってしまいました。こういう話が一番苦手なのですがね(苦笑)
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貸切バスで成婚ツアー

2011-06-26 09:11:30 | 関東
はしご酒の翌日は大宮駅からスタートします。バスツアーなのになぜ大宮駅かといえば、昨日の深酒がたたって寝坊してしまい、往路はバスをあきらめ列車で追いかけることになったという次第ですorz
とはいえ、時間にルーズなのはいつものことです。ひどいときには北海道行きの飛行機を寝飛ばして、列車で一日かけて追いかけたこともありました。それを思えば今回の遅刻などどうということはありません。まずは新幹線で高崎へ、そこから列車を乗り継ぎ、峠の釜めしで名高い横川へ向かいます。
ちなみに、本日のツアーの趣旨は活動仲間の成婚祝賀です。汽車好きが列車を借り切り結婚式をするといった話はよくあることで、その点からするとただのバスツアーなどとりたてて珍しいものではありません。当然ながら、この活動には仕掛けが一つあります。バスドライバーでもある活動仲間が自らハンドルを握るということです。横川で「碓氷峠鉄道文化むら」を訪ねた後、碓氷峠の旧道沿いに峠越えの線路の遺構を探索し、温泉で一風呂浴びて帰るというのが大まかなプランです。もちろん車中は終始酒盛りとなります。旅先で買い集めたありったけの酒を持ち出し、準備に不足はありません。日帰りとはいえ、一人旅とは趣向が異なりなかなか濃密な活動になりそうです。

★大宮946/あさま511(511E)/1010高崎1023/131M/1056横川
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