日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

要検入場

2011-06-12 21:12:30 | MOS
歳が変わって最初の週末は、相棒を一年点検へ送り出してあっさり終了となりました。顛末は出場時に回すとして、行きがけに立ち寄ったMOSの記録だけ残しておきます。

★青物横丁店
当地に十数年ぶりの復活を遂げたのはよいものの、最近の傾向を引きずって、眉をひそめるような内装の安っぽさが随所にみられるのが何とも嘆かわしいことです。しかもメニューが限られていて、これでは「ファクトリー」と変わりません。こんな店にMOSを名乗ってもらいたくないというのが率直な感想です。

★クロスガーデン川崎店
名前からして期待感ゼロのこの店、幹線道路沿いの複合商業施設の一角という立地は見事なまでに予想通りで、店内もとりたててどうということのない、いたって平凡なMOSです。しかし、前の店との相対関係で、こんなMOSでも真っ当に見えてくるのが不思議です。鴨居を効果的に使った壁際と天井回りの意匠が最近のMOSの特徴をよく表しています。

店舗の設えに関する限り、最近のMOSは着実に安普請へ走っています。見るに堪えない前者はもちろんのこと、後者も辛うじて合格点というのがせいぜいであり、それも期待値がゼロだったからこそ結果として合格点に達しただけです。MOSDOなる実のないプロジェクトも忘れ去られて久しい昨今、結果的にはミスドの安っぽさだけが伝染してしまったようです。安く作ればその分寿命も短くなり、何年も経たないうちに作り替える羽目になるというのはミスドが実証していることです。燃費の悪い外車を後生大事に乗るより、国産のコンパクトカーやハイブリッドカーを3年ごとに乗り換えた方が経済的という発想にも通じる方向転換は、ある意味時代の流れなのかもしれません。しかし、経済性を競うあまり、現代の車が操る楽しみまで失ってしまったのと同様、安く作って使い捨てることによって失われてしまう満足というものがあります。安さを競う牛丼チェーンならともかく、MOSがこれでは元も子もありません。まさに「朱に交われば赤くなる」の好例ではないでしょうか。私の懸念は的中してしまいましたorz
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