日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

今日は新橋(4)

2008-03-05 22:11:43 | 居酒屋
二軒目は「酒処 身知らず」です。先週の「多吉」と並んで私が最も古くから通っているのがこの店です。
店名は会津名物の「身知らず柿」に由来します。その名の通り、会津の地酒と郷土料理がいただけます。
こちらで出る酒は通い始めて以来一貫して「会津中将」と「國権」の二種類のみです。しかし、呑兵衛ならばこれがいかにこだわり抜いたチョイスであるかお分かりいただけるのではないでしょうか。
角刈りの苦み走った親方が一人でカウンターに立ちます。見るからに頑固親父を思わせる風貌とは裏腹に、行きつけの店では一番の話好きです。週の半ばということもあり、今日は入店と同時に他の御仁が退散して貸切状態となりました。提灯の灯を落とした店内で親方と一時間ほど談笑して席を立ちました。

★酒処 身知らず
港区新橋4-11-6 植木ビル1F
03-5473-9540
1700PM-2300PM(土日祝休)

会津中将純米原酒
お通し(きんぴら)
馬刺し・くじら汁
〆て2600円
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今日は新橋(3)

2008-03-05 21:07:44 | 居酒屋
二週続けて来てしまいました。今日の一軒目は「もつ焼 くら島」です。
無愛想な女将が名物で、ネットで検索すると必ずといっていいほどそのことが話題に上ります。この女将に比べたら太助など大したものではありません。それでも好意を持って書かれることが多いのは、その無愛想さが人を不快にさせるものではなく、むしろお客に対するさりげない配慮を感じさせるからなのでしょう。「無愛想」と「横柄」は違うということをこの女将は無言で教えてくれます。ここまで無愛想な女将ですが、時折はにかんだように微笑むことがあります。その瞬間を拝むことができたら、その週は多分いいことがあるでしょう(笑)
入口の脇で親方がもつを焼き、そこから奥に向かって直線状のカウンター席が並びます。親方は女将とは打って変わってきっぷがよく、その結果入口に近い席から埋まっていくのが笑えます。
親方と女将もさることながら、長年の煙がしみこんだレトロな雰囲気が秀逸です。写真に残したいところなのですが、店の空気がそういう無粋なことを許しません。酒を楽しむというより、雰囲気を楽しむというのがこの店の真骨頂ではないでしょうか。「食べログ」のレビューがそのことを的確に物語っています。私もこんなレビューを書けるようになりたいものですφ(..)メモメモ

★くら島
港区新橋3-10-4
03-3433-6595
1800PM-2200PM(土日祝休)

焼酎・タンサン
お通し(柿の種)
煮込み
もつ焼(塩3・たれ3)
〆て1450円
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