日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

渋谷で呑み(2)

2008-03-20 23:26:33 | 居酒屋
渋谷の店は新橋と違って、はしご酒をするよりもその一店でまったりしたいと思わせる雰囲気があります。よって、はしご酒をするかどうか非常に迷うところなのですが結局はしごしてしまいました。悲しい性ですね(T_T)
二軒目は渋谷では数少ない行きつけの店の一つ「4番サード魚真」です。
Googleで「4番サード」と検索して出てくるのは、長嶋でも原でもなくこの店です。文化村通りの一番奥からさらに少し進んだ住宅街の中にひっそりと佇んでいますが、酒が選べて料理がうまく、値段も手頃で店の雰囲気もいいという三拍子も四拍子も揃った名店のため、いつ行っても大盛況で、ピーク時は予約を取らないと厳しいようです。よって、一人で立ち寄る私はきまって遅い時間の訪問となります。
酒も肴も旬のものをいただけるというのがこの店のいいところの一つです。店名の通り魚料理が中心で、季節の魚が刺身、焼魚、煮魚、串焼きなど様々な形でいただけます。酒のラインナップも豊富で、知る人ぞ知る銘酒をお手頃な価格で提供してくれます。
お通しがない代わりに200円の「あら煮」をいただき、刺身と串焼き、それに一品料理をつまむのがここでの私の定番コースになります。定番メニューが豊富でいつの間にか品数が増えるという点では、馬場の「鳥やす」に似ています。さすがに値段まで一緒というわけにはいきませんが、場所と雰囲気を考えると十分に値頃感のある名店です。
今日は祝日、遅い時間に入ったということもあり、さすがに店内も閑散としてきました。カウンターで店の若い衆としばし談笑して席を立ちました。

★4番サード魚真
渋谷区松涛1-29-5 松涛CSコート1F
03-3464-4477
1700PM(日曜1600PM)-030AM(LO2330)

瀧自慢純米
あら煮・初鰹
さわら塩焼・いわし丸干し
葉山葵正油漬
〆て3710円
コメント

渋谷で呑み(1)

2008-03-20 20:35:28 | 居酒屋
入院中の呑み仲間を見舞った帰りに渋谷に寄ります。自分だけ呑んでしまいどうもすみませんm(__)m
今日は「Bistro三十五段屋」を選択します。目立った外看板もなく、小さな看板とメニューだけが薄暗い玄関に浮かび上がり、それがただならぬ雰囲気を醸し出しています。そこから続く三十五段の螺旋階段を下りたところが店の入口です。以前から気になっていたところ、今回が初めての訪問となりました。
店内に一歩足を踏み入れた瞬間、そこはホームグラウンドの新橋とは全くの別世界です。厨房を取り囲むように大型のカウンター席が配置されますが、一人で杯を傾けている者など私以外に一人もいません。お客もスタッフも年齢層が明らかに一回り違います。それに加えて腹にたまりそうなメニューが並びます。完全なアウェーの雰囲気で、来るところを間違えたのではないかという後悔の念に一瞬とらわれます。
しかし、私の目に狂いはなかったようです。お湯割りの温度と濃さが絶妙です。当たり前のように見えてこれができていない店が実に多いのです。酒の銘柄は多くはありませんが、ビールはヱビス、清酒も焼酎も通好みの銘柄が手頃な価格でいただけます。
脱帽したのはその気配りの繊細さです。酒は少々呑み足りない、さりとて料理はやや重たい、そんな空気を感じ取ったか、図ったようなタイミングで蛸わさの小皿がスッと差し出されました。それを肴にもう一杯飲み干したことはいうまでもありません。最後に出されるあら汁も秀逸でした。若いながらあっぱれな心遣いです。

★Bistro三十五段屋
渋谷区円山町1-1 渋谷シティーホテルB1
03-3770-9835
1730PM-2330PM(LO2230PM)
不二才×2, 伊佐大泉
お通し(サラダ・あら汁)・ホタルイカ刺
〆て2750円
プラス蛸わさ(おごり)
コメント

飛び石連休

2008-03-20 10:36:33 | 旅日記
春分の日ではありますが、終日雨になりそうなので旅はお休みです。
今回のように祝日と土日が飛び石になっているときは、有給休暇で隙間を埋めて長期休暇をとる絶好のチャンスになるので、旅人としてはむしろ歓迎すべきことになります。逆にあってほしくないのが土曜と祝日が重なる場合で、実質的に祝日を一日損するばかりか、日祝日休みのスポットにも立ち寄れなくなるので、えらい損をした気分になります。
よって、本来であれば今回は有給休暇を挟んで遠征をするところだったのですが、期間中によそ様からのお誘いが二件もあったため、迷った挙げ句見送ることにしました。
最近の口癖なのですが、「声のかかるうちが華」といいますから有難いことではあります。四月に入れば桜とともに日本列島を北上する旅が始まります。今日は束の間の休養をとりたいと思います。
コメント