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日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

九州沖縄縦断ツアー 2016 - 残波岬

2016-10-28 13:27:02 | 沖縄
用務先への道すがら、残波岬にやってきました。過去にも快晴下で二度訪ねており、今回是非とも再訪したかった場所かというと必ずしもそうではありませんが、用務先の至近でこの快晴ということになれば素通りする手はありません。
沖縄といえばエメラルドのように透き通った海を連想しがちですが、垂直に切り立ったこちらの岬は様相を全く異にし、サファイアのような深い青の色合いを特徴とします。快晴の空の下ではその色合いもなおさら際立ってくるようです。

それはよいのですが相変わらず暑さが半端ではありません。車載の温度計は一時33度にまで達しました。昼過ぎまで持ち時間がありながら、実質残波岬にしか寄れなかったのも、あまりの暑さで行動力、判断力が鈍ったという事情によるところが少なからずあります。
気温の高さに加え、上陸以来風が全くないのも厄介です。切り立った岬の上といえば、強風が吹きやすい場所の典型であり、発電用の風車があることからしても、日頃から強い風が吹くのは明らかです。しかしその風車も今日は一切動いていません。予想気温からある程度の暑さを覚悟していたとはいえ、現実はそれをもはるかに超越していましたorz
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九州沖縄縦断ツアー 2016 - 三日目

2016-10-28 09:08:46 | 沖縄
おはようございます。滞在二日目も清々しい青空が広がりました。いや、清々しいといっては語弊があるでしょうか。天気がよい代わりに暑さも相変わらずで、昨晩は冷房をかけたまま休みました。今日もかなりの汗をかきそうですorz
暑さを除けば絶好の活動日和ではありますが、本日は業務のためそうも行きません。ただし、用務先には昼過ぎに着けばよいため、それまで多少の寄り道はできるかもしれません。その後は日が暮れるまで業務となり、終わり次第那覇へ戻って一献傾ける予定です。
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九州沖縄縦断ツアー 2016 - サン・コーラル

2016-10-27 20:31:44 | 沖縄
331号線経由で那覇へ戻ると、明治橋の手前から渋滞が始まり、そうか今日は平日だったかと気付かされました。その渋滞をどうにか抜けて58号線に入り、定宿のロコイン沖縄、もとい「サン・コーラル」に投宿しました。
今回の滞在中、那覇の宿が空前の混みようとなっていることについては以前も申しました。ただし、本当に混んでいるのは土曜と重なる明後日であり、今日と明日については多少なりとも余裕はあったのです。そのような中あえて定宿から宗旨替えしたのは、十年来世話になってきたロコインの圧倒的な優位性が失われたという事情によります。
この宿で非常に大きかったのが無料の駐車場です。これにより実質的には市内の最安値に近い出費で泊まることができたため、立地のよさ、部屋の広さに快適さといった美点を考えると、わざわざ他を探す理由は見出せませんでした。ところが今回、その駐車場が有料化された上に宿泊料も若干上がっており、最安値との差が無視できない程度に広がりました。そして、ゲストハウスを除けば最安値に属する宿の一つがここだったというわけです。
この宿には一度だけ世話になったことがあります。ロコインが定宿になる前ということは、少なくとも十年は前のことです。格安ながらも新築で、快適な宿というのが当時の印象でした。しかしそれから十年の時を経たということは、それに応じて設備がくたびれてくるということでもあります。格安のビジネスホテルとしては必要にして十分とはいえ、ロコインに比べると部屋は狭めで無味乾燥、眺望もなく、それなりの割り切りは必要というのが実情です。とはいえ、今回は那覇に三泊することもあり、宿泊費には普段以上に金をかけられないという事情がありました。市内の宿泊事情がかつてないほど逼迫する中、そのうち二泊を最安値で確保できたのは幸運だったといってよいでしょう。
上記の通り安かろう悪かろうという面があるのは事実ですが、料金以外にもこちらが明確な優位性を持つ点が一つあります。ユニットバスが専用の区画になっていることです。散々汗をかいた後には、思い切り身体を洗えるところが非常にありがたく感じられました。
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九州沖縄縦断ツアー 2016 - 具志川城

2016-10-27 18:08:28 | 沖縄
お約束の具志川城、喜屋武岬、魂魄の塔を回って具志川城に戻ってきました。夕日は六時を前に水平線の彼方へ沈んでいったところです。相変わらずの暑さとはいえ、西日の弱々しさだけは晩秋の趣でした。
十数年来通っている沖縄ですが、印象的な夕景といわれてもほとんど記憶にありません。日が沈む瞬間まで見届けたということになると、今回が初めてのような気がします。これは偏に沖縄の天候が安定せず、日中に晴れていても夕方までに曇ってしまうことがほとんどだからです。その点終始雲一つない今日の空は異例でした。残照に染まった空をしばし見届けてから那覇へ戻ります。
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九州沖縄縦断ツアー 2016 - 相棒

2016-10-27 14:28:03 | 沖縄
到着後ゆいレールで市街へ移動し、壷川駅前の営業所でレンタカーを引き取りました。今回の相棒はホンダフィットです。
レンタカーの営業所が空港の近くから豊見城へ移転して以来、送迎バスでの移動が道路事情によっては小一時間もかかる代物になり、さらには営業所の大型化に伴って利用客が増え、その分待ち時間も長くなってしまいました。そこで去年は新設された壷川駅前の営業所を試しに利用したところ、期待以上の好結果だったため再び選んだわけなのですが、問題点もないわけではありません。
前回もそうだったかどうか、応対に出たのが不慣れな中国人の係員で、手続きに必要以上の時間を要してしまったのです。外国人観光客に特化した宿泊施設に間借りする形で営業所があるため、中国語のできる係員が必要という事情は理解できますが、中国語はできたとしても通常の接客ができていないというのはいかがなものでしょうか。都内の百貨店でも、いわゆる「爆買い」を当て込んで中国人の係員を配置したことにより接客水準の低下を招き、熱が冷めた後には客離れという結果だけが残ったと聞いたことがあります。待ち時間が短い反面、係員が不慣れで時間が要るという、旅行代理店のごとき状況は改善を望みたいものです。とはいえ、移動時間、待ち時間、手続きに要する時間の総合評価で考えれば、この営業所に依然として優位性があります。今回限りの現象であることを期待して、とりあえず次回まではここを利用することになりそうです。
ちなみに今回ツーリングマップルRを置いてくるという失策をしてしまいました。しかし営業所で配布される地図がそこそこ使えるため、今回はこちらで代用します。
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九州沖縄縦断ツアー 2016 - 灼熱

2016-10-27 14:06:01 | 沖縄
那覇に着きました。出発前の予報から、天気がよさそうなのは承知していましたが、連日快晴との予報を聞いても半信半疑でした。時期を変えて何度か訪ねた中で、そのような状況に遭遇したことは一度もないからです。しかし現地に降り立つと、沖縄では見たこともないような雲一つない青空が広がっていました。それとともに特筆すべきは暑さです。連日30度前後の予想最高気温を見れば、どれだけ暑いかは推して知るべしとはいえ、体感は数字だけでは計れません。焼けるような日差しの熱さは灼熱と形容するにふさわしいものがあります。加えて湿度もそこそこです。
今回とさほど変わらぬ時期に訪ねたこともあるとはいえ、これほど暑かったことはありません。過去の記録を調べても、10月の後半にもなれば30度を超える日はまずないようです。去年訪ねたときも天気はよく、本土でいうなら夏の終わりを連想させる季節感でしたが、今回は真夏とまではいわないまでも、残暑厳しい八月下旬、九月上旬あたりの季節感です。暑さを苦手とするこちらにとっては厄介な状況ですが、趣向を変える上ではこれでよいのかもしれません。
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九州沖縄縦断ツアー 2015 - 沖縄の旅 完結

2015-11-02 15:08:48 | 沖縄
沖縄の旅はこれにて完結、ゆいレールに乗って那覇空港へ向かいます。完結と称するのは、空路は単なる移動であって旅ではないと考えているからに他なりません。福岡まで旅はしばしの中断です。
青空も束の間、空は分厚い雲に覆われ、今にも降り出しそうになってきました。しかし、こちらの滞在時間を見計らったかのように、おおむね晴れてくれたのは幸いでした。暑からず寒からず適度な気温で、晴れる日の割合も多いという点において、今が一番よい時期なのは間違いないようです。
10月の後半から11月にかけてといえば、全国どこへ行っても宿が混む時期です。かような観点からも、早くから日程を決め、宿と交通手段を押さえておく沖縄の旅を組み込むことは理にかなっています。沖縄に行くならこの時期が一番という考えが、今回の旅を通じてますます確立されてきました。

唯一問題なのは、往路でも大いに難儀させられた空路での移動です。フェリーで往復し、なおかつ現地での滞在時間を二日以上確保するには、最低でも六日の日程が要ります。つまり、土日に加えて平日を四日休まなければならないということです。四日も休むとすれば、いっそのこと五日休んで次の週末とつなげた方が得策ということになります。しかし、大型連休は東北での花見、秋は北海道でのキャンプという形で、長い休みの使い道が固定化されている以上、さらに重ねて長い休みをとるのが道義的にどうかという問題があり、それがフェリーで往復する際の唯一にして最大の問題点です。
この点、昨日も少し言及した通り、片道を空路で妥協することにより、従来と同様の五日間で、フェリーを利用しつつ那覇にも三泊できるという秘策が浮かんでいます。それを来年実行してみて、片道でさえ空路を苦痛に感じたときには、隔年で一週休んで往復フェリーという選択も考えるつもりです。
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九州沖縄縦断ツアー 2015 - 夏の終わり

2015-11-02 12:47:30 | 沖縄
南風原、与那原と東進してから海沿いを南下し、安座真の海水浴場にやってきました。ここを目指していたわけではなく、那覇からほどよい時間で行き来でき、なおかつ近年行っていない場所という条件から、南東の方角が消去法で浮上しただけのことです。しかし結果としてはこれでよかったのかもしれません。
まず、空が次第に晴れ出して、いつしか昨日以上の快晴になりました。こうなると浜辺の景色も俄然絵になってくるというもので、海の青さと砂の白さはまさに沖縄ならではです。気温は27度、しかし汗が吹き出すような暑さではなく、日陰で受ける風は心地よく感じられます。内地でいうなら、海水浴の時期が過ぎ去り静かになった8月下旬、9月上旬の季節感とでもいえばよいでしょうか。夏の終わりを連想させる印象的な光景です。
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九州沖縄縦断ツアー 2015 - 四日目

2015-11-02 09:13:44 | 沖縄
おはようございます。雨との予報に反し、窓の外には薄日が差しています。またしても天候が直前で上振れしたらしく、最新の予報では日中いっぱい降雨はないとのことです。今回も天候には総じて恵まれたといってよいのではないでしょうか。
レンタカーの返却時刻は14時、去年並みの快晴ならば、高速道を飛ばしてでもとにかく眺めのよい場所へ行くところ、本日はそこまでするほどの好天でもありません。まず思いつくのは、首里にできた新規のMOSへ行くというものですが、今回図らずも「首里城祭」なるものに重なってしまったため、そちらの方面には近付きたくないという事情があります。帯に短し襷に長しの持ち時間を、どう使うかが思案のしどころです。
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九州沖縄縦断ツアー 2015 - 那覇の夜 再び

2015-11-01 20:43:21 | 沖縄
おおむね読み通りの時間で那覇に戻りました。一風呂浴びて夜の街に繰り出し、九時過ぎに一軒目へ入るという流れもほぼ読み通りです。
今更那覇で新規開拓に走るつもりはなく、選択肢は昨日出番がなかったhinodeと「成^2」に事実上絞られます。問題はどちらを先にするかです。これまでの通例からしてhinodeを優先するのが順当ながら、混み合っているようなら順序を変えるのも一案ではあります。いずれについても店内の様子は外からでも分かるため、まずは両方のぞいてみてから決めるつもりです。
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九州沖縄縦断ツアー 2015 - 58号線の旅

2015-11-01 18:39:35 | 沖縄
そばの有名店がひしめく名護まで来たからには、どこか一軒立ち寄りたいのはやまやまながら、その分時間を消費する上に夜の部にも響いてきます。飲み食いはお預けとし、そのまま那覇まで走ります。
一部区間で高速道を利用した往路に対し、復路は全区間58号線を経由するつもりです。これも偏に、58号線特有の旅情を味わいたいからです。本島最北端の寂れた漁村から唐突に始まり、片側一車線の道がやがて二車線、三車線となって那覇市街に入るという展開を、川の流れを源流から河口へ向かって辿るようだと以前申しました。必ずしも快走路ではないものの、その土地独特の場面の移り変わりがあるという点で、北海道の12号線にも通ずる旅情を感じられるのが58号線なのです。
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九州沖縄縦断ツアー 2015 - 屋我地ビーチ

2015-11-01 17:51:26 | 沖縄
潮時と見て名護方面へ戻ろうとすると、思わぬ光景が出現しました。雲間から夕日が差し込み、湾の水面がそれを映していたのです。
場所は58号線との間を結ぶ屋我地大橋のたもと、屋我地ビーチと呼ばれる浜辺です。砂浜が砂嘴のように入り組んだ曲線を描いて、凪いだ水面が風に揺れ、そこに夕空が映し出される様子はなかなか様になっています。そもそも晴れることすら多くはない沖縄で、これほど印象的な夕景がこれまでにあったでしょうか。晴れは晴れでも雲が多く、今一つ煮え切らなかった本日の空模様でしたが、思いがけない形で有終の美と相成りました。
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九州沖縄縦断ツアー 2015 - ワルミ大橋

2015-11-01 16:54:50 | 沖縄
去年今帰仁から名護方面へ走ったとき、屋我地島との間を結ぶ橋が開通していて、袂からの眺めが絶景だったのを記憶しています。そのワルミ大橋にやってきました。前回訪ねたときは、直前まで晴れていたにもかかわらず、橋を渡るときには日が陰ってしまったため、今回再挑戦を試みたわけです。しかしその結果は返り討ちに終わりましたorz
少し前まで晴れていたのは去年と同様で、そこから次第に曇り、着いた頃には今にも降り出しそうな空模様になってしまった点についても同じです。かなりの高さがある橋から、本島と屋我地島で囲まれた内海を一望でき、振り返れば同じく橋でつながる古宇利島を遠望できる絶景だけに、晴れた日に是非とも一度訪ねてみたかったのですが。まあ比較的再訪が容易な場所ではあるので、次回以降の課題とします。また来年…
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九州沖縄縦断ツアー2015 - 長浜ビーチ

2015-11-01 15:57:33 | 沖縄
本部半島を時計回りに周回します。国道から外れてやってきたのは長浜ビーチです。
沖縄にしては珍しく天気がよかった年、眺めのいい静かな浜辺をたまたま発見したことがありました。記憶だけを頼りに車を走らせ、久々の再訪を果たしたのが去年のことです。その浜辺に長浜ビーチなる名前があると、今回カーナビを見て知りました。ビーチとはいっても沖縄によくあるプライベートビーチではなく、誰でも出入りできる海岸です。岩場の間できたささやかな砂浜に波が打ち寄せ、彼方には伊是名島の影が浮かぶという雰囲気が好ましく、沖合を航行するフェリーもよい点景になっています。
カーナビで初めて名前を知ったのは、沿道に案内板が全くないからで、これでは観光客が気付くはずもありません。穴場のままであってほしいと密かに願っています。
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九州沖縄縦断ツアー 2015 - 快走路

2015-11-01 15:07:04 | 沖縄
北谷まで58号線、沖縄南から屋嘉まで高速道、そこから再び58号線を走り、名護から449号線に入って本部に着きました。去年と全く同じ経路をたどったのは、海沿いの車窓が秀逸だからに他なりません。とりわけよいのが449号線で、信号もほとんどない片側二車線の快走路が延々続くところは爽快そのものです。地形に起伏がなく、写真に撮っても絵にならない代わりに、とにかく走っていて楽しいのが特徴で、かような観点からは沖縄で随一、九州まで含めても別大国道と並ぶ双璧と思います。好天時にはいの一番に走りたい快走路です。
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