森の里ホームズ

ホームページの運営にあたって思うこと

ブラックホール(black hole) :一口メモ

2012-03-07 20:04:09 | 豆知識メモ
ブラックホール(black hole) :一口メモ をアップしました。

 光さえ脱出できないほどの重力の強い大質量の天体。

太陽の8倍以上の質量を持つ星は、進化の最終段階で超新星爆発を起こす。星の外側は爆発で吹き飛ばされるが、内側の中心核は残り、やがて収縮する。中心核の質量が太陽の1.9倍以上の場合、その中心核は自分自身の強い重力のため星を支えられなくなり、限りなく収縮していく。その収縮した半径がある一定の大きさの半径(シュワルツシルト半径)に達すると、重力は極めて強くなり、その内側からは全ての物質が出られなくなる。これがブラックホールである。

 1970年、アメリカの科学者たちは強力なX線を放射する天体を突きとめるため、X線天文衛星「ウフル」を打ち上げました。「ウフル」は強いX線を出す天体を数百個発見しましたが、そのほとんどは中性子星でした。ところが、はくちょう座X-1と名づけられた天体の位置には、太陽のおよそ30倍の重さの大きな熱い青い星があったのです。しかもこの星は、太陽の10倍の大きさの見えない天体に引っぱられていました。この見えない天体こそが、観測で初めてブラックホールの候補とされた天体です。現在では観測が進み、十数個のブラックホール候補天体が見つかっています。


GCM(大気大循環モデル):豆知識メモ

2012-03-07 19:58:31 | 豆知識メモ
GCM(大気大循環モデル):豆知識メモ をアップしました。

 火山地帯・地熱地帯の噴気孔(fumarole)から噴出する気体状態の地熱流体。 大気大循環モデルの略称。大気大循環を数値シミュレーションによってつくりだすための数値モデルである。

 大気現象を支配する種々の方程式系(運動方程式、熱力学方程式等)を具体的な境界条件を適用しながら数値解法により解き、時間経過による大気状態の変化の再現を試みるもので、  天気予報や温室効果気体の増加に伴う地球温暖化の評価等に利用される。計算機の発達とともに時間分解能、空間分解能の向上が図られ、現在では対流圏から熱圏までを多層で取り扱うものもある。また地形効果、大気組成に応じた放射過程、雲、雨等、モデルに組み込まれる要素も詳細化している。