森の里ホームズ

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リフラックス(Reflux):一口メモ

2016-12-31 11:58:11 | 豆知識メモ
リフラックス(Reflux):一口メモ

 還流のことである。蒸留操作において蒸気または油の一部を塔内から抜き出し、再び塔内に戻す操作を行う。この塔に戻る流れをリフラックスという。塔内の温度を下げて精留度を向上させる目的で行われる操作である。

フェニキア人:一口メモ

2016-12-30 10:14:54 | 豆知識メモ
フェニキア人:一口メモ

 東地中海岸で海上貿易に活躍したセム語族の一つ。アルファベットのもととなったフェニキア文字をつくった。

 フェニキア人はセム語系であるが、単一の民族と言うより、東地中海岸の現在のレバノンのあたりを拠点に地中海方面に海上貿易に従事していた集団であった。古くは前15世紀頃に栄えたウガリットもフェニキア人つくった都市らしいが、これは前12世紀に「海の民」の攻撃によって滅ぼされたと考えられる。

 フェニキア人は南に移り、シドン、ティルスやベリュトス(現在のベイルート)などに都市を築き、地中海の貿易活動に進出するようになった。彼らの輸出品は特産であるレバノン杉といわれる杉材で、中東では森林が少なかったため、エジプトなどでも貴重な建築材としてフェニキア人の主要な交易品となった。レバノン杉は現在のレバノン国旗の図柄に描かれている。

 さらに地中海各地に植民市を建設していった。ティルスを母市として北アフリカの現在のチュニジアに建設されたのがカルタゴ(前814年に建設したと伝えられる)である。他に、イベリア半島のカディス、バルセロナなどもフェニキア人が築いたとされている。

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2016-12-30 10:13:10 | 豆知識メモ
シュメール:一口メモ

 前3000年頃、メソポタミアで都市文明を最初に生み出した。

シュメール初期王朝は、前3000年紀のシュメール初期王朝(前2900~2335年頃)時代には、ウルク、ラガシュ、ウル、ニップルなど20ほどの都市国家が形成された。シュメール人は青銅器や楔形文字を用い、多神教信仰、ギルガメッシュ叙事詩などの文化を産みだした。

 民族系統は不明だが、メソポタミア地方南部(ティグリス・ユーフラテス川下流)で都市を形成し、メソポタミア文明の基礎を築いた民族。紀元前4000紀(前3000年代)の終わり頃、メソポタミア地方南部の平野部で、麦類やナツメヤシの栽培、牛や羊、山羊、豚などの飼育を行い、キシュ、ウル、ウルク、ラガシュなどの最初の都市国家を生み出した。その民族系統は不明で、前4000年紀前半にメソポタミア南部に移動してきたと考えられている

ラフィネート(raffinate):一口メモ

2016-12-30 09:53:05 | 豆知識メモ
ラフィネート(raffinate):一口メモ

 溶剤抽出の際、溶剤に抽出されない残留分の一般的名称。ナフサ分解で副生する分解油中から芳香族を抽出した残留分は、その代表的な例である。溶剤に溶けない部分をラフィネートという。またモレキュラーシーブを用いるn-パラフィン吸着プロセス(UOP社のモレックス法)において吸着されない部分をいう。

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2016-12-13 20:37:33 | 豆知識メモ
ペリシテ人:一口メモ

 前12世紀頃、パレスチナに定住した海の民の一派と考えられる人々。

 前12世紀頃、エーゲ海方面から地中海東海岸に進出した「海の民」の一派と考えられている。ペリシテ人が定着した地方という意味で、カナーンの地をパレスチナと言うようになった。彼らはガザなどの5つの都市国家(ペンタポリス)を拠点に北部のヘブライ人(イスラエル人)居住区に進出し、鉄器を使用して一時強大となった。「ペリシテ人は職業軍人の重装歩兵が編成する強力な武器を持ち、鉄の武器と戦車軍団、および弓兵をその軍事力の基盤としていた。(旧約聖書の)サムエル記によれば、ペリシテ人は鉄の精錬をどくせんしてさえいたらしい。彼らは各地の拠点に守備隊を置き、征服地の実効的な継続的支配を図った。」

 それに対してセム語系のヘブライ人はいくつかの部族に分かれて戦い、不利な戦いを強いられていたが、前11世紀にはダヴィデ王が各部族を統一してヘブライ王国を建国し、ダヴィデ王はペリシテ人に反撃し、それを打ち破った。旧約聖書の「サムエル記」には、ダヴィデがペリシテ人の巨人ゴリアテを投げ石で倒した物語がある。

都市文明の形成:一口メモ

2016-12-13 20:36:40 | 豆知識メモ
都市文明の形成:一口メモ

 人々が農業生産から分離して集住し、政治・宗教・文化などの拠点として生まれ、文明の形成の舞台となった。それ以後、さまざまな都市が出現、大きく変貌しながら現在に至っている。

 都市は、散在的な農村に対して、ある共通の要素によって人々が集住し、一定の機能を持つ地域と考えることができる。世界史上の都市にはさまざまであるが、都市を形成させた要素で分類すれば、政治都市・商業都市・産業都市・宗教都市などがあげられよう。また、文化的、学問的などの集中した文化都市が形成された場合もある。  また都市の構成員である市民は、自立的傾向を持つことが多く、都市は常に自治的であることが多かった。その典型は古代ギリシアのポリス、古代中国の邑などに始まり、中世ヨーロッパのコムーネなど、都市国家とされる場合もある。都市はこのように権力を生み出すとともに、領域国家や世界帝国に抵抗し、都市同盟を形成することもあった。

BB留分(butane-butene fraction):一口メモ

2016-12-13 20:35:39 | 豆知識メモ
BB留分(butane-butene fraction):一口メモ

 ある化合物に水素を添加すること。例えば、ナフサ分解によってエチレン等を製造する際に副生するアセチレンあるいは不純物として含まれている硫黄等に水素を添加して、これを除去することをいう。水素添加を略して水添ともいう。

■ 脱水素(dehydrogenation)  ナフサ分解及びFCCで副生するガス中に含まれるブタン・ブチレン留分。主としてブタジエンの抽出原料として使用され、ブタジエン抽出後のスペントBBはイソブチレン、ブテン-1 の抽出用及びポリブテンの原料等に用いられている。C4留分ともいう。

カナーン人:一口メモ

2016-12-12 20:15:27 | 豆知識メモ
カナーン人:一口メモ

 古代のパレスチナ地方に活動していた人びと。

 東地中海岸地方は、古くはカナーンといわれ、そこで活動していた人々もカナーン人と言われた。カナーン人が居住していたことから、現在のパレスチナをカナーンの地ともいう。またカナーン人ははじめて表音文字をつくり、それがフェニキア人に伝えられ、さらにギリシア・アルファベットとなった。

農耕牧畜の発生から潅漑農業へ:一口メモ

2016-12-12 20:14:42 | 豆知識メモ
農耕牧畜の発生から潅漑農業へ:一口メモ

 前7000年紀:(約9000年前~8500年前)、肥沃な三日月地帯にジャルモ遺跡などに見られる初期の農耕文明が生まれた。

これは新石器革命と言われている人類にとっての大きな変革であった。これらの遺跡から、土器の使用、ムギの栽培と日干し煉瓦による住居を持ち、定住生活を開始したことがわかっている。この段階の初期農耕は灌漑ではなく降水に依存する天水農業であり、また周辺での羊などの牧畜も行われるようになった。この時期のシュメール以前の人種の系統は不明である。

前6000年紀:この時期の初め頃、まずメソポタミアの北部のジャジーラ(島の意味)と言われる比較的降水量の多い地域でも農耕が開始され、その中頃にさらに両河の下流の沖積平野は定期的な洪水が起こる中で、潅漑農業が始まったと考えられる。その最初はティグリス中流のサマッラ遺跡で、年間最低降水量が200mm以下の地域であるので、灌漑に依存したと思われる。さらに前5500年頃、メソポタミア南部の乾燥地帯にウバイド文化が登場するが、これもサマッラ文化の灌漑技術を継承したと考えられる。このころメソポタミア南部に大規模な定住が進んで都市が形成されていった。

水素化(hydrogenation):一口メモ

2016-12-12 20:13:39 | 豆知識メモ
水素化(hydrogenation):一口メモ

 ある化合物に水素を添加すること。例えば、ナフサ分解によってエチレン等を製造する際に副生するアセチレンあるいは不純物として含まれている硫黄等に水素を添加して、これを除去することをいう。水素添加を略して水添ともいう。

■ 脱水素(dehydrogenation)  目的とする製品を得るために原料である有機化合物から水素を取り除くことをいう。例えばエチルベンゼンを脱水素すればスチレンモノマーが製造される。