春休みのデッサン室

春休みのだれもいないデッサン室。
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ヘクソカズラは化ける!?

2010年09月25日 | 雑事・雑念・雑感
この前ヘクソカズラをアップした時にいつもコメントを寄せてくださるhobashiraさんから教えていただきました。

なんとヘクソカズラは、自分の葉っぱを周りの植物の葉っぱに真似るとのことです。
擬態するそうなのです。

早速身近なところで調べてみました。


このヘクソカズラはお互いに1~2mほどの近所で咲いています。
ここで一緒に咲いている植物としては「アレチハナガサ」です。
画面の中、丸で囲んでいるのが「アレチハナガサ」の葉っぱです。
左のヘクソカズラは右に比べて、大きさはかなり違いますが
「アレチハナガサ」の葉に近づこうとしている努力がうかがえるようです。


違う場所に咲いているヘクソカズラ。

白い丸部分がヘクソカズラ、青い丸部分が元々ここに植えられている生け垣の樹木です。
ここのはだいぶん擬態しています。
上手に化けていますね。


ここも同様です。


また違う場所にヘクソカズラを見つけました。

白い丸で囲んでいる葉がヘクソカズラ、周囲の後のやや大きな葉は元々ここに植えられている樹木。
ここでも化けています。
意識してみないとまったく分かりません。


同じ場所ですが、これはすごいです。

白い丸で囲んでいるのがヘクソカズラ、右のやや大きな葉はここの樹木です。
どうです、ツル状のヘクソカズラなのに葉の茂り方までそっくりに擬態しています。
完璧近く化けています。


最後に我が家のヘクソカズラ。

白い丸がヘクソカズラで、下の葉は山芋。
形はちょっと違いますが、葉の柄?模様?、頑張って真似ています。

ヘクソカズラのすごい能力、確かに確認できました。


ちなみに「ヘクソ夫人の迷宮」という本まをhobashiraさんに教えていただきました。
「立ち読みページへ」をご覧下さい。



ヘクソカズラの真似技はいかがでした。また面白い植物などのネタがあればいいですね。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「ヘクソ夫人の迷宮」のようです。 (hobashira)
2010-09-25 22:31:53
今晩は!
ありましたね。 やっぱり意識して観察しないとダメな様で、
こう見ていると、本の「ヘクソ夫人の迷宮」を読んでいるようです。

葉の形ばかりではなく、その模様・色も真似ますね。
茎(ランナー)もです。
錆びた金属製のフェイス(金網)に絡まったヘクソカズラのランナーは、
錆びた色に真似ていた。とありました。

「ヘクソ夫人の迷宮」の著者・立仙美幸(りっせん みゆき)さんの友人が、
他のブログサイトで、この本を紹介しているのを知り、購入しました。 
本の感想を書いた記事はありましたが、実際に見つけて(観察して)、
この様な記事にしたのはありませんでした。
きっと、彼女も喜んでいると思いますよ。

この本の著者は「あとがき」を病院で書かれた後、発行日を待たずに若くして、
帰らぬ人となったそうです。 多分50代だったと思われます。
ちょうど3年前のことです。
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面白いですね! (ゆめ吉)
2010-09-25 22:49:38
今晩は!
このへクソカズラの観察の記事、ずっと待ってましたよ。
下から2番目なんて、そっくりですよね。
私も歩きながら見ていますが、この葉っぱは見た事ないですねぇ。
何だか不思議でたまらないわ。
どうやって同じ様な葉っぱになって行くのでしょうね。
春休みさんの観察力は凄いわ!
返信する
hobashiraさん、深く感謝です (春休みのデッサン室)
2010-09-26 00:23:25
たった3~40分ほどの犬散歩ついでの観察でした。
にもかかわらず、ありがたいコメントをいただいて恐縮です。
著者の方はもう亡くなってるのですね。
まったく面識ないわけですが、何だか悲しいです。
ヘクソカズラという残念な名前ですが
ボクの心に深く刻まれた素敵な花になりました。
hobashiraさん、ありがとうございます。
感謝します。
返信する
ゆめ吉さん、ヘタレカズラです (春休みのデッサン室)
2010-09-26 00:34:29
↑に書きましたようにボクにとって素晴らしい花になりました。
ほううとう言えば、それぞれの葉っぱをとって
並べて撮影すればよかったなぁ、と反省もしましたが
ヘクソ…という名前にびびって果たせませんでした。
さしずめヘクソカズラにビビってしまったボクは
ヘタレカズラです。
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