平尾の菅生寺(すぎょうじ)はかっての龍門寺子院で本尊は阿弥陀如来。本堂裏に龍門寺など五ケ龍寺を建てたと伝える義淵僧正の五輪塔と、菅生寺中興の慶円の笠塔婆があることで知られています。近年は現世利益として、「呆けぼうし」に利益があるとされています。
吉野川は、日本でも有数の多雨地帯大台が原に端を発し、ここまで大きく蛇行しながら流れてきますが、ここ上市からは、比較的に真っ直ぐおだやかな流れとなります。
上流から流した材木をここで筏に組んで、和歌山県にはいると「紀ノ川」と名前を変えますが、紀伊水道に流しました。人が集まり、市がたち、街の名も「上市」と呼ばれました。
上流から流した材木をここで筏に組んで、和歌山県にはいると「紀ノ川」と名前を変えますが、紀伊水道に流しました。人が集まり、市がたち、街の名も「上市」と呼ばれました。
バラ園の経営など多角経営でも知られるが、千二百年の歴史を持つ古刹です。736(天平8)年に聖武天皇の勅命で、行基が伽藍を建立したのが始まりとされ、その後も、時の権力者によって、保護されてきましたが、明治の廃仏毀釈のなかで伽藍規模は半減し、200体の仏像焼却の憂き目に遭っています。本堂(国宝)・三重塔、鐘楼(重文)など三十余点の重要文化財をを所蔵しています。
山門までは道の両側にゴルフ場の緑が広がり開放感がありますが、山門をくぐれば景観は一変すします。
苔むした参道、石段。鬱蒼としたコジイなどの自然林。市内西部における数少ない自然林として、奈良市の文化財に指定されています。
本尊は、巨岩に彫られた高さ約2mの十一面観音像。
苔むした参道、石段。鬱蒼としたコジイなどの自然林。市内西部における数少ない自然林として、奈良市の文化財に指定されています。
本尊は、巨岩に彫られた高さ約2mの十一面観音像。
本堂は、棟木銘によると、弘安2年(1278)に再建されたもので、鎌倉中期の和様仏堂のすぐれた建築物として知られています。
本堂には、本尊十一面観音立像(重文)が黒漆厨子におさめられているが秘仏として普段は非公開であります。
軒廊に 萩垂れかゝる 長弓寺 朝陽
本堂には、本尊十一面観音立像(重文)が黒漆厨子におさめられているが秘仏として普段は非公開であります。
軒廊に 萩垂れかゝる 長弓寺 朝陽