moon

補助金で守るか、攻めるか

先日、「たまさか人形堂物語」を読んで
文楽を思い出した。

見たことは、友人に誘ってもらって
夏休みの文楽教室に1回。
演目は「孫悟空」
小学生になりたての息子にはよい刺激だったようだけど、
娘にはかなり難しかったようだ。
私は、これくらい丁寧に説明してもらって
丁度いいくらい。

大阪の日本橋にある国立文楽劇場、
補助金をめぐって喧々諤々としているが、
私はここで、ほんの短い期間、働いていた。

仕事は場内アナウンスである。
最初に驚いたのは
通常の場内案内は標準語のイントネーションなのに
演目の題名は上方のイントネーションなのだ。
これが、実に言いにくい。
放送室に舞台監督から「ちゃんとやれ!」と怒られた。
だってよー難しいんだもの・・・
採用したの自分じゃん。
と、ぬるいことを考えていた。
いけませんなぁ、すいませんでした。

放送室には小さなテレビがあって
文楽をみることができるのだけれど、
映像が小さくてよくわかんないから、見てなかったなぁ。
NHKの中継が入る時は綺麗に見えるんだけど。
それも、もう17年も前の話だ。

阪神大震災で、神戸から大阪までの交通手段がなくなって
行けなくなってしまったので、
妊娠してたこともあって、そのまま終了してしまった。

でも、あの頃を思い出すに、
私がアナウンスにはいってた時は
結構いっぱいお客さん入ってたと思うんだなぁ。
12月の忠臣蔵なんて、ほんとに大盛況だった、
ように思うのだけど。

伝統文化は不鮮明な部分も多いだろうし
それを言えば、ほかにもありそうだけど。
こういう問題はよくわからないなぁ。。素人には。

1社間に入っているとはいえ、
驚くほど安い給料だったな。

安藤忠雄設計の建物は行くたびに
放送室への行き方をよーく思い出しながら
鍵を開けたものだった。



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コメント一覧

u-mi
みぽりん
おうっ、まだまだいろいろあるぜぃ。
ふふっ、あんなことも、こんなことも。。。
u-mi
根無し草氏
文化というか芸を守るってむつかしいのかなぁと思います。
明確に利用明細にあらわしたりすることも
難しいですし、
その世界で当たり前のことも、一般的には
考えられないことも多いですし。
今までそこに言及する人がいなかっただけで、
本当はいろいろあると思いますよ。
逃げ腰だと、やられちゃいますね。
守ってもらうんじゃなくて、守らないと。
みぽりん
ほほぅ
しかし あれですね、u-miさん。あなた実に色んな経歴をおもちですね^^。
そんなこともされていたとはっ。
根無し草
結局
大阪市長様は自分が面白くない、興味ないものは
いらないという考えなんでしょうね。

でも文化というのは守っていかないといけないと思うし、
中ノ島に図書館はいらないというのもちょっとね、
考えてしまいます。

大阪市営地下鉄の売店も、今までの業者を切って
ファミリーマートに変えたのも裏ではなにかあるのでは
ないかと思ってしまいます。

勿論文楽側にもっと情報の発信というか、少しでも
広めようとする努力も必要だと思います。

京都の狂言の茂山家なんかほんともう頑張って
ますよ。
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