職場の同僚が3年前に
屋久島に一人旅に行ったときの写真を見せてもらった。
彼女は実にスリムでショートヘアの似合うきれいな人。
とても垢抜けている。
そんな彼女と屋久島はちょっとつながらなかった。
でも、写真を見たら
本気のトレッキングをしていた。
写真は
すごい、ほんとに「もののけ」な感じ。
人はちょっと邪魔なくらいに異物な感じだ。
自然のなかで、人間てそんな感じだもんな。
一人で行った彼女は人のいない森を撮っているわけだけど
トレッキングのときにたまたまであった人と写っていて
「こういうのいいねー、知らない人と出会うんだ」
なんて言ってたら
「もう、それがほんと出会わなくて、私がここで転んで川に落ちても
日が暮れてから、名簿に名前書いて行った人が帰っていない！
と気づいてもらわないと
探してもらえないんですよ。。」と言っていた。
突然現れる鹿に驚いて死んだふりをしようとしているところを
「鹿は大丈夫だよ」と
その一緒に写っていた人達に声をかけてもらったらしい。
面白い人だ、、、この同僚。
小鹿に死んだふりか。
２日目はダイビングをして
（ダイビングも3年ぶりくらいだったらしい。。。すごい私なら無理です。）
３日目の帰る日に軽い目のハイキングをしていて
次に会った人に写真を撮ってもらおうと思っていても
これまた人に全然会わない。
あきらめかけた頃に出会った人に頼んだら
中国人で全く日本語通じず、ジェスチャーでなんとか
伝えたらしい。
「多分、コントみたいだったと思います」
あ、笑ける。
日本にいながらにして
その日初めて会った人が中国人て。
そして、
レンタカーを借りて島を一周。
いろんなところで降りて観光していたら
時間がなくなって
レンタカーのお店の人に
「時間ないんで、じゃっ」って乗り捨て状態で
飛行機に飛び乗ったのだそう。
その帰りの飛行機で出会った
70代のおじいちゃんと文通している29歳の同僚。
深い、実に深い人だ。
私この人好き。
