「探偵は今夜も憂鬱」樋口有介
シリーズ3作目
雨と風と光の憂鬱。
それぞれに、それぞれのタイプの女性がか二人づつ。
人の気持ちのもつれは、一筋縄ではいかないものだ。
女のタイプはいろいろだけど
多分、女という性別をもつ人に言えることは
口からでる言葉なんて
心を乗せなくても、いくらでも操れることと、
気の弱い女はいない、ってこと。
あと、柚木草平について二つ。
一つは、案外真面目で律儀。
二つ目は、女好きなだけで、大してモテはしないってこと。
あぁ、こういう人ね、と思えば
扱いやすいかんじだなぁ。
今回も一生懸命解決、鮮やかでした。