原作が木内一裕、脚本と監督がきうちかずひろ。
さすが、原作通り。
栞ちゃんがなぜ矢能の所にいるのか、というのがおそらくわかりにくかった。
そこも原作通り。
何故ならその前を描いた小説があるから。
そこはちょっと、説明台詞でもあったほうが。。。とも思うけれど
もしかしたら前章を作るのですか?という感じもします。
遠藤憲一氏、よかったです、ほんとに。
もう少し若い役者のほうが。。。と観る前は思ってましたが
とてもかっこいい。
声も好きだし、無頼ででっかくて、結局優しい感じがするのがいい。
妙に綺麗なバーのママみたいなのも出て来なくてよかった。
さすが、原作通り。
美容院のお姉さんも「いる」ということがわかる台詞だけだった。
さすが、原作通り。
栞ちゃん役の子が、ひっつめただけの髪型なのもよかった。
時々あるんだ、その髪、誰がやりますのん?と思うようなのが。
原作通りを期待するものには
これ以上ない脚本。
多分、自分の思わないように変えられるのが嫌だから
自分で撮るのですね。
アウトアンドアウト (100周年書き下ろし) | |
木内一裕 | |
講談社 |