星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

第43回功名が辻 おぼえがき

2006-10-30 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第43回「決戦へ」(10月29日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

豊臣の名のもとに上杉討伐に参加した諸侯たちが自分の味方につくか否か。
大きな不安要素を抱えたままの家康。大名たちの中には参陣しつつも、まだ豊臣
への義と家康との間で揺れ動く者も少なくない様子。敵・味方を見極めるために、
何度も諸侯を試そうとする慎重さはいかにも家康という感じ。
一方、秀頼を擁する三成側にも続々と西側の大名たちが集結。夜討ちをかけずに
あくまでも正々堂々を貫こうとする三成。その正しさに自分たちの欲深さ、小狡
さがあぶり出されるようで嫌だと言い放った宇喜田秀家の言葉が印象的。
また、後のキーパーソンとなる小早川秀秋がついに登場。豊臣を思うなら徳川殿
に。小早川がどちらにつくかでこの大戦が動く、と吹き込む寧々もすごい。
今週の一豊さんは、家康の味方についただけではなく、小山評定の場で精神的に
も物理的にも家康を支え、味方の結束を固めるきっかけとなった最大の功労者に。
両者はいよいよ、関ヶ原の合戦に向かって走り出したのでした。

■俺の立場は? 千代の文
三成からの文が入った油紙の包みを、家康に渡す一豊。
家康の弾劾状とともに添えられていたのは千代の文でした。
ビックリしたのは家康だけじゃなかったんですねえ~。自害覚悟という妻の決意
表明を家康の口から初めて聞かされる一豊。なんだか複雑な表情。
チョット待った。ここは功名的にすごいシーンじゃないですか。ここは絶対に、
一豊の功名でなければならなかったはず・・・。
家康様が感動しちゃったのは、封を切らずに渡した一豊の忠誠心じゃなく、千代
の文のほう?(いや、味方になってくれること自体に謝意は述べていたけれど。)
この事を思いついたのはすべて千代の采配、一豊は言われた通りにしただけ、っ
て事がバレバレじゃないですか? 
千代さん、まさか夫を信用していなかったわけじゃ・・・。むむ。
純粋に夫の功名を後押ししたい一心で自分の手紙を添えたんだと信じたいですぅ。
いずれにしても、弾劾状を入手したおかげで上方の動きが察知でき、家康として
は小山軍議を開く運びになったわけで。
ま、いっか。山内家の手柄であることには違いないわけだしね。

■今度こそ俺が主役だ! “小山評定”
千代の文に主役をとられた一豊。(もうエエっちゅうねん!)
“小山評定”の主役はやたらと声の大きい福島正則でもありません。
先日の「徳川様にお味方いたす!!」に続き、一豊さん一世一代のカッコイイ
見せ場。諸侯の面々を差しおいて言っちゃったよー。
「徳川様に我が城、差し上げまする!」
たしかにこれ、すっごいインパクトのある言葉でしたね。みんなポッカ~ン。
さらに一歩前へ。「・・・・・・お味方すると決めた以上、捨てまする!」
この予期せぬ言葉は、家康様のハートをズバッと射抜いてしまったようで。
「よう言うてくだされた。かたじけない。かたじけない」と、皆の前で一豊の
手を取リ感謝の気持ちを伝える家康。
これで一気に東軍の結束が固まったわけだから、やったね!
ふふ。最後に大きく肩で息をするところ、見ましたよ、一豊さん(笑)。
しか~し!! 実はそれすらも一豊が考えついたことではなかった・・・。
評定の前に、堀尾吉晴の嫡男、忠氏に会っていたことがこのたびの主役の運を引
き寄せたわけですね。堀尾の大胆なアイデアに、名案じゃと感心する一豊さんな
のでしたが。
結局、あの場で発言する勇気を持てたのは堀尾くんじゃなく、自分だったわけで。
「すまぬ」と頭を下げて「茂助の言葉を独り占めしてしもうた」と、目下の忠氏
に謝る正直者。 
いや、怖くて言い出せなかったのは自分の非であると、笑って立ち去る忠氏。
この爽やかさ! さすが上川さんも所属する劇団「キャラメルボックス」です♪
堀尾忠氏役の大内厚雄さん、時代劇もこの役もすごく似合ってましたよ。

■俺についてこい!関ヶ原 Special thanks for 吉兵衛
関ヶ原の大戦を前に家臣たちを鼓舞する一豊。
これぞ、まさしく吉兵衛ののぞんだ主の姿。
大将ならこんなふうに言ってほしい、と吉兵衛が名誉の戦死を遂げる直前に手
本を示してくれた「熱き燃えるような言葉」が、いま一豊の口から自然に湧き
出ているじゃないですか!
いや、これは吉兵衛の借り物なんかではなく、一豊の経験が生きた言葉。
2人の主に仕え、家と領民を守るうちに、自分自身の血となり肉となった本物
の雄叫びだったのだと思います。決して奢ることなく、でも自信がみなぎるそ
の雄々しい姿。家臣たち一人ひとりへの愛情に満ちた眼差しと声かけのシーン
も感動的でした♪
わしが強かったのではない。わしが仕えた主が強かったのじゃ。のところ、好
きです。「我々が徳川様を勝たせるのじゃ」「わしは運が強い。皆も信じよ」
「皆の者、死にものぐるいで共に戦おうぞ!」
あ~、素敵です。こんな主なら、男だってきっと惚れちゃうに決まってますって。
どうか皆さん、死なないで戻って来てね~っ!!
あれ? 今週は全部、一豊さんを中心に書いてしまいました。


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
10/30現在、情報未入手。
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「月刊TVnavi」12月号(発売中)
連載<上川隆也の 一豊 辻の向こうから。>
隣のページに<今月の功名が辻>
●「NHKステラ」11/17号
<功名が辻>永作博美さんにインタビュー。
●「TVガイド」 11/4~11/10号(11/1発売)(←11/2追記)
P13 いよいよ決戦 勝敗の鍵は一豊 の手中にあった。
(「功名が辻」の関ヶ原の合戦について3ページにわたる解説。)
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。

 
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4 コメント

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殿すてきすぎ♪ (しろう)
2006-10-31 00:48:23
ムンパリさんの小見出し(っていうの?)がすごくナイスです~!今回、殿ほんっとにステキでしたね。男こそ惚れますよ、こういうの(笑)家臣たちに向ける目が温かかった。愛すべき主ですね。吉兵衛がきっと喜んでいるでしょう。新右衛門や千代にも見せてあげたかったですよね~(笑)終わりがどんどん近づくようで、次週を待つのがなんだか切ないのですが、でも次へ次へ心ははやります。ドラマにグイグイ引っ張られてます!
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こんにちわぁ☆ (bluestar1719)
2006-10-31 13:14:37
cocktail-lightのbluestar1719です。
いつもありがとうございます。

一豊さんの“言ったもん勝ち”でし
たね☆
いくらいい案を出してもその場で
臆していえないのではダメね。
忠氏は父上になんて報告したの
かがちょっと気になりますね。

一豊さん、かっこよかったです。
土佐藩主になるのももうすぐです。
(ネタバレですが)某サイトでは第46回で
土佐藩主になるようですよ。

http://tb.plaza.rakuten.co.jp/bluestar1719/diary/200610290002/ba6bf/
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惚れるって・・・ (ムンパリ)
2006-10-31 23:59:38
しろうさん、こんばんは。
こんな最後のほうまできちんと面白い大河でヨカッタですね! 細かい軍略まで描かれていてワクワクします。そして、その中に殿が間違いなく生きて活躍しているのがウレシイじゃないですか~!!
そっかー。男こそ惚れる、そうですよね。私たちの場合、どこでもすぐに惚れちゃうんですけどね(笑)。
もうすぐ終わるのかと思いつつ、ほんとに先が楽しみです♪
返信する
茂助パパ (ムンパリ)
2006-11-01 00:03:06
bluestar1719さん、こんばんは。

> 忠氏は父上になんて報告したのかがちょっと気になりますね。

ほんとだ~っ! それ忘れてました。茂助パパ、穏やかに笑ってくれるような気がしますが・・・。
今週の一豊さん、ほんとカッコよかったです!! 土佐にはそんな早くにもう入るんですか。ちょっと心配なんで、ゆっくりでいいんですけど~(笑)。
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