このページでは映画「宮城野」ディレクターズカット版を応援しています。
国立文楽劇場の今月の演目に『碁太平記白石噺』がある。
で、この「白石」はどう読むのか?について。
そこで映画『宮城野』での会話を思い出す。
名無しの女が矢太郎に名前を与えてもらう場面のことはすでに
何度か書いた。その名前が「宮城野」だ。
身内のはずの妹にさえ見捨てられた女が、やっと見つけた自分
の居場所は矢太郎のそば。
こんな重要なシーンなんだけど、実は原作の戯曲にはない。
映画版だけのオリジナルな会話が二人の間で交わされる。
女「あんた、名は?」
男「矢太郎・・・おまえは?」
女「・・・・・・」
男「おまけの命はどうせ名無しか」
女「生まれならあるよ」
男「どこだい?」
女「奥州白石(しろいし)」
男「奥州白石(しらいし)か)」
ニヤリ、したり顔の男=矢太郎。
男「宮城野ってのはどうだ?」
女「宮城野・・・」
男「ああ、揚屋って芝居に出てくる女の名だ」
ん? んんっ?
プレイバック、プレイバック!!
女「奥州白石(しろいし)」
男「奥州白石(しらいし)か)」
約1年前。初めてこの会話を聞いた時、一瞬、矢太郎が台詞を
言い間違えたと思った。いや、ナマの舞台じゃあるまいし。
いまならわかる!
実際にある地名は「白石」と書いて「しろいし」と読む。
宮城野が言った通りだ。
一方、歌舞伎の「碁太平記白石噺 新吉原揚屋」は「しらいし」
と読む。矢太郎が言った通りだ。
映画でこのやりとりを聞いて矢太郎といっしょにニヤリ笑みを
浮かべた人が羨ましい。
言いマチガイじゃないの??なんて思ったワタシは無粋者(涙)。
そして・・・
もしかしたら、戯曲にはないこの台詞を言わせたいがために、
矢太郎役は歌舞伎役者でなければならなかったのでは?
なんて邪推するワタシなのだった。
●このブログ内の関連記事
マイブログでたどる映画「宮城野」&プチ完結♪
19日、女流義太夫で「新吉原揚屋の段」を聞く!
国立文楽劇場の今月の演目に『碁太平記白石噺』がある。
で、この「白石」はどう読むのか?について。
そこで映画『宮城野』での会話を思い出す。
名無しの女が矢太郎に名前を与えてもらう場面のことはすでに
何度か書いた。その名前が「宮城野」だ。
身内のはずの妹にさえ見捨てられた女が、やっと見つけた自分
の居場所は矢太郎のそば。
こんな重要なシーンなんだけど、実は原作の戯曲にはない。
映画版だけのオリジナルな会話が二人の間で交わされる。
女「あんた、名は?」
男「矢太郎・・・おまえは?」
女「・・・・・・」
男「おまけの命はどうせ名無しか」
女「生まれならあるよ」
男「どこだい?」
女「奥州白石(しろいし)」
男「奥州白石(しらいし)か)」
ニヤリ、したり顔の男=矢太郎。
男「宮城野ってのはどうだ?」
女「宮城野・・・」
男「ああ、揚屋って芝居に出てくる女の名だ」
ん? んんっ?
プレイバック、プレイバック!!
女「奥州白石(しろいし)」
男「奥州白石(しらいし)か)」
約1年前。初めてこの会話を聞いた時、一瞬、矢太郎が台詞を
言い間違えたと思った。いや、ナマの舞台じゃあるまいし。
いまならわかる!
実際にある地名は「白石」と書いて「しろいし」と読む。
宮城野が言った通りだ。
一方、歌舞伎の「碁太平記白石噺 新吉原揚屋」は「しらいし」
と読む。矢太郎が言った通りだ。
映画でこのやりとりを聞いて矢太郎といっしょにニヤリ笑みを
浮かべた人が羨ましい。
言いマチガイじゃないの??なんて思ったワタシは無粋者(涙)。
そして・・・
もしかしたら、戯曲にはないこの台詞を言わせたいがために、
矢太郎役は歌舞伎役者でなければならなかったのでは?
なんて邪推するワタシなのだった。
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19日、女流義太夫で「新吉原揚屋の段」を聞く!
全く気づいてなかったんですけど
このシーン好きだったのに^_^;
DVDチェックします(反省)
思えば
「宮城野」との初めての出会いは
昨年3月兵芸でした。
ムンパリさんとすれ違っていたかも…の
あの日(笑)
兵芸上映会のときでしたよね~♪
なんかもっと前からお話させていただいてる
感覚なんですけど(笑)。
これについては歌舞伎ビギナーだからアレ?って
気づいたことかもしれないな、と思います。
白石噺・・・今回は文楽ですけど、この演目を観て
ようやくパズルのピースが1つ埋まったカンジです。