星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

プライスレスな夏、ディーン・フジオカ「SONGS」。

2017-08-11 | DEAN FUJIOKA
昨日8月10日放送の「SONGS」を観た。
福島LIVEでの密着映像。
ディーンさんが歩いてきた道と子供たちの未来への道が故郷の須賀川で重なった特別な夏がそこに映されていた。
ええ番組や~~~(感涙)。


(画像はすべてTV画面をスマホで撮影したものです。)

大阪のLIVEでも「Priceless」を歌う前に語っていた。2017年ツアータイトル「History In The Making」の意味について。
過去のプロセスがあって現在があり、その積み重ねが未来へとつながる。





福島のステージでその話をしようとして涙で言葉が詰まってしまったディーンさん。なんとかいい終えて歌が始まったのに再び、涙で歌えない。(その部分は歌詞を知っているファンのみんなが頑張って歌ったと聞く。)

この番組を見ると、日々の時間の積み重ねが未来につながる、とはそのままディーンさんの過去のプロセスに直結した言葉だった。だれにでも当てはまる表現でありながら、「History In The Making」は実はダブル・ミーニングになってたんだ〜と今頃気づく、鈍なわたし。

故郷が震災のさなか、祖国から遠く離れた地にいたディーンさんの思い。
故郷のために何ができるか。そこから始まった、福島LIVE開催までの長いプロセス。悲願がいつかは果たされると思いつつも、それがいつなのか?私たちもずっと気にかけてきたディーンさんの人生の宿題。
その年の5月に一度帰郷した写真が!(たよりなげな不安げな表情〜)6年たってようやく叶った、その様子を垣間みることができたのがうれしい。




「ジャカルタで作った1曲がきっかけになって生まれた場所に帰って来れた」
「点と点がつながる感じ 過去が積み重なって今があるなって響いてしまった」
ステージでこみあげた涙の理由をこんなふうにコメントしていた。


このひとの言動にはいつも「道」を感じる。
一つは、今まで辿ってきた道とこれからの道でもある、時間の道。ひとつひとつのことは点であっても、それが繋がって線になり、道になっていくことにディーンさんの場合、必然性を感じる。たまたまそうなったのではなく、自分で選んで、信じて歩いていく姿が見える。

先日のラジオ「SUNDAY SESSIONS」のロングインタビューで、「日本ではむしろ音楽でやりたい」というビジョンがあったと、話していた。この時、音楽をやることにこだわっていなければ、当然、福島ライブはない。ただの音楽好きのわがままではなく、強い意志と実行力が備わっている。
ただ、まっすぐなだけ。それだけに誤解もされやすい。


もう一つは、道を求める人としての「道」。
舞台裏を取材した映像でその一端がうかがえた。
自分の人生は自分で選べる、って。子供たちに曲を教えるだけではなく、将来へのヒントを示していた。実際の体現者としての、なんて説得力ある言葉!








子供たちと歌った曲は2つ。「DoReMi」「PriceLess」。
PriceLessについての説明シーン。
「育った国とか環境が違う人たちが意思の疎通ができる Pricelessですね。日本語しか話せないと出来なかったことが違う言葉を喋ることで可能性がそこに広がる。だから選択肢を増やすためにも言語を勉強することもいいことだし、いろんな知らないことを知っておくということはPricelessなことですね。Pricelessの意味わかったかな」

自分ももがき苦しんだ経験があるからこその、示唆に満ちた子供たちとの時間。2日限りの公演に終わらず、未来につながる種、気づきのきっかけを残したのはディーンさんらしいなと思う。ただ音楽が好きというだけの音楽小僧ではなく、自分も求道の途上にある人らしい愛あふれる言葉だと思った。

やっぱり、このひとの言動から今後も目が離せない。このとしになっても悩みのさなかにある私に、気づきを与えてくれるひと。

番組のBGMとして、Pricelessをアレンジしたピアノ曲が何度か流れていた。NHKの制作スタッフがディーンさんを見守るまなざしにも愛を感じた。

ただ、まっすぐなだけ。私はそういうひとをこれからも応援したい。

ええ番組や~~~!!


***********
録画失敗した人・ネットで見たい人へ。
再放送が決まりました!!
●SONGS ディーン・フジオカ スペシャル
8月23日 24:10〜24:35 (8月24日 0:10〜0:35) NHK総合

NHKオンデマンドにもリストアップされています。有料ですが1本108円で見られます。
ネット上で見られるのは便利!
>> SONGS 「ディーン・フジオカ スペシャル」



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