昨日、初日を迎えた京都南座、新派の公演。
私はまだ足を運んではいないのですが、公演チラシについてちょっと。
左が最初のチラシ(裏に情報のあるバージョンと白紙バージョンあり)。
右が現在のチラシ。
どこが違うでしょう?(笑)
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まず、微妙に役者さんたちのレイアウトが違います。
一番違うのは水谷八重子さんの表情。左は不機嫌そう。で、右のお顔。うわ、
こんなに口をあけていいんだろうかと心配するぐらい(笑)笑っておられます。
他の人は全く同じ写真なんですけど~。
これだけ違うと作品までが違って見えますね。
なぜ途中からこっちの写真に変わったのか想像するのが楽しかったりして(笑)。
先日、TVの芸能花舞台「伝説の至芸・花柳章太郎」を見ました。
放映されたのは、新派の女形、花柳章太郎のモノクロの舞台映像でした。
歌舞伎の女形とどう違うのか、という質問に演劇評論家の大笹吉雄さんが、
歌舞伎の女形はできるだけ女であろうと表現するのに対して、新派ではあまり
女を意識して作らない、声も裏声をほとんど使わない、と語っておられました。
と言われても私にはよくわからず・・・。
映像を見るととても女っぽいんですけど(笑)。
また「紙屋治兵衛」の脚本を書いた北條秀司さんも、かなり花柳章太郎に惚れ
込んでいたらしく、ご本人のVTR映像で「女の感情の奥の奥を表現できるのは
この人しかいない。女優さんには申し訳ないけど」と言われてたほど。
その花柳章太郎さんの当たり役、遊女夕霧をちょうど今南座で波乃久里子さん
が演じておられるとのこと。
女の感情の奥の奥をどう表現されているのでしょうか。
来週それを観に行ってこようと思います。
あ、もちろん与之助を演じている役者さんもね~♪
TVで放送された「遊女夕霧」の名場面はここ。
「新派120年記念九月新派公演」
一、遊女夕霧(ゆうじょゆうぎり)
二、明日の幸福(あしたのこうふく)
2008年9月6日(土)~27日(土)
それなのに女優よりも現実の女性に見えますよね。目に見える性別の本質ってなんなんだろう?と考えてしまいました。
「あまり声を作らない」というところは、歌舞伎の女方の中では、秀太郎さんの芸風にそういうところがあるように思います。特に世話物で。普段と変わらないようなトーンでしゃべってるのに、役の女性になってるところが自然体で好きです。
チラシが変ってたのには気付きませんでした。
左の方が構図とかタイトルのフォントとか、まとまってる気がしますけど・・・地味ですかね?
違うところがもうひとつ。(そういうコーナーではない?笑)
明日の幸福の松崎寿一郎役、安井昌二さんとダブルキャストの立松昭二さんの写真が加わってますね。最初はダブルキャストじゃなかったのかな?
名無しコメントはわたしです。
> 目に見える性別の本質ってなんなんだろう?
これはホントに不思議。
自然体だけど女らしいナンテ、実生活の女性にとっても理想ですね(笑)。
世話物の秀太郎さん、はい、私も好きです~。
> 違うところがもうひとつ。(そういうコーナーではない?笑)
ピンポン~♪ そういうコーナーです!(笑)
実は私も気がつきませんでした(わわ!)
そういえば、水谷八重子さんのブログにありましたね。
安井昌二さんは大きな手術をされて復帰されたとかで、会社が
安井さんの体を気遣って、昼が安井昌二さん、夜が立松昭二さんに
なったそうです。
もう一つ。
下の四角い写真の皆様ですが、男性は佐堂克実さん、女性では
鴫原桂さん、瀬戸摩純さんの写真が差し替わってます♪
以上、間違い探しクイズでしたっ!(笑)