星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

読売新聞の広告欄にまたまたインタビューが!

2009-01-05 | AINOSUKEさん
ぼーっとしてると知らないうちに登場している。
最近の愛之助さん。
こんどは新聞の広告欄にインタビューが載っています。
もしかしたら関西版だけかもしれないのでちょこっとご紹介。

「読売新聞 元日第2部 テレビ・ラジオ」14面。
(表紙に天地人ぶっきーの写真がある別刷セット)
新春演劇特集2009というタイトルで、下に松竹座と劇団前進座と劇団四季
の舞台の宣伝記事があり、その上にけっこう大きなスペースをとって掲載。



大見出しは「一つひとつの役を愛して演じる」。
内容は、舞台の魅力や今年の抱負について聞いたもの。
ほかに歌舞伎役者になった経緯など。
本文記事から面白そうなところを抜き書きしてみると、以下のような感じ。

●役者と観客との一体感
・・・・・・・・・・・・
いつも判で押したようなお芝居ではなく、しかも演じている側が楽しまな
いとご覧くださっているお客様は楽しめません。歌舞伎って、出演者とお
客様とみんなで一つの演目をつくるものだと思うのです。
・・・・・・・・・・・・
地域によって客席の雰囲気は違いますね。個人的な感じ方かもしれません
が、西へ行くほどヒートアップしておられるような気がします。芝居への
感想やつぶやきが客席から聞こえることも。
大阪の松竹座で「蝉しぐれ」を主演した時、斬りつけられる場面で
「あっ、危ない、後ろ!」という声が客席から・・・(笑)。
茶の間で楽しんでおられる風情で、役者としてもありがたいと思います。

●松嶋屋で学んだこと
・・・・・・
主役であっても、台詞が少ない役であっても、単に台詞を覚えるだけでな
く、役の性根をつかみ、一つひとつの役を愛し、どう生きてきたのかを掘
り下げ、ふくらませて丁寧に演じていく。私は、毎日自分で工夫しながら
研究する祖父を見て育ちました。それが“十三代目片岡仁左衛門学校”で
覚えた役者としての姿勢です。
・・・・・・・・・・・・
(ここでお父様や叔父様への感謝の気持ちを語ってから)
人から人へ長く継承されてきたことを守りますが、そっくり真似るばかり
ではないのです。教わりながら自分で工夫していく。自分のセンスが試さ
れます。
・・・・・・・・・・・・

●さまざまな経験を生かす
(映画の「私は貝になりたい」と「築城せよ!」の紹介のあとで)
映画は監督に従って綿密に作り、少しずつ分けて撮影していきますし、
昨年、御園座の公演「御いのち」では、石井ふく子先生が舞はこう、鼓の
打ち方はこう、とご自身で指導されました。演出家のいない歌舞伎とは大
きな違いです。
・・・・・・・・・・・・
(1月、2月、5月に上方での歌舞伎公演が多い、と語ったあと)
3月には楳茂都流の襲名披露公演、4月には中村獅童さんとシェークスピ
ア劇にも挑戦します。一つひとつの仕事を次の仕事に生かしながらチャレ
ンジし続ける役者でいたいと思います。


以上。うーん!
初の写真集出版とかシェイクスピアとか、襲名披露とか、歌舞伎の本舞台
とか、とにかく忙しそうな愛ちゃんを、今年もそっと見守り、応援したい
と思う私ですぅぅぅ。
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