「五月花形歌舞伎」初日の気まぐれ日記より。

明治座の「五月花形歌舞伎」が5月3日に初日を迎えました。
関連記事がWEB上でもたくさん出ていますね。

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朝日新聞デジタル　5/3　>> コチラ
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msn産経ニュース（愛之助さんインタビュー）4/27　>> コチラ
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また、6月には松竹座で「上方歌舞伎鑑賞会」があり、めったに
見られない貴重な映画『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』が上映され
ることになりました。「新口村」の生の舞台と２本立てになった
とても珍しい公演です。我當さんが挨拶されます！
映画の中ではもっともっと若かった頃の愛之助さんも見られます。
１日１回上映、それもほとんど平日なのですが。行ける方には
嬉しい情報です。
●「上方歌舞伎鑑賞会」詳細はコチラ


では「五月花形歌舞伎」初日、5月3日付デイリーの気まぐれ日記、
いってみよー。



見出しに実感がこもってますねー。
「来月出演　歌舞伎座は本当に久しぶりです」

「4月は琴平の町を満喫してまいりました。」
今年は奥社まで3回ほど行ってきたそうで、たくさんの緑ときれい
な空気を楽しむのがリフレッシュになっているとのこと。同時に
大好きな花のひとつである桜もたっぷり楽しめたようです。

「金丸座のような芝居小屋は、お客様との距離が近いばかりでな
く、芝居小屋自体が芝居をすることで呼吸をする、というのが肌
で感じられます。また、町の人たちも芝居を盛り上げようと一生
懸命ですし、お客様も芝居を楽しみたい！という思いで訪れてく
ださっていますので、江戸時代の芝居はこんな雰囲気の中であっ
たのではないかなぁと思わせてくれます。」

（金丸座での愛之助さん。3度目の鳥辺山心中は2007年に松竹座
で演じた時よりも身に沿う半九郎だったと思います。両頬を伝う
涙は前よりも多く流れていましたが、ただ泣くだけではなく、感
情をこめながらも新歌舞伎として台詞をうたって響かせる場面も
あり、わたし的には久しぶりに愛之助さんのしっとりとした舞台
が見られてよかったです。また、猿之助さんの源九郎狐は本当に
可愛らしく、切なく、宙乗りでは芝居小屋のお観客の想いを残ら
ず吸い取ってくれ、劇場全体を飲み込んでしまう勢いで喜びを表
現して見事でした。）

連日のように熱狂ぶりが伝わってくる新しい歌舞伎座に、6月に
出演することが決まっている愛之助さん。
「実は、僕自身は、さよなら公演に一度も出演する機会がなかっ
たので、歌舞伎座でお芝居するのは本当に久しぶりです。さよな
ら公演に出演しなかったので、もしかしたら柿落し公演にも出演
しないのでは？　と思ったくらい、久しぶりですが、6月に続き、
7月、そして9月と、花形歌舞伎への出演も決まりました。」
華やかな顔ぶれの先輩たちの後で「花形歌舞伎になってその勢い
が衰えたといわれないように、お客様が楽しめる舞台にしたいと
今から楽しみです。きっと新しい歌舞伎座も、お客様を歓迎して
お芝居をご覧いただけることを喜んでいると思いますので、その
力も借りて、客席とのキャッチボールを楽しみたいと思います。」

その前に5月の明治座！
「本水に宙乗りと、全力で勤めますので、是非ご覧ください。」