星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

マックスフィールド・パリッシュ(1)

2005-09-22 | マックスフィールド・パリッシュ

このブログ名を考える時に頭に浮かんだのがマックスフィールド・パリッシュ。
でも、もう長い間パリッシュが行方不明なのです。
べつに血眼になって探してるわけじゃないけど、ときどきスゴ~ク見たくなる・・・マックスフィールド・パリッシュの画集。ちょっと大きめの本。たしかパルコ出版から出ていたはずなのですが。
かなり前に書店で見て、ファンタジー性を帯びたその不思議な世界にいっぺんに引き込まれてしまいました。
光の使い方が独特なんですよね。それも真昼の太陽ではなく、夕陽だったり月や星のような穏やかな光に照らされているような。そんな感じの絵が多かったように思います。そして、その画集自体がまたノスタルジックで古きよきアメリカの匂いがする本でした。

本が行方不明なので、ネットで調べたところによると・・・
マックスフィールド・パリッシュ  1870年生まれ。
1920年代のアメリカで特に人気のあった挿絵画家、イラストレーター。
<パリッシュ・ブルー>とは、彼の絵の中の独特のコバルトブルーをさす言葉。のちにノーマン・ロックウェルやあのアンディ・ウォーホルにも影響を与えたと言われているようです。

実際にモデルを使って撮影しそれを忠実に描くという手法も、ノーマン・ロックウェル独自の方法かと思っていたら、先にパリッシュがやってたことを今頃知りました。人物部分が妙にリアルに描かれているのはそのせいなんですね。

パリッシュの作品が見られるサイトを探してみました。
私が一番好きな作品は「Stars」。
まるで人魚のような女性の、天空を見つめるその横顔が忘れられません。
ほぼブルーの明暗だけのシンプルな色使いなのに、なんて印象鮮やかなんだろう。
それに、夜なのに明るいのはムーンライトのせいなのだろうか。
それともこのブログのタイトルのような星月夜なのだろうか。

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