これは感想じゃなく、ひとりごと。次へ進むための。
実は・・・蛮幽鬼のレポの続きを書きかけてやめたのは・・・
自分でも不思議なくらい自己完結しちゃったからっ!(←サジ風に)
いつもなら、これもあれも書いておきたい!と思うのに。
なんだか私まで監獄島から解き放たれたみたい・・・。
『SHIROH』や『朧の森に棲む鬼』でも感じたことだけど、ハマるお芝居は
いつも舞台だけで完結せず、見ている私たちをうまく巻き込んでくれる。
観客が想像力で補うことで勝手に物語が膨らみ、その期待感を察知し吸収
してくれた演じ手がさらにどこまでも広げていってくれる気がする。
そんな舞台♪
もちろんストーリーが変わるなんてことゼッタイにありえないんだけど、
私たち観客が凝視して念じれば、明日は物語が変わっているんじゃないか
と錯覚さえしてしまうような勢いが『蛮幽鬼』大阪公演にはあった。
今日よりも明日、同じ日なら昼よりも夜。
少しでも先を見ておきたいと、観劇後には必ず思わされた。
東京から始まった公演の、私などほんの終盤の一瞬を見ただけでこのあり
さまだから、東京から追いかけて見守ってきた人たちにとってはいっそう
感慨深かったに違いない。
大千秋楽の舞台が一番よかったからといって、この日だけを見てよかった、
と言ってしまうのは短絡的すぎる。マラソンのゴールのシーンが一番感動
的だったと言っているようなものだ。
大阪の舞台が盛り上がったからといって、東京公演がよくなかったわけで
はないと思う。(見てないからなんとも言えないけれど。)
そのとき、そのときで見えたものがその舞台の真実。
どの公演日でも、どのシーンでも、愛して、愛でて、愛おしんだ人の勝ち!
・・・ナンテね!
と~ってもこまごまとしたことを書きかけて、私はこんなことを書きたかっ
たわけではない。私はいったい何をしたかったのだろう(←土門風に)と。
私はただ「スバラシイ舞台だった」と言いたかっただけなのに。
そして、いつの舞台でも戯曲の行間をリアルに生きる上川隆也という役者
に今回も打ちのめされたのでした。
美古都の手から奪い取った刀で自分の体を貫いた直後、その両手を美古都
の長い髪に回すときの指は、毎回強さも形も違っていたけれど、決まって
ドキドキする美しさだった~♪
さ、これでようやく次へと進めます(笑)。
さっそく「ヘンリー六世」のインタビューもあるからね。