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本:菜の花の沖
著者:司馬遼太郎
出版社:文春文庫
感想:
江戸時代に淡路島に生まれて、蝦夷を本拠地とする海運業を営む事になった
高田屋嘉兵衛が、ロシアの捕虜となった事で日露外交の主役となる話です。
去年読んだこの雑誌(週間司馬遼太郎4)で紹介されていたので、今回
読んでみる事にしました。
1巻から4巻まではスムーズに読めましたが、5巻は全てロシアと日本の
関係の話ばかりで、嘉兵衛が出て来なくなったので、さすがに読むのを
諦めようかと思いました。
今まで読んだ「坂之上の雲」や「翔ぶが如く」等の長編小説で、同じ事が
何度も出てきて、少しくどいなぁと思うことはありましたが、今回は主人公
の話と一見無関係の話が1冊丸ごと続いたので、読み続けるのが辛かった
です。
でも、5巻でのロシアと日本の話があったからこそ、最後の6巻目がわかり
やすくて、面白く読めました。
これから、この本を読もうとする人は、5巻で諦めないで、絶対に最後まで
読んで下さいね。
この本の嘉兵衛の言葉で一番感動したのは、以下の言葉です。
-他を誹らず、自ら誉めず、世界同様に治まり候国は上国と心得候-
「愛国心を売り物にしたり、宣伝や扇動材料に使ったりする国はろくな
国ではない。」という意味です。
著者:司馬遼太郎
出版社:文春文庫
感想:
江戸時代に淡路島に生まれて、蝦夷を本拠地とする海運業を営む事になった
高田屋嘉兵衛が、ロシアの捕虜となった事で日露外交の主役となる話です。
去年読んだこの雑誌(週間司馬遼太郎4)で紹介されていたので、今回
読んでみる事にしました。
1巻から4巻まではスムーズに読めましたが、5巻は全てロシアと日本の
関係の話ばかりで、嘉兵衛が出て来なくなったので、さすがに読むのを
諦めようかと思いました。
今まで読んだ「坂之上の雲」や「翔ぶが如く」等の長編小説で、同じ事が
何度も出てきて、少しくどいなぁと思うことはありましたが、今回は主人公
の話と一見無関係の話が1冊丸ごと続いたので、読み続けるのが辛かった
です。
でも、5巻でのロシアと日本の話があったからこそ、最後の6巻目がわかり
やすくて、面白く読めました。
これから、この本を読もうとする人は、5巻で諦めないで、絶対に最後まで
読んで下さいね。
この本の嘉兵衛の言葉で一番感動したのは、以下の言葉です。
-他を誹らず、自ら誉めず、世界同様に治まり候国は上国と心得候-
「愛国心を売り物にしたり、宣伝や扇動材料に使ったりする国はろくな
国ではない。」という意味です。