本と趣味の日記

自分の読んだ本と趣味(ガーデニング等)の日記

龍馬を超えた男 小松帯刀

2008年08月06日 00時22分39秒 | 読んだ本
本:龍馬を超えた男 小松帯刀
著者:原口 泉
出版社:グラフ社
感想:
NHK大河ドラマの篤姫で、瑛太が演じている「小松帯刀」を紹介している本です。
地元の人間でも知っている人は少ないでしょうね。
私も、この人の名前をとった焼酎を見て初めて知りました。

幕末の各地方には、小松のように藩主をサポートする名宰相がたくさん
いましたが、今の日本にこのような人物が地方に出てこないのは残念
ですね。
中央政府からお金をもらうことばかりに力を入れていて、政治家に
取り入ってたくさんの金を引き出した人間が出世して、本当の意味で
有能な人間が冷遇されているからでしょうね。

今年の4月にガソリン税が期限切れになったときには、地方の知事らは
こぞって反対してましたが、自分の道路ぐらい必要なら自分たちで
作ろうという地方は、全く出てこなかったですね。

金がないなら自分で働くしかないのに、いつまで親(政府)に頼って
るんだよって感じです。江戸時代でも参勤交代やらなんやらで幕府から
各藩はそれなりに金を使わされていても、自分のところで何とかしよう
としていた藩が一番強かったのに、歴史から何も学んでないですね。
温故知新ですよ。それすら実行できないなんて。。。

情報がインターネットですぐに広がる時代に、中央に人を集めて一部の
人間だけで国を動かそうとするのは、全くの時代遅れの考えです。
これからは、地方分権で広く人材を育成するべきだと思います。

ちなみに、「こまつたてわき」と読みますが、MSのIMEでは漢字変換できません
でした。携帯では一発で変換できたのに、やっぱりIMEはアホですね。
(IMEでは「こまつおびかたな」で変換できます。。。)