本と趣味の日記

自分の読んだ本と趣味(ガーデニング等)の日記

お家さん(下)

2008年04月07日 19時22分37秒 | 読んだ本
本:お家さん(下)
著者:玉岡かおる
出版社:新潮社
感想:
上巻を図書館で借りて読んだので、下巻も図書館で借りようとしたら
予約が多くて3ヵ月後になりそうだったので買ってしまいました。
上巻では、鈴木商店が日本一の商社になるまでの上昇期を描いて
いますが、下巻では、安定期から衰退期までを描いています。
下巻のメインが、よねの前夫の娘である珠貴の人生ドラマになって
いて、倒産する鈴木商店の様子や背景があまり描かれていないのが
ちょっと残念ですが、珠貴の人間ドラマとして読むととても面白い
です。
よね自身が語っている部分と著者が語っている部分が交互に書かれ
ていますが、その違いに戸惑うことなく読めました。これが著者の
作風なのでしょうか?

お家さん(上)

2008年03月22日 23時41分51秒 | 読んだ本
本:お家さん(上)
著者:玉岡かおる
出版社:新潮社
感想:
日清、日露戦争の時代に、個人商店から世界に名をとどろかす
商社となった鈴木商店の女主人の話です。
女主人が語る番頭達の活躍から、欧米列強に追いつき追い越そう
とする、この時代の男達の気概が伝わってきます。
ある意味、女版「坂の上の雲」であり、商人版「坂の上の雲」でも
あると思いました。
NHKあたりがドラマ化したら面白いと思います。
早く下巻が読みたい。。。