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デパートで迷子★そのまま大人

毎日のいろんなこと。

真夏Niプリン★第3章「第2のメール」①

2007-06-09 14:41:44 | 連載小説
3章「第2のメール」

(1)「確率変動」

『彼女』の住んでいる(はず)のアパートは最寄りの駅から徒歩20分。
新しくも古くもないどこにでもありそうなアパート。

アパートの名前は「グルーヴァーズ」。

教えてくれたバンドのメンバーも「THE GROOVERS」というバンド名と一緒なので憶えていたらしい。
(住所も正確に憶えていてくれたらもっと良かったのだが)

このアパートには1階に2つ、2階に2つの部屋がある。

そのうち1階の1つの部屋はドアノブに入居者募集の紙が付いているので、
この部屋ではないことが容易にわかる。

残る3つのうちのどれかが『彼女』の部屋だ。
どの部屋も表札らしきものは見えない。

そして、相変わらず『彼女』に電話をしても繋がらない。

キノシタととりあえず1階の入居者募集の紙が付いていない方の部屋のドアの前に立ってみる。

「ホンマくん、とりあえずピンポン押してみよっか?」

「そう・・・・・だね、それしかないかな。キノシタくん押しなよ」

キノシタはインターホンをそっと押した。
完全に予想通りのピンポーンという音が予想以上に大きな音で鳴る。

ドアがバタンと強く開いて、出てきたのは40代くらいの男の人でなんだか酒臭い。

「はい・・・・・」

男は白いランニングにトランクス、体格もがっしりとしていて筋肉質。
角刈りで無精髭を生やしていて左腕にはタトゥーというより刺青といった方が近いものが入っている。

酒臭くて無愛想だし、明らかに関わりたくない部類の人だ。

「すみません、間違えました・・・・・」

ここは、キノシタよりも先に僕が喋った。

無言でドアがバタンという音とともに強く閉まる。

僕とキノシタは男の部屋から離れてアパートの前に戻った。

「なんで、ホンマくん『彼女』の部屋を聞かなかった?」
ほんとにキノシタも勝手な男だ。

「あの状況で聞けるわけないじゃないか!」

「まぁ、そうか・・・・・」

わかってるんだったら、いちいち言うなよ。

でも、これで2階の2部屋のどちらかが『彼女』の部屋ということになる。
確率は1/3から1/2になったわけだ。

そんなことを暑さでやられそうな頭の中で考えているうちに確率はさらに変動した。

2階の奥の部屋から30代後半の女の人と小学生の低学年くらいの男の子が出てきた。
これから夕食の買い物に行くような様子で僕らの横を楽しそうに会話しながら通り過ぎて行った。

『彼女』の部屋は階段を上がってすぐの部屋だ。

僕とキノシタは無言で手摺りの錆びた階段を上った。

真夏Niプリン★第2章「夏のぬけがら」③

2007-06-08 05:43:36 | 連載小説
2章「夏のぬけがら」

(3)「6時間の出来事」

僕は、いや僕らは『彼女』の住んでいると思われるアパートの前に立っている。

午後4時過ぎなので太陽はまだ沈まずに、
僕らに暑さを与えて水分を奪っている。

彼からのメールを受信したのがAM6:00、
練習スタジオで彼と会ったのがAM10:00、
そして、今現在の時刻4:20。

練習スタジオで彼と会ってから今までの6時間にあった主な出来事は、
おおまかに分けて5つ。

①詳しい説明
②彼=『キノシタ』について
③キノシタの持つ『彼女』=ゴトウのイメージ
④『彼女』の家を間違える
⑤夏のイメージ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

①詳しい説明

Q.なぜ『彼女』は彼の電話番号・メールアドレスを知っていたのか?
A.彼がメンバー募集の貼紙に書いてあった『彼女』の電話番号・アドレスを携帯にちゃんと登録していたから。
ちなみに僕は面倒なのでこの場合に限らず滅多に登録しない。
(それが原因でこっちから連絡がとれないことがしばしばあるが別に不便に感じたことはない)
バンドに入る時も貼紙に書いてあった練習スタジオに直接行ってしまった。

Q.なぜ『彼女』の家の住所を知っているのか?
A.他のメンバーに『彼女』の様子がおかしいと電話をかけたときに聞いた。
 しかし、そのメンバーも記憶が間違っていて(行ったけど言われたアパートは無かった)、
 昼過ぎに再度電話をかけて聴き直すことになる。

Q.なぜ『彼女』は彼に歌詞をメールで送って電話をかけたのか?
A.彼にもわからない。
 特に親しかったというわけでもなかったし、彼女が彼に好意を寄せていたというのも考えにくい。

Q.なぜ『彼女』をそこまで心配するのか?
A.これは僕にはわからない。
 彼は心配して当たり前だよと言うが親しくない人にそこまでする必要はあるのだろうか?
 僕が冷たい人間なのか彼がお節介なのかは第3者に聞いてみないとわからない。
 僕には『彼女』も彼も僕も暑さのせいでおかしくなっているように思えてきた。

Q.なぜ僕には電話をせずにメールで『彼女が死んだ』と送ったのか?
A.他のメンバーに電話をかけてことごとく様子を見に行くのを断られために、
 僕には強引なメールを送って来させるという手段を選んだ。
 (ほんとに迷惑な話だ)

Q.名前は?
A.非常に聞きにくい質問なのだが彼の方から気を利かせて何気なく言ってくれた。
 (もしかすると僕よりも大人なのかもしれない)
 彼の名前は『キノシタ』、で『彼女』の名前は『ゴトウ』
(僕の記憶では『彼女』の名前は木村とか村が付くはずだったんだけど・・・・・)。
 ちなみに僕の名前は『ホンマ』。

②彼=『キノシタ』について

全然『彼女』に関係ない話なのだがキノシタはパンクが好きみたい。
僕とピストルズ・クラッシュ・ジャムの1stが好きという点で同じだった。

年齢は僕より1歳下で18歳だが早生まれなので学年は僕と一緒。
僕は建築系の専門学生でキノシタは短大生。

キノシタは今のバンドが初めてのバンドで、
練習の後にどこか遊びに行ったり・お酒を飲みに行ったりとかするものだと思っていた。

そうはっきりと言われると今のバンドって普通じゃないのかな?

③キノシタの持つ『彼女』=ゴトウのイメージ

ほとんど僕が『彼女』に対して持っているイメージと同じだった。

僕と同じでキノシタも『彼女』の書く歌詞・曲が好きだし、
『彼女』に人を惹きつける何かがあると思っている。

そして、お互いに恋愛の対象として『彼女』を見ていない。

僕らくらいの年齢だと女性を誰でも恋愛の対象というか性の対象として見てしまいがちだが、
『彼女』に関してはまったくといってそういう事はない。

それは『彼女』が女性として魅力が無いとかそういう次元の話ではない。

これまた上手く例えることができないんだけど、
女性モノのファッション誌のモデルに恋をしないのと同じような感じなのかな。

ちなみに他のバンドのメンバーに関しては悪口でちょっと盛り上がった。
(着ている服がありえないとかリフのセンスがないとか、
 『彼女』の作る歌詞・曲を理解していないとか・・・・・・)

④『彼女』の家を間違える

キノシタに住所を教えたメンバーの記憶が違っていて時間を大幅に無駄にした。
僕はキノシタをほっといて帰ろうかと思ったが、
キノシタが悪いわけじゃないのに必死に謝る姿を見て我慢することにした。

その違う住所を教えたメンバーも再度電話をかけたときに、
「ほんとに会いに行こうとしてるの?暇だねぇ」なんて皮肉たっぷりに言っていたらしいが、
キノシタはそれにもめげずに『彼女』の家の住所を思い出すように促していた。

⑤夏のイメージ

再度『彼女』の家の住所を聞いて、そこに向かう途中の電車の中で、
『彼女』がキノシタに送ったメールの書かれてあった歌詞のタイトルが
『夏のぬけがら』だったのでキノシタと僕は夏で連想する単語をいくつか並べた。

・サニーデイサービスの「サマーソルジャー」
・プールで遊ぶ子供達
・草むらに落ちているコーラの空缶
・溶け出すアイスクリーム
・エアコンの無い練習スタジオ
・日焼けした肌

言葉を並べるだけも汗が流れていく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「じゃあ、行こうか」

キノシタの声で我に返る、
暑さのせいでぼんやりしていた。

「そうだね、もうこんな時間だよ。」

真夏Niプリン★第2章「夏のぬけがら」②

2007-06-07 06:14:32 | 連載小説
2章「夏のぬけがら」

(2)「暑さのせいで」

「それだけの理由で死んだって思ったの?」

「いや・・・・・そうなんだけど、違うんだよ。
 上手く言えないんだけどそんな雰囲気だったんだよ」

「雰囲気だけ?」

「だって風の音がすごく聞こえてきてビルの屋上にいるような感じだったし、
 声も暗かったし、掛けなおしても繋がらないし、真夜中だったし・・・・・」

「くだらない。もう俺帰るわ」

馬鹿馬鹿しい。

朝の6時から彼の想像、というより妄想で起こされてここまで呼び出されて、
このクソ暑い日にこんな格好させられて・・・・・

僕は来た道を引き返そうと振り返って急ぎ足で歩き始めたが、
彼が小走りに近づいてきて僕の腕を掴んだ。

「頼むよ、『彼女』の家まで行ってみようよ」
彼の目は少し潤んでいる。

僕は彼の手を振りほどいて言った。

「死んだとかっていうのは君のじゃないか!
 それにそんなに確かめたいのなら他のメンバーに頼めばいいじゃないか!!」

「もうとっくに頼んだよ!!」
彼は今にも泣きそうな顔で続ける。
「でも、ここに来たのは君だけなんだよ」

そりゃあ、そうだろう。
僕も最初から詳しく知っていたらここに間違えなく来ていない。

僕は黙った。
彼も黙っている。

蝉の鳴き声が聞こえる。
もしかしたらここには蝉なんて実際にはいなくて、
想像の中で鳴き声が聞こえているだけかも知れない。

ギラギラした太陽が僕らを照りつけて僕の背中を汗が滑り落ちていく。
彼も鼻の頭に汗をかいている。

彼は僕をまっすぐ見つめている。

蝉の鳴き声が止まった。

長い夏休みの1日くらい彼に付き合っても良いか・・・・・

暑さのせいで出した答え。

「わかった、もうここまで来ちゃったし付き合うよ」

彼は潤んだ目で笑った。

「ありがとう」

真夏Niプリン★第2章「夏のぬけがら」①

2007-06-07 06:14:13 | 連載小説
2章「夏のぬけがら」

(1)「夏のぬけがら」

バンドで使っている練習スタジオは駅から歩いて10~15分くらいの所にある。

このスタジオはエアコンもないし狭くて汚いが、
料金が安いことで有名でこの時間から全室埋まっていた。

僕は全身黒いものを着ているせいで半端ない汗をかいている。

これでベースの男が遅れて来ようものなら発狂していたかもしれないが、
スタジオの入口の所に立っている姿が見えた。

彼は古着の水色のTシャツにSILASの八分丈のチノパンといつもと同じラフな格好で、
ペットボトルのコーラを飲んでいた。

「おはよう」

この暑い日に全身黒で統一している理由がよくわからなくなった僕は、
小さく手を挙げて「おはよう」と挨拶を返した。

「早速なんだけど、これ見てよ」

彼は自分の携帯を僕に渡した。
携帯の画面に表示されているのは『彼女』からのメールだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

[夏のぬけがら]

焼けた砂浜を1人歩いてる
焼けた砂浜が何度も尋ねてる

燃えているのは太陽なのかな?
終わらない夏はどこにあるのか?

波はここまでは届かない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「これは『彼女』が作った新しい曲の歌詞?」

「たぶん。このメールの後に『彼女』から電話があったんだ」

「なんて?」

「聞き取りづらいくらい小さな声で、これが最後の歌詞になると思うって」

僕は・・・・・僕は呆れた。

真夏Niプリン★第1章「彼女が死んだ」③

2007-06-06 06:27:54 | 連載小説
1章「彼女が死んだ」

(3)「回想」

メールを受信してから3時間後の午前9時、
僕はいつもの練習スタジオに向かうために電車に乗っている。

ちなみに服装はbalの黒い半袖シャツにリーバイスのブラックジーンズの全身黒。
洒落にならないくらいに暑い。

比較的この時間だと電車も空いていて、
すんなり座れたので僕はのんびりと窓から流れる景色を眺めている。

『彼女』の事を思い出そう。

名前は、キムラ・・・タケムラ・・・ヨシムラ・・・確か名字の最後に「村」が付くはずなんだけど思い出せない。
メールをくれた1歳下の男の名前は竹田だったと思うが『彼女』の名前を思い出せないくらいなので、
それも合っているのか自信がなくなってきた。

僕も1ヶ月前に入ったばかりだし、
友達同士で始めたバンドじゃないのでこんなものなのだろう。

バンドの編成は『彼女』=ボーカル・ギター
5歳くらい上の長髪の男=ギター
ギターの男と同じ歳(だと思う)の男=キーボード
1歳年下の男(僕より2日遅れて加入・今回のメールをくれた)=ベース
そして、僕=ドラムの5人。

僕とベースの男はメンバー募集の貼紙を楽器屋さんで見つけて入った。

そもそも始まりは『彼女』がきっかけらしいが、
メンバーチェンジを繰り返しているので元のメンバーは『彼女』しか残っていない。

かといってバンドの主導権を『彼女』が握っているというわけでもない。
(歌詞と曲は『彼女』が作っているが)

ジャンル分けが得意じゃないので上手く例えることができないが、
いわゆるベタな下北系のギターロックといったところなのだろうか。

それでも『彼女』の書く歌詞や曲は結構好きだ。

『彼女』の作ってくるモノを形にできるだけの能力や技術がこのバンドに欠けているので、
ベタなギターロックみたいになってしまっていると思うときもある。

僕自身、技術的にも全然未熟だし、
他のメンバーはどう思っているかはわからないが、
僕は音楽で生活していこうとは思っていない。

悪く言えば暇つぶしの手段の1つでしか過ぎない。

『彼女』はどう思っているのだろう?

バンドの結成者である『彼女』はたぶん年齢は僕より6、7歳上の25、26歳で、
(聞いたことないし、女の人に年齢を聞くのも・・・)
ほんとに独特の雰囲気を持っている。

すごく優しいような、すごく冷たいような目。
会話も少ないので何を考えているかもよくわからない。

でも人を惹きつける何かを『彼女』は持っている。
(それが何かが説明できないんだけど)

黒い髪、大きな瞳、細い手足、小さな耳、
メーカーのよくわからない赤いギター、
右手の指輪、x-girlのTシャツ、水色のi-pod、
甘い香りの煙草、エビアン、ポーターのトートバッグ、
コンバースのハイカット・・・・・それが僕が知っている『彼女』の全て。

電車の窓からプールに向かう子供達が見える。
日焼けした腕、水着とバスタオルを詰めてパンパンになっているカバン。

夏なんだな。

電車が駅に目的地の駅に着いて僕は慌てて降りた。

真夏Niプリン★第1章「彼女が死んだ」②

2007-06-06 06:27:39 | 連載小説
1章「彼女が死んだ」

(2)「集合」

自分の部屋に着く前に2通目のメールがきた。

『スタジオに10時集合です』

次に何をすればよいのか思いつきそうもなかったので、
少しだけ2通目のメールでちょっとだけ安心した。

だが、何を着て行けば良いのだろう?

普段の服で良いのだろうか?
ジーンズとTシャツじゃまずいだろうなぁ。

喪服?
そんなの持っていない。
買った方が良いのだろうか?

彼に聞けば良いのだろうが、
そんなこと聞いて常識がないなんて思われるのも・・・

彼女にとりあえず聞こうと思って電話したが出ない。
いきなり朝起きて「彼女が死んだ」とだけ言って出てったから怒るのも無理ない。

電話に出ないだけで済むのなら良いが、
これが原因で別れる事になんてなったらどうしよう。

思わず不安になり僕は、
『今朝はごめんね、今度会った時に話すよ。ほんとにごめん』と彼女にメールを送った。

なんだかつくづく情けない男だ。

もういいや、服装は黒っぽい綺麗めな感じのものを着ていこう。

そんなのあったっけ?

僕は整理されている状態とはほど遠いクローゼットを開いた。

真夏Niプリン★第1章「彼女が死んだ」①

2007-06-05 04:51:53 | 連載小説
1章「彼女が死んだ」

(1)「彼女が死んだ」

『彼女が死んだ』

僕がこの6文字の短いメールを見たのは朝6時だった。
そして、この6文字のメールで僕の長くて短い夏休みは始まることになる。

僕がこのメールを受信したのは彼女の部屋のベットの中。

まだ隣で眠っている彼女とはまだ付き合って3ヶ月。

彼女はまだ眠っていたが、
僕はこのメールで目が覚めて慌てて自分の部屋に帰る支度をしている。

彼女は「どうしたの?」なんて寝ぼけた顔で僕に聞いてくるが、
僕もメールのまんま「彼女が死んだ」としか答えることもできないし、
メールに返信して詳しいことを聞くことさえ思いつかないでいる。

僕は混乱していた。

この『彼女』というのは付合っている彼女ではない。
正確には友達でさえもない。

僕が1ヶ月前に入ったばかりのバンドのヴォーカルの女の子で、
メールをくれたのはそのバンドに僕より2日遅れて入ったベースの1歳年下の男からだった。

週2回・3時間くらいの練習なので『彼女』と会ったのなんて数えられる程度。
『彼女』を含めた他のメンバーとは練習の後にどこか飲みに行ったりしたこともない。

それでも「死」に直面したことのない僕を混乱させるのに十分な材料だった。

僕は彼女の部屋を出て駅までの道を走っている。

とにかく自分の部屋に戻ろう。
それから・・・・・それからどうすればいいんだ?

朝6時だというのに日差しが強くて今日も暑くなりそうだ。

草むらに落ちているコーラの空缶。

僕の、僕らの夏休みが始まった。

真夏Niプリン★プロローグ~世界で1番長くて短い夏

2007-06-05 04:48:49 | 連載小説
プロローグ~世界で1番長くて短い夏

世界で1番暑い夏。

「暑さのせいさ」と歌われるサニーデイサービスの曲。

プールで遊ぶ子供達。

草むらに落ちているコーラの空缶。

水色のミニクーパー

溶け出すアイスクリーム。

焼けた砂浜。

エアコンの無い練習スタジオ。

日焼けした肌。

世界で1番長くて短い夏。

真夏Niプリン★表紙と目次

2007-06-04 13:41:00 | 連載小説
真夏Niプリン/Pudding in summer



プロローグ~世界で1番長くて短い夏

1章「彼女が死んだ」

(1) 「彼女が死んだ」
(2)「集合
(3)「回想

2章「夏のぬけがら」

(1)「夏のぬけがら
(2)「暑さのせいで
(3)「6時間の出来事

3章「第2のメール」

(1)「確率変動
(2)「第2のメール
(3)「ROCKBAR

4章「悪魔を哀れむ歌」

(1)「学校指定カバン
(2)「女の携帯電話
(3)「賭~悪魔を哀れむ歌

5章「夏休み」

(1)「MINI
(2)「捜索
(3)「旅館

6章「真夏にプリン」

(1)「星に近づく
(2)「到着
(3)「真夏にプリン

エピローグ~僕らを迎えに

あとがきにかえて

2007-05-06 07:19:26 | 連載小説
お菓子小説第5弾「HOTCAKE ROMANCE」どうでした?

オチがジョージルーカスの「アメリカングラフティ」のじゃないかと思われた方も多いと思いますが、
なんとなくホットケーキというお題で思いついたのがあの映画と、
「ビバリーヒルズ青春白書」みたいな学園ドラマと、ダンスパーティだったのでこんなのになりました。

みなさんはホットケーキで何を思い浮かべますか?

ちなみに次回の第6弾はガムかプリンになりそうです。
(しばらくは書かないと思うけど)