Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

ひとえの季節

2009-06-13 10:05:00 | きもの・しごと








いちばん、気に入っている今の時期の着物です。








単衣の時期は、急にお客様の質問が多くなります。


「これは、今着られる?」
「帯は何を合わせたらいいの?」
○○を着てはおかしい?」


和装の基本的な常識や目安はあります。


でも、この頃の暑さや、着用日の天気・場所
融通性のあるお答えをするキモノ屋さんや先生方の存在、
同行・同席をする方が何を着てこられるのか・・・
いろいろ考えると、一概に言い切ることは出来ません。


大事をとった常識的なことをお答えした上で
上記のようなことをお話ししたり、
お客様の着用目的などお聞ききしながら
お持ちのおキモノや帯の事も
ご一緒にあれこれ考慮して・・・


結局のところ、私は、ご一緒に考えるだけで
お客様ご自身に答えを見つけてもらうことが多いようです。






暑苦しく見えがちな
黒いキモノ。
綿レースの半衿と
夏の帯締めをあわせます








 ちょっと見より
ずっと透明感があって
糸の撚りのシボもあって
サラッとした着心地が
気に入っています。 




実はコレ、古着です。
差し迫って必要があったので、いつもだったら
決して買わないほどの、ふた周りもちいさなサイズの物です。

身幅だけはあったので、袖丈をだし、裄をだし、
身丈は腰紐を思いっきり低く締めて、やっと着ています。

半衿は、昔洋服をしている時
取引先のレース屋さんにいただいた服地。。。

こんな風に、細かいお針仕事をあれこれ忙しくしています。

手仕事したものを身につけるのって
結構、穏やかな満足感につつまえれて楽しいsymbol7



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2 コメント

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Unknown (ぴんぽんぱん)
2009-06-17 15:56:18
そうですよね・・・。この北国岩手ですら、一重の季節に、夏物が似合ったりしますもの。
でも、Hermitさんは、ほんとに渋好みですねぇ。私もそうだったりしますが・・・時々、パキーンと、反対色で占めちゃったり、可愛い系でまとめちゃったり、遊んでしまいます。「いえいえ・・・仕事場で」という答えが返ってきそうですが・・・趣味が徹底している方なような・・・「ですか?」。でも、昨年この季節、場所は火葬場で、何ですが・・・。濃茶のお着物に喪の帯、そんなご年輩のご婦人の白い半襟が印象的で・・・。悲しみ、寂しさの漂っている空間で、何かしらキリッとした精神の美しさを感じた私でした。そう言う意味で、Hermitさんの、生地の細やかな選択は玄人好みですね~♪
返信する
Unknown (Hermit)
2009-06-17 21:22:58
>ぴんぽんぱんさん

北国岩手も、今年は暑い?
ぴんぽんさんも渋好みでしたか。

私は色の組み合わせがヘタなので、逃げちゃって
悪循環で地味に陥っているかも・・・です。^^;
赤・ブルー・茶系×黒とか、アロハプリント
的な
物なんかは、ときどき色柄も身につけます♪
色って、ひと・場所・組み合わせによって同じ色が
魅力的に見えたりダサくなったり・・・。

火葬場で美しい装いというのは
ちょっと、スゴイ。^m^; 
でも、わかるような気がします。
私もその場に居たら、きっと目をひきつけられたと思う。。。
返信する

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