Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

美術館巡り№2

2005-12-27 12:39:02 | 美術・絵画
中札内美術村

 上:相原求一朗「幸福駅二月一日」
                  下:小泉淳作「筍」

http://www.vill.nakasatsunai.hokkaido.jp/midokoro/bijutumura/bijutumura.html
〒089-1366 
北海道河西郡中札内村栄東5線 電話(0155)68-3003
□開 館/4月下旬~11月4日(期間中無休)
□時 間/10:00~17:00
□入館料/共通券 大人1000円・小中学生600円 
        単独券 大人500円・小中学生300円



 今年、6/11~6/14 北海道を旅した。

 帯広空港から少し南に下りた中札内美術村では、『相原求一朗美術館』・『小泉淳作美術館』・『北の大地美術館』(坂本直行)・『佐藤克教現代木版館』など個性的な建物の美術館や屋外彫刻が見ることが出来る。
 柏林に轢かれた枕木の歩道にそってすずらんの群生を見ながら美術館やレストランに渡る。時間をかけてもう一度訪ねたいスポットだった。

 中でも、画像をUPした二人の画家はもともと好きだったので同時に作品を集中してみることが出来てうれしかった。

 相原求一朗美術館では、近年亡くなった画伯のアトリエが美術館内に復元されてあり、北海道を愛して描き続けられた画伯をしのぶことが出来た。
 必要な色を削り取った絵でありながら、思い浮かべると色の美しさがまず浮ぶ。北海道の大自然の厳しさ・壮大さを描きながらも、絵の中の冷気は、優しい暖かさとなって心に染みてくる。そんな絵を描いた画伯は勝手な想像より、ちょっとダンディすぎるような遺影だった。

 小泉淳作画伯は、名前を失念していて絵を見て「あっ!」。
京都建仁寺の龍の天井画を描いた人だ。確かNHKがドキュメンタリーを撮っていて、私は2度それを見て建仁寺を訪ねた。天井の下に仰向けに寝転がって、TVの画面で見るよりさらに親しみやすい、ひょうきんにさえ思えるような暖かいお顔の龍をしばらく眺めた。小品の蕪や筍一つ一つにも同じ暖かさ優しさが感じられた。


コメント (3)
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